音楽、映画

2017年1月 4日 (水)

怠惰に過ごした三が日

喪中とあって年末年始は自宅で過ごしたが、料理が豊富で食べ過ぎの兆候。食べ物が美味いと自ずと酒量も増える。正月明けのゴミ収集日には大量の酒瓶や空き缶を出すことになるから、ご近所の白い目が気になりそうだ。

これまでも大晦日は自宅で過ごしたが、元旦の夜を自宅で過ごしたのは結婚後初めて。朝から飲み続けて大半をリビングで過ごすという怠惰な正月は格別で、近所は人通りもなく静かだし天気にも恵まれて気分の良い三が日だった。できることなら健康で来年もこんな正月を迎えたいと感じた。
ただしテレビは見たくない。どのチャンネルもバカげた番組が多く、ギャラの安い軽薄な芸人(当然か)や同じような面をしたタレントが続々登場し、せっかくのほろ酔い気分に水を差す。紅白歌合戦も歌の力でゴジラを撃退するという、流行したものを無理やり取り込んで意味不明だったし、どこが面白いのか分からない、こじつけたようなセリフも耳障り。加えて学級会の司会も無理そうな俳優が紅白の司会を務めていたのだから(「務める」などというのもおこがましいが)見るに耐えるものではなかった。

暮れに買ったブルーレイレコーダーを利用して、ホームシアターで古い洋画でも流しておけば良かったと気づいたのは元旦の夜。小学校、中学校時代に映画館に通って見た名作を日本語字幕などに気を取られず眺めつつ、ダラダラと酒を飲むべきだった。そんなわけでことしはテレビをもっと大画面のものにして、スティーブ・マックイーンやアラン・ドロン、チャールズ・ブロンソンなどのDVDをそろえたい。

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2017年の撮り初めは予想通り3日の「カシオペア」。空気が澄んでいる冬場にEF8181が登場とあれば、普段EF81に特別な関心のない自分としてもノコノコ人並みに参戦したくなる。いよいよ好きな車両がなくなり、カメラを担ぎ出す機会がなくなりつつあるとあらば、数少ないチャンスを生かしたい。正月の酒と暖かいベッドに未練タラタラ、今回も大晦日と同じ、手近な場所へ赴いた。

まずは大晦日の写真。

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2016年2月25日 (木)

雪の日のカシオペア

明日から北海道。飛行機、ホテル、レンタカーの手配を終えて残りは機材の準備のみ。もう慣れっこになっているから特別慌ただしく支度するわけではないが、今回は久しぶりにリモコン撮影をしたい。そのため、三脚にカメラをセットして電波の状況をテストしたところ。

リモコンでの撮影についてはこれまでも何度かやってきたが、ファインダーから目を離しての撮影だけに毎回、不安がつきまとう。特に自分が使用しているリモコンは中国製。安い割には数百メートルも電波が届くというものだが、これに頼るのは正直怖い。作動しなかったことこそ皆無だが、中国製という負の「ブランドイメージ」が「次こそは失敗するぞ」と常に囁きかける。信頼性の高いニコン純正の高価なものを買えば良いのだが、年に2、3回しか持ち出さないアイテムに散財する気になれず、いつもヒヤヒヤしながら使っている。
贈呈してくださったH氏には申し訳ないが、とにかくこの海のものとも山のものともつかぬ中国製リモコンは何度テストしても心配。なにしろ輸入元が「壊れることもあるから、そのためにもう一つ購入しておくことをお勧めします。安いのだから」とまで言っているほどのシロモノ。おかげでこれを持参するときはいつもより準備に時間を要してしまう。

さて、それも終わった。
あとは天気予報と高速道路の状況をチェックするのみ。天気については今回、晴れずに少し雪が舞って欲しい場所がある。いつもは晴天を期待するのに今回は逆。ただ、そんなときに限って晴れたりするから、当然そういうことも考慮して順光になるポイントも調べてある。
残り少ないチャンスを臨機応変、生かさないと。

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ところで、下り「カシオペア」を撮った後はヒマを持て余しそうなのはいつものこと。札幌付近まで北上して上りを撮るのは面倒だから、そんなことはしないが、日中は特に撮りたいものもない。日が沈んでからの夜間撮影もはなはだ億劫。函館に出て市電や海峡線に向かうのも食指が動かない。特に今回は単独行だから話し相手もおらず退屈するだろう。

そんな中で唯一楽しめそうなのは某地での貨物列車撮影。すでに前回の旅で2日続けて入り浸ったが2、3時間ならじゅうぶん時間がつぶせる。アップする画像が底をつきかけている今、そのときの写真を使いたいのだが、それをしてしまうと人が集まって黄金の轍を踏むおそれも出てくるからがまんして温存してある。今回の旅行で堪能したら掲載する予定、その節は見ていただいてお役に立てたら幸い。暇つぶしには実に手軽な好ポイントだ。過度に期待させてしまうとガッカリさせるからほどほどにしておくが、幼い子どもがお母さんと一緒に列車を眺めるのに適当ともいえるスポット。童心に帰れることは間違いないと思う。

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毎度おなじみ静狩のオーバークロス。いまさらながらの撮影地だが、昔から好きなポイントだし、撮影地の選定に迷ったときには最も無難な場所でもある。

1月は雪の中での撮影だった。線路に積もった雪が舞い上がったから編成の後部はほとんど見えない。こういうケースでは編成全体をフレームに入れるより、列車を引きつけておいて、ほどほどのところで(編成を)カットしてしまう方が自分好みの絵になると感じている。
通常なら迷わず500ミリ以上で撮るが、雪の降り具合によっては少し短めのレンズを選択するのが賢明。下の写真は400ミリ相当。

ここと人気を二分する通称「宇宙軒カーブ」(洞爺~有珠)には行く気も起きないが、静狩は何度訪れても飽きることはない。

(写真、文:U)

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2015年12月23日 (水)

「第9」

けっきょく趣味というもの、深く追求していくと金がいくらあっても足りない。とりわけ鉄道写真を趣味としてきた自分にとってカメラなどの機材はもちろん、撮影に行くための飛行機代(電車賃)、ガソリン代、高速道路料金も必要。泊まりがけなら宿泊代や食費だってかかる。もちろんそれらを倹約するさまざまな方策はあるが、この年齢になってレンタカーで車中泊したり、コンビニの添加物満載の夕食は健康面からも困難。移動の電車だってグリーン車や、時にはグランクラスで優雅でたおやかに移動したい。

そんなわがままは「身の丈を知らない」と言われそうだが、できることならそれに越したことはないから、つい後先を考えずに散財してきた。幸い自分が所属する会社の有能なる経営陣のおかげで美味いものを食べたり、諸々の経験ができたのだからある意味、「贅沢」を「授業料」と開き直っているが、それも定年まであと少し。65歳までやる気があれば今の仕事(少しは楽になるが)を続け、そこそこの収入は頂戴できそうだが、都会の満員電車に揺られてまでも、通勤し続ける気力を維持できるかどうか不安。ただただ収入を得るだけのために生半可な意識で仕事をしては若い方々に申し訳ないという思いに加え、まして今後、撮りたい車両がなくなるのだから趣味にかける金も今までほどはいらないとなれば気持ちは安きに流されそう。

そんな矢先、K氏のお誘いを受けて小林研一郎指揮の「第9」のコンサートに行ってきた。あまり声高に言えるものではないが、これでも自分はクラシックが好きで、自宅にはそこそこの数のCDがある。ほとんどが有名な曲ばかりだから「好き」というのはおこがましいが、とにかくわが家にはほかのジャンルの曲を凌駕するほどのクラシックがあることは事実。にもかかわらずクラシックのコンサートはほぼ初めて。楽器の名前も知らないし、もちろん満足に楽譜も読めないから、コンサートに行くことに敷居の高さを感じていた。

それが北海道での撮影時、K氏とクラシックの話になり、そのときのことを覚えていてくれた彼が誘ってくれた。

「百聞は一見にしかず」。とにかく素晴らしかった。もうこれ以外の言葉は出てこない。この年齢になって「感動」というものを味わったのは驚きとともに、まだまだ人生には経験してみるべきことが多々あるということを再認識させられた。普通の人が経験することのない業務にも従事してきた自分をもってしてもだ。多くの形容詞を並べ立てても意味はない。来る28日に横浜で開催される同じ小林研一郎氏の「第9」を今度は妻と2人で行くために申し込んだことで、その思いをお伝えしたい。

こうなると一気に深みにはまる自分の性格、ほかのコンサートにも関心が湧く。そしてそれ以外にも、まだやりたいことは出てくるだろう。きわめて現実的な結論でお恥ずかしいが、そのためには健康である以上、収入を得ていかなければならないと考えを一新させられる良いきっかけにもなった。

何事もやらずに死ねるか!

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Kさん、サントリーホールの翌22日は朝から晩まで「第9」を聴いてしまいました。28日は妻にも聴かせてやります。

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先月の水上旅行で撮ったD51の写真、誰もアップする人がいないのを幸いに、画像が枯渇しそうな自分がサッサと掲載してしまう。ごくごく当たり前の写真で、おまけに天気も良くないし煙も大したことのないものだから、お恥ずかしい限りだが、これがニコンのAF70~200ズーム F2・8G ED VR2で撮った最後の写真。12月の北海道で故障したため持ち帰って修理するのも面倒臭く、そのまま捨ててきたためだ。修理費もそこそこかかるほどの故障だったし、それならどうせ流し撮り以外、ほとんど使う機会がないから、F4のもっと軽いレンズを新調した方が良いと判断した。

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上は11月21日、下は22日の撮影。下の写真はD51側を撮って振り返ったもの。架線柱が入ってしまうが、もしこんな角度で柱が入らない場所があったら行ってみたい。自分としては好みのアングルだ。ディーゼル車両の後追いは排煙の影響で撮りにくいが小雨のせいもあって煙が拡散されず、どうにか撮影できた。三脚に据えてあった500ミリを急いで外して手持ちで撮影したが、前のレンズよりも軽量になって手ブレ補整機能も進化したから楽々。

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「北斗星」終焉間際、仕事帰りに立ち寄った上野駅。
今や「北斗星」はもちろん、青いEF510が「カシオペア」を牽くことも貴重になっているようだ。19日に親しい方々とお酒を飲んだ席でそんな話を聞いた。
田端のEF510は残る3両も貨物会社に転籍するようで、その後「カシオペア」が運転される場合はEF81となるらしい。特急牽引機としての役割は短命に終わる。

(写真、文:U)

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2015年1月19日 (月)

名作のロケ地近くの有名撮影地

寒さや体調不良、それに写欲をかき立てられるネタもなく、このところ鉄道撮影から遠ざかっている。カメラのバッテリーもエンプティとなっているのにチャージしようとするきっかけもない。
そして今、北海道に行って不安定な天気の中で寒さに耐えて列車を待っても、「トワイライトエクスプレス」などは日本海側の雪で時間通りに来ないことも多いだろうから無理することもない。何だかんだ言っても鉄道写真はその出来が天気に大きく左右されるのは間違いないジャンルだし、特に自分のように車両中心の写真となればその傾向が顕著だ。

と、言い訳しながらこのところ読書に耽って休日もあまり外に出ていない。
ひと頃、冬になって気温が下がったら「北斗星」の撮影に出かけようとクローゼットの奥から、20年ほど前に買ってお蔵入りしている800ミリを引きずり出したものの、手にした途端、そのあまりの重さにウンザリして、ますます線路が遠ざかってしまった。長ければ良いという、無分別な時分に入手した、ほとんど無用の長物になりかかっているこのレンズには近々、処分という問題が出てくるだろう。二束三文で構わないから、自宅から徒歩で行ける買い取り業者に持っていけば、ムサシノモデルの模型の一つぐらい買えるのではないかと考え始めているが、買ったときの価格を考えればもったいないことだ。

さて、ようやく高倉健主演の映画「駅」のDVDを購入した。この映画1981年、大学4年の時に公開され映画館で見たが、そのときから高倉健と倍賞智恵子の居酒屋シーンが印象的だった。居酒屋店内のテレビから流れる八代亜紀の「舟唄」が大いに場を盛り上げるが、倍賞智恵子の演技が素晴らしい。
就職してからこんな女性がやっている居酒屋を探し求めたが、ついぞそんな都合の良い店には出会えなかった。
アマゾンで¥1900ほどだから興味のある方にお勧めしたいが、40代以上の人向けかも。

で、この映画の序盤に函館本線・白石~苗穂の豊平川鉄橋が登場する。高倉健扮する刑事の先輩(大滝秀治)が拳銃を持った男に射殺されるシーン。このロケ地が、2度ほど行って夜行列車を撮ったポイントのすぐ近く。線路を挟んで反対側ではないかと思うが、こんな近くで名作が撮られていたことに驚いた。

(写真、文:U)

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2014年11月21日 (金)

高倉健さんの死

つい先日、長らく使ってきたFOMAの携帯電話を解約した。2台使用しているうちの1台で、とうとう電源が入らなくなってしまった。修理もできない古いタイプだから継続するならほかの機種に変更するしかなかったのだが、12月に会社からスマホを貸与されるため3台も携帯電話を持ち歩くのが苦痛で解除を決めた。

こちらの電話にかけてくる人はほとんどいないし、ほぼ着信専用だったから以前から持っていても無駄だと感じており、良いタイミングで故障してくれたのはむしろ僥倖。ただ、来月から2台も嵩張るスマホを持ち歩くかと思うと、それはそれで面倒臭いのだが業務用とあらば仕方あるまい。定年までのがまんだ。

ご存知の方は電話帳に登録してある090-5326ー××××の番号を削除してくださいますようお願いします。もし、もうひとつの電話番号をご存知ない場合、メールにてお知らせ下されば連絡いたしますので、ご面倒ですがどうかよろしくお願いします。

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高倉健さんが亡くなって話題になったのがその代表作。

普通に考えるなら「網走番外地」と「幸福の黄色いハンカチ」なのだろうが、思い入れは人それぞれで、「鉄道員」や「八甲田山」を挙げる人も多い。18日は職場でもそんな話が交わされた。

個人的には何と言っても「駅 STATION」。鉄道ファンなら憶えている人も多いと思うが、この映画が封切られるころ、20系客車を使ったキャンペーン列車が全国を回った。EF5861の登板も期待されて自分も気になっていたが、ちょうど就職試験のピークでそれどころではなかった。幸いロクイチの登場はなかったが、ヘッドマークを付けたDD51などでも運転されたから、それなりに注目されたものだ。
しかしそれ以上に映画が良かった。刑事役の高倉健と居酒屋の女将・倍賞千恵子の演技に加え、根津甚八や烏丸せつ子などの演技も印象的。バックに流れる八代亜紀の「舟唄」が効果的で、この映画のDVDをいつ注文しようか考えていた矢先の訃報となった。

もう一つは「ブラック・レイン」。
この映画については主演のマイケル・ダグラス以上に悪役の松田優作の演技が話題になったが、高倉健扮する大阪府警の刑事も忘れられない。DVDも買ったしサントラ盤のCDも入手した。映画のエンディングに流れるハンス・ジマー作曲、グレッグ・オールマンのむせび泣くような主題歌がラストシーンを盛り上げ、かつてアラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンが出演したフランス映画「さらば友よ」のラストを超える名場面となった。

もちろん「幸福の黄色いハンカチ」も素晴らしいが、これはポピュラーすぎてへそ曲がりの自分が賞賛するのは照れ臭いから、あえて上記の2つを取り上げる。

名優の死とともに、昭和という時代がますます遠くなっていく。

(写真、文:U)

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4月撮影

【ご注意】

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