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2017年12月11日 (月)

ニコンF2チタンで撮った3カット

ところで、5日に上野駅を「カシオペア」で出発したJR30周年のツアー客は今ごろどのあたりにいるのだろうか?上野を出るときはJR貨物の機関車がJR東の豪華寝台客車を牽引することから、少しは注目を浴びたが、そんなツアーがまだ続いていることなど、乗っている人とその関係者以外はすっかり忘れてしまっているようで、もはや話題にすら上らない。特段、珍しい列車に乗れるような「売り」もなく、ただただ日本を一周する冗長な長旅だから14日に東京駅に着く頃にはツアー客の中にはウンザリしてしまう人がいるかも。このツアー、JR東が主体的に企画し、あとの6社は「お付き合い」しただけのようにも見える。なにしろJR東エリア以外は乗車する列車に取り立てて趣向を凝らしたものがないのだから。いっそ全行程、「カシオペア」で走った方が充実したのではないか。今回の参加者の率直な感想を聞きたいものだ。

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フィルム時代、大学生までは35ミリでオリンパス、ペンタックス、ニコン、キヤノン、ブローニーでペンタックス、マミヤ、ブロニカとさまざまなメーカーのカメラを使った(中古や親戚のカメラもふくむ)。その中で気に入ったのがオリンパスのOMシリーズだったが、社会人になって大口径望遠レンズを使うとなるとどうしてもニコンかキヤノンになる。後にキヤノンに長らく浮気した時期もあったが、けっきょくはニコンが自分のメインカメラに落ち着いた。

そうなるとニコンならではの世界にはまる。1982年当時はニコンのF3がフラッグシップ機だったが、それ以前のFやF2、ひいてはレンジファインダーのSPまでが魅力的に見え、ある日発作的にF2のチタンボディを買ってしまった。
F2チタンには「TITAN」と刻印された一般向け限定品と刻印のない報道用があり(ほかにも塗装だけチタンボディ風の偽チタンと呼ばれる個体が存在した)、どちらも購入したが今では状態の良いものは手元に残っていない。買ってはみたもののコレクターズアイテムだから傷をつけるのが怖く棚に飾っておくだけの「置物」と化し、やがてバカバカしくなって手放したからだ。1台¥90000ほどのカメラを何台も買って、実戦に使えないのではカメラとして機能しない。購入から1~3年でほとんど撮影に使わずに手放してしまった。

今回アップするのは最初に入手したF2チタン(報道用)で撮った12コマのうちの3枚。栃木国体行幸啓の車列と、そのすぐ前、1980年10月6日に試単6993列車で試運転に向かうEF5861号機。毎度おなじみの場所での61号機の写真。チタンボディだからといって良い写真が撮れるはずもなく単なる自己満足で無意味に使用したときのもの。

ただしその後、購買欲をそそるカメラが世に出なくなって再びチタンを入手したり、保証書付きのFブラックやF2、F3の高速モータードライブセットを買ってしまったから、ニコンの世界にはどっぷりと足を踏み込むことになってしまうのだが。

(写真、文:U)

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上2枚は変わり映えしない品川駅での撮影。お召し列車牽引の5日ほど前の姿で、足回りなど、普段より手入れが行き届いているように見えた。

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宇都宮市内でたまたま出くわした行幸啓の車列。先頭のオープンカーは栃木県警本部長か?商店のたたずまいなどを見ると、ずいぶん古い時代のようにも感じる。ロイヤルプリンスに乗っているのはもちろん昭和天皇。

3枚とも105ミリで撮影。マウント部に傷かつくのを危ぐして、常に105ミリを付けっ放しにしていた。

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コメント

 こんばんは、貴ブログは毎日欠かさず拝見しています。
美しいロクイチもいいのですが、宇都宮市内の行幸に目がいきました。
文面にもありますように、写真だけ見ますと昭和30~40年代の佇まいです。旧ナンバーを付けた1960年製のインパラ、ロイヤルプリンスは歴史を感じさせます。白バイの後方は、世界最大のFF 1975年製のキャディラックエルドラードですね。
 中でも興味深いのはロイヤルプリンスです。この車のミニ版のグロリア1970年型に乗っていました。通称縦グロといわれ、キャディラックを模したスタイルでウインカーも赤いランプでした。エンジンが有鉛仕様だったので、レギュラー仕様のL20に載せ替えたのも懐かしいです。

 寒波が襲来し、寒さが厳しくなってきました。こんな寒い日はEF58のスチーム暖房の効いた列車で温もりたいですね。

投稿: 元鉄道ファン | 2017年12月11日 (月) 22時17分

「元鉄道ファン」さま、ここしばらく慌ただしく過ごしていたためコメントの開示、並びに返信が遅くなって申し訳ありませんでした。そして記事を補完してくださる内容に、こちらこそ勉強させていただきました。
この写真は何気なく撮影したカットでしたが、バックには個人商店も並び、今となってはどこか映画の「三丁目の夕日」を思わせる雰囲気を感じております。沿道の警備も緩やかで、昨今の厳重なものよりも和やかさも漂って懐かしさもひとしおです。

有鉛仕様のグロリアのエンジンをレギュラー用のL20に載せ替え使用されていたとのこと、きっと大事にされていたのでしょうね。


投稿: U | 2017年12月15日 (金) 14時28分

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