日記・コラム・つぶやき

2017年3月15日 (水)

DDのプッシュプル

2月27日の八高線。この日は北海道から「カシオペア」がEF8181に牽かれて上野に戻るため、こちらは比較的空いているとふんで出かけた。もちろん「カシオペア」撮影を終えてからでも高崎に戻る下り列車には間に合うのだが、そんなにあくせくするのは自分の流儀に則さない。いい年をして中高生の坊やたちと同じように、「あれもこれも」というのは恥ずかしく、午前9時前に家を出て1月と同じポイントへ向かった。

目的は2つ。
1つは下り列車を1月よりもさらに正面方向から狙うこと。つまり、前回よりももっと長いレンズで望遠効果を出すこと。もう一つは前後の機関車の間隔を詰めるように長いタマで圧縮することの2点。これらを課題として撮影に臨むことを決めていた。
晴れれば高崎から小川町に向かう上り列車を前から撮れば2つめの課題はクリアできそうだが、ダイヤを見ると正午に近く日が高い。午後3時すぎの下りの後追いの方が光線は良さそうだし、天気予報によるとその時間帯は曇り。天気が好転する下り列車に焦点を定めることにした。

まずは後追いの写真から。
前からも後ろからも撮ろうという、「2匹目のドジョウ」を捕まえようという浅ましい魂胆だから、バックの民家が写り込んでしまうのは割り切っていたが、コンクリートの建物やビルではなく、屋根瓦のローカルな印象で個人的にはじゅうぶん目をつぶれる範囲。光線も思い描いていた以上に強く、カメラの設定以上に彩度などをいじらずとも鮮やか。客車左の標識をフレームから外そうとするともっと線路寄りに急がなくてはならず、前からの撮影を終え脚立を下りた後、500ミリを装着したカメラに持ち替えてからでは忙しすぎる。まあフロックをもくろんだトライだったから、これくらいで満足しなければなるまい。

(写真、文:U)

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2017年3月13日 (月)

今年初のEF58の画像

このブログを見てくれている友人のS氏から、もっともな指摘を受けた。気づいていなかったのがお恥ずかしいが、今年になってタイトルにある「EF5861」の写真が1枚もアップされていないではないかという内容。言われてみればその通り。

ブログを始めた頃はモノクロを中心に古い写真をアップしてきたのに最近は、「カシオペア」や「北斗星」など、最後まで残った寝台列車ばかり掲載してきた。ネガのスキャンをほぼ完了しているK・Mさんが、懐かしい写真をアップしてくれているが、怠慢な自分はなかなかはかどらない。客車列車がほぼ消滅して、そろそろ昔の写真のデジタル化を始めなきゃと思っていた矢先の忠告だった。

そんなわけだが、スキャナーを稼働させるのにまずは自室を掃除して整理しなければならない。書籍や印刷物に埋もれてしまったスキャナーを掘り起こして使える状態にすることから始めなければならず、それだけでも1日仕事になりそう。新たなネガをスキャンするのにはもうしばらく時間が必要だ。

そこで今回は以前、取り込んだ写真の中からアップする。

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1980年10月12日、片岡~蒲須坂での撮影。栃木国体帰りの回送列車。300ミリで狙った写真が本命で、これはペンタックス6×7に200ミリだから35ミリ換算で100ミリの画角。自分としては旗の付いたお召し列車よりも大窓がよく見える何もない姿の方が好みで、この回送列車に力を注いで場所取りをした記憶がある。

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個人的には61号機よりも好きだった69号機。1979年3月26日、広島駅での撮影。
この日はほぼ同じ時刻に64号機の牽く上りの福井のお座敷列車があって、この後69号機が柳井から下関までを牽く下り旧型客車の撮影をパスした。今になってみてもその判断が良かったのか悪かったのかは分からないが、当時は64号機の撮影回数が69号機よりも少なく、それが理由でお座敷列車を優先した。立ち位置を少しずつ変えながら自分のお気に入りの角度で存分に撮れたこのときの写真は、自分の中で最も好きな69号機の姿だ。ブロニカのEC-TL、ニッコール200ミリでの手持ち撮影。

(写真、文:U)

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2017年3月11日 (土)

1月のDF200「カシオペア」

先月で「カシオペア」の北海道乗り入れも終了し、今月は撮りたい列車もなくカメラやレンズは休眠状態。明日12日の銀座線01系お別れ運転などは、長らく通学や通勤に利用してきた路線ゆえ少しは気になるが、どうせ渋谷界隈はオコチャマ達であふれ返り、そんな喧噪に接すれば不快な思いをするのは当然だから、ノコノコ出向いて貴重な休日を費やす価値はないと判断して自宅で静かに過ごそうと考えている(渋谷発着かどうかは我関せず)。

来月の583系お別れ運転はどうするか。1日が秋田~湯沢往復、8日が秋田~弘前2往復。どちらも行こうと思えば行けるわけで、特に後者はウジャウジャと前夜から場所取りの人が集まるのが必至の陣場~白沢や二ツ井のトンネルさえ外せば、静かに撮れるかもしれないから少しばかり惹かれるものの、ヘッドマークに往年の「はくつる」や「はつかり」など様々なものが採用されるとの毎度おなじみ、確証のない噂が流布されているから、線路際はまた大騒ぎになるだろう。果たしてそこに身を置いてまで時間と金をかけるだけの価値があるのかと逡巡している。

それはともかく「カシオペア」もしばらくは走らない今、行動力豊かなK氏はともかく、仲間の皆さんはどうしているのだろうか?

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1月に撮影した「カシオペア」。
どうせ曇られるだろうと思って行ったら予想に反して晴天。前の晩、伊達紋別の居酒屋でH氏と深酒し、ホテルに帰る道で空を見たら雲一つない。冬の北海道のことだから朝になれば天気も変わると期待しないで翌朝を迎えたが、天気は昨晩のままの青空。当初は静狩のオーバークロスを念頭にしていたが、前夜の「作戦会議」で機関車に日が当たらないことを確認しホテルから近く、他に誰も来そうもないポイントに直行した。
とは言っても睡眠不足。ホテルのフロントでH氏と合流したのは6時半というていたらく(おまけに10分ほど遅刻)。「カシオペア」の前に来る貨物列車にも「スーパー北斗」にも間に合わず、前戯なしにいきなり本番というありさまだった。

後の貨物列車と「北斗」は曇られたが、本命の「カシオペア」は光を浴びて通過したからじゅうぶんに満足。おまけにズームリングをワイド側に回して撮ったコマには指差確認する運転士の姿もしっかり捉えられていた。

ただし忘れられないのが撮影後のドタバタ。
0時半に千歳を発つ便を予約してあったのに、道央道の白老ICと苫小牧西ICの区間に複数のシカが迷い込み通行止め。この間を一般道で迂回しなければならず、レンタカーを返却して空港に着いたのが0時16分になってしまった。荷物を預けて自分が機内に入った後も、かなりの人が乗ってきたから、きっとほかにも同じ目に遭った客が多かったのだろうが、最後はヒヤヒヤさせられた旅となった。

(写真、文:U)

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2017年3月 8日 (水)

DD51の団臨「越後」

前の記事で高崎のDD51をアップしたが、今回は2010年12月に撮った団体列車を牽く同じく高崎のDD51842を引っ張り出した。以前やっていた別のブログに掲載したことのある写真だが、あらためて現像し直してみた。ご覧のような逆光。フィルム時代のリバーサルではとてもここまで救える写真ではなく、デジタル化の恩恵をまざまざと見せつけられたものだ。

単身赴任で大阪に行っていた頃の写真で、自宅に帰っていたこの日は東十条で「あけぼの」を撮った後、ここ蕨~南浦和に移ってこの列車を撮り、北浦和でEF510の「北斗星」を待ち、もう一度蕨に戻って485系国鉄色で運転された臨時「ひばり」を撮影したという、今考えれば豪勢な1日だった。

「出雲」のデザインと「越後」の文字がちぐはぐだが、それはそれで楽しめたのはありがたい。
3月18日からDD51が牽く「サロンカーなにわ」が山陰方面に運転され復路、「出雲」のマークを付けるようだが、それが正真正銘のものであることを楽しみにしているファンも多いと思う。以前は「撮るものがない」と嘆いていた関西のファンも、昨今のJR西や旅行会社による演出にはきっと満足していることだろう。

(写真、文:U)

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以前、トランスエアロ航空のアムールトラ塗装のジャンボ機の写真を掲載したことがあるが、今度はロシアエアラインのアムールヒョウのボーイング777―300。全日空でも2019年に羽田~ホノルル便にウミガメ塗装のエアバスA380を就航させるようだが、トラやヒョウのような猛獣の前では、迫力という点で一歩譲るのは認めざるを得まい。

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2017年3月 6日 (月)

八高線の訓練列車

今年3回ほどDF200の牽く「カシオペア」を撮りに北海道に行ったが、正直なところ、DF200やE26系客車に惹かれて行ったわけではない。いわゆるここ数年、北海道でDD51の寝台列車を撮ってきた「けじめ」とでも言うべきもので、区切りをつけようという思いにほかならない。もしもこの先、しばらくDF200が牽く「カシオペア」が運転されたとしても、DD51時代ほど繰り返し渡道をすることはないだろう。DD51の魅力に比肩するべくもないのは言うに及ばず。

1月、久しぶりにそのDD51を見たくなって八高線で行われた乗務員の訓練列車を撮りに行った。このブログにK・M氏がアップした長いレンズで撮った写真を見ると、旧型客車5両という編成も魅力的で大いに触発された。
問題は八高線には蒸気機関車時代から出向いていないこと。かつて正月に走ったDD51の高尾臨も高尾の駅で103系の快速電車と並んだのを撮ってお茶を濁した程度だから、沿線に足を踏み入れるのは46年ぶりということになる。もはや昔の記憶など全く当てにならず撮影地もゼロから捜さなければならない。前夜、会社でグーグルマップとにらめっこ。ストリートビューも併用して、DD51のボンネット前面に少しだけ影ができるような光線状態の所をようやく見つけ出した。

時間的に高崎に戻る復路しか撮れないのを覚悟で行ってみたら、そこはけっこう有名な場所、そこそこの数の方々が三脚を並べていた。鉄道ファンの嗅覚はやはり大したものだ。
ただ、長いレンズを使えばここは室蘭線の黄金のようなアングルで撮れそう、先客の方々よりも線路際に寄ってDD51主体の立ち位置から捕捉した。線路際にある発煙筒などが目障りではあるが個人的には許容範囲。後ろの客車などはほどほどに見えれば良いから、どうにか自分の好きな絵にねじ伏せることができた。

(写真、文:U)

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2017年3月 1日 (水)

雪晴れの大岸で

「カシオペア」の北海道乗り入れが終息、これで一段落といったところ。最後の撮影は新雪が激しく舞い、客車がほとんど隠れてしまったが、過去2回の撮影でそこそこの絵が撮れたから、最後は北海道らしいこんなシーンがどうしても欲しかった。1月の撮影では太陽に恵まれたものの雪はなく、前週は自分の芸風からはみ出た高い位置からの撮影だったから、ようやく雪がたっぷりあるところで超望遠レンズを使うことができ、そういう意味では本懐を遂げたと言える。

それよりもラッキーだったのは、かねてから撮影したいと思いつつも、なかなか実現できなかったキハ183―104(どうしてだか不明だが、俗に言う「白ボウズ」)を目にすることができたこと。夜、伊達紋別の居酒屋での酒席に間に合わせるため近場の苗穂駅で安易に撮らざるを得なかった1カットだが、おそらくこれが自分にとって唯一無二の写真となる可能性大。4両編成の短い特急ではオーソドックスに収めても絵になりにくいと考え、正面の特徴ある顔をアップで狙った。札幌と網走を結ぶ「オホーツク」のどの列車に充当されるか皆目、見当がつかなかったが、最も理想的な15時前に札幌に到着し、20分ほどで網走に折り返す4号、5号に入ったのは非常に幸運だった。一説では今度のダイヤ改正で消滅するとか。事実ならば最後の最後に滑り込みセーフといったタイミングだ。これが今回の旅行で最大の収穫かもしれない。

まずは積もったばかりの新雪を派手に舞い上げて札幌に向かう「カシオペア」の写真、大岸で850ミリの画角で撮ったものを2種掲載する。

(写真、文:U)

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2017年2月24日 (金)

室蘭線の事故

先週の渡道で撮った「スーパー北斗」。こういう写真は自分の芸域を逸脱しているが、機関車にヘッドマークが付かない「カシオペア」なら、編成重視のアングルが良いと判断し、このポイントを選択した。
被写体との距離が離れているから吹雪いた場合、もっと「接近戦」ができる場所へ逃げることも考慮し、当日の朝を迎えたが、吹雪くどころか駒ケ岳も見える好天。機関車の正面に日が当たらず黒くつぶれるため、本当は曇って欲しいと願っていたが、客車側面との露出差が大きいハードルの高い撮影条件になってしまった。

RAW現像で調整しなければならないほどの明暗差。デジタルの場合、アンダーはかなり救えるから、朝日を浴びてオーバーとなる列車側面をアンダー気味として何度も何度もテストを繰り返す。100コマくらいはテストを重ねたが、刻々と変化する朝日に惑わされ、久しぶりに2台のカメラで2通りの露出をセットし、さらに太陽の光が反射する位置を考慮しながら立ち位置を数歩ずつ変えて本番に備えた。いずれにしても現像する際、編成はトーンカーブを落とし、機関車の前面は同じくトーンカーブを上げなければならないから、双方のバランスが取れた「落としどころ」の露出を見極めておくことが肝要だ。これができるのもデジタルならではだから、後処理を考えつつ露出を見極めておくのは必須。

できあがった「カシオペア」の画像は後日として、今回は本番前の「スーパー北斗」を掲載する。

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【お願い】

アップしてある写真を見ていただく際、画像の上にポインターを持っていって右クリックし、「リンクを新しいウインドウで開く」で見ていただく方が、よりオリジナルに近いクオリティで見ることができます。

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明日から北海道へ行く準備をしていたら23日未明に室蘭線で貨物列車が脱線、下手をすると北海道に乗り入れる最後の「カシオペア」は運休の可能性もあるかと心配していたが、どうやら25日までの復旧を目指して作業が進められているようだ。趣味で撮影に出かける身としては、寒い中で作業する方々に不謹慎ではあるが、ホッとしているというのが正直な気持ちではある。
ただ、新幹線が函館まで延伸し、本州から到着した乗客を札幌方面に運ぶ鉄道輸送が長期にわたってストップすれば、それはそれで影響は大きかっただろうから、そういう面でも早期復旧を目指すだろうとは考えていたが、何はともあれ安堵した。

(上の写真、文:U)

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追伸:けっきょくJR北海道は本日24日夕からの運転再開を発表した。

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2017年2月21日 (火)

北海道行き最終カシオペアの機関車に変更?

北海道で「カシオペア」を撮ってきた。以前、書いたように今回は初めて500ミリを持参せず、いつもより少し軽めの携行品。年を取ってきたこともあって、こういう旅に慣れてしまいそうで怖いが、実際に長いレンズ1本減るだけでこれほど楽なのかと思ったのは正直な感想だ。

今回は大沼プリンスホテルに宿泊したため街中の居酒屋に繰り出せないから、夕食は部屋で取ることにして、函館市内の鮮魚店と寿司屋で刺身などを大量に買い込んでチェックインした。リゾートホテルのレストランで1人わびしく食事をするよりもマシだろう。
このホテル、昔はしばしばスキーなどで訪れたから懐かしさもひとしおだが、鉄道撮影で泊まるのは初めて。函館市内に泊まるよりも撮影地に近いことを考慮して選んだだけあって、予想どおり便利だった。

撮影の方も上々。有名な野田生~落部で初めて寝台列車を撮ったが、何とか狙い通りの絵になったようで1泊2日、25時間ほどの短い滞在だったが有意義な土日を過ごすことができた。

今週末も渡道予定。最後となればさらに大勢のファンが詰めかけるから、なるべくなら喧噪から距離を置きたい。まだどこで撮影するか決めかねているが友人も複数名駆け付けるから、楽しい旅行になるだろう。

広々とした北海道でこの先、客車列車が撮れなくなるのは寂しいが天気に恵まれることを期待している。

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先日、「カシオペア」の北海道乗り入れ最終回の上野~青森間の牽引はEF8195号機の可能性が高いと書いたものの、その後どうやら田端のエース81号機に差し替わったらしい。事実だとしたら順当な措置かもしれないが、北海道内もDF200の1号機になればなどと勝手な妄想もふくらむ。

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1月の北海道旅行から2種。
かつて足繁く通ったお気に入りのポイントで撮った「北斗」と貨物列車。長いレンズだからこそ撮ることができるアングルで、ここに行けばまず誰もいないから静かに撮影に臨む事が可能だった。

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下は先週、会社帰りにたまたま乗り合わせた東京メトロ銀座線の01系ラッピング電車。
通常は表参道で銀座線から半蔵門線に乗り換えるが、この電車に出会ったために次駅、終点の渋谷まで乗車して浅草に折り返すシーンを後ろから撮影した。
思えば銀座線は幼稚園に通う頃から利用してきて途中、転勤などもあったが、計30年以上慣れ親しんだ路線。01系は就職してから登場した車両だが、もはやそれも引退となることを思えば、自分の定年もまもなくであることを再認識させられる。いつも鞄に入っているキヤノンのG10で撮ったお手軽写真。

この「くまモン」のラッピングは24日まで。3月12日にはラッピングを取り去った姿でお別れ運転が行われるという。区間は上野検車区~上野~赤坂見附~中野富士見町~中野車両基地とのこと。ここ渋谷を通るのは3月10日が最終となる予定だが、地下鉄は門外漢ゆえ、行かれる方は要確認。

(写真、文:U)

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2017年2月14日 (火)

北海道行き最終カシオペアは95号機か?

小学校から大学までの学生時代、身の回りにはいつも自分と同じような蒸気機関車ファンや鉄道ファンがいたが、今の会社にも鉄道好きな連中が少なからず存在する。そのほとんどは50代後半の自分より若い世代の人たち。休みの日にはカメラを手に頻繁に撮影に出かけているようで、そんなときに居合わせた同好者から聞きかじってくる情報を連絡してくれるのは嬉しい。もはや出撃頻度が低下して、今月などは今まで1度もカメラを手にしていない自分としては最近のニュースに接する数少ない機会だ。

ただしこの中には憶測とも思えるデマにも近い話も混じる。前にも書いた「カシオペア」の北海道最終日にDF200にマークが付くだとか、583系の最後の運転が「ニコニコ超会議号」になりそうだ…などなど。どこからそんな話が出ているか、ニュースソースを探っても根も葉もないものが混在する。
それでも「へぇ~」と耳を傾けてしまうのは何となく面白いし、本当にそうなれば自分も撮りに行くかもしれないと考えてしまう、いわゆる「鉄ちゃんの性(さが)」が刺激されるというわけだ。

先週末はこんな話を聞いた。
「カシオペア」の北海道行き最終となる今月最後の運転時、上野~青森の牽引はEF8195号機で、北海道内はDF200の1号機だというネタ。事の真偽はその時になれば分かるのだが、前者はともかく(と言うよりも、これはどうやら信憑性が高いらしい)、後者はかなり眉唾モノ。2月初めの「カシオペア」にDF200の、いわゆる前期型といわれる赤いスカートの4号機が充当され、それが最終日の1号機牽引のための試験的意味合いを兼ねたものだという、聞きようによってはまことしやか。DF200の前期型と後期型では出力の差があるから、DD51が重連で牽いていた列車を単機で牽くなら、より馬力の高い後期型が当てられていたものと思われるが、ここへきていきなり前期型4号機の登場と相成り、噂の元はそんなところから出たのだろう。

若い頃、団体列車などを撮りに行くとき、牽引に大窓のEF58が入るかどうか、ずいぶん気をもんだ思い出があるが、今や自分にとってそれほど魅力のある機関車は存在しない。牽引機が何であるにせよ、問題なのはむしろ撮影に行こうという気力が出るか出ないか。ネットなどで情報が豊富に飛び交う今の時代をありがたいとは感じるが、それに対応できる写欲、体力の減退の方が喫緊かつ重要な問題だ。

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ニコンが新機種として予定していたDLの発売中止を発表した。先日のリストラのニュースに続く暗いニュース。ユーザーとしては気になるのも当然。

日経新聞が他社に先がけて書いたリストラの件、ニコンはいったん否定したが、けっきょくは早期希望退職を募ったところ想定以上に希望者が多く、そのためのコストがかさんだことも赤字拡大になったというわけだ。

先走った報道を当事者の企業が取り繕う事は間々あるが、最も問題なのは希望退職は良い人材もかなり流出するから、数年先にボディブローのように効いてくるかもしれないという懸念。この世界での開発力の差は命取り。はたして今回のリストラが東京五輪を控えたニコンにどのような影響をもたらすのだろうか。

デジタルカメラの、しかも高級機でブランドイメージを維持するなら、2020年東京五輪のタイミングで出るであろうD6から動画機能を省いて単価を下げ、報道関係に数を出すことも覚悟しなければなるまい。鉄道写真の大御所と崇められる某写真家が鉄道雑誌に見開きで載せた、家の近所で撮った動画から落としした労咳とも言える写真を見ても、あと3年でムービーからスチールに落とせる時代が来るとは思えない。ある程度の赤字を覚悟してもニコンは、東京五輪を自社の力量を再認識させるための宣伝の場として捉え、起死回生のきっかけにして欲しいと期待する。
そうでなければ、今や宇宙産業に投資を拡大している、あの嫌らしい中国の企業が、ニコンという軍事産業にも応用できるノウハウをもつ会社を買い取るなどという悪夢も生じかねない。

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先月末の583系天理臨。しばらく前の記事に書いたように数年前にここでEF651118を撮ろうと行ったものの、遅れで日没となり引き揚げてきた場所だ。今回は583系の前面をペン画にしたくて、絵のお手本となる写真を撮るためにこのポイントを選んだ。

早朝、ここに来たのは初めてで、日の出直後の光は建物に遮られるタイイングも多く、薄日が当たったのは、思っていたよりも遠くの位置だった。

(写真、文:U)

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下は本番前に来た臨貨。久しぶりに見たEF65PFはJR色とはいえ、そろそろ別れようと思っていた現在の女とのデート中に、昔の女に出くわしてしまったような新鮮さがあった。

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2017年2月11日 (土)

6年前、東浦和で

2011年3月に武蔵野線の東浦和付近で流した581系。
先月、北海道で撮影したDF200のカシオペアなどの写真は、まだ温存しておきたいから古い画像を漁って探し出した。もう6年も前の写真。

この日は早朝、日が上ったばかりの北浦和に「朝練」に出かけ、雪をまとった「あけぼの」が撮れたから気を良くして「居残り練習」を行った。初めての訪問地だが、すでに大勢のファンが構えていて、その輪に入るのが嫌だったから、サイドに回って流すことにした。バックに何もないから流し撮りの雰囲気が希薄で忘れ去られていた画像。早春というべき時期で花粉が多く、目をこすりながら撮影したのも懐かしい。

ことしもまもなくその季節が到来する。

(写真、文:U)

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上の写真が酷いので下はおまけ。

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