« 交流区間で「カシオペア」撮影 | トップページ | 南部縦貫鉄道撮影会① »

2017年11月24日 (金)

サロンEX「そよかぜ」

けっきょく、22日に行われたEH500とE26系「カシオペア」客車の試運転を撮影に行ってきた。正直に言えば、あまり魅力的な被写体ではなかったのだが、行ったら行ったで面白かったというのが感想。往路は何とか影も出るような薄曇りだったから、福島、宮城県境付近まで足を伸ばした甲斐があったというもの。長いレンズを持たずに新幹線とレンタカーを使ったおかげで、19時すぎには帰宅できたから体力を消耗しなかったことも幸いだった。

朝6時20分、東京駅発の「やまびこ」で現地入りしたのが、下り列車がギリギリ順光になる可能性もある場所。その先のカーブは晴れれば確実に機関車の正面にも日が当たるが、客車にはロープがかかってしまうから、編成重視でその手前の、線間にロープのない直線を目指した。いくら前面に日が当たるとは言え関心のない機関車だし、わざわざ遠出してまでそんな写真はご免こうむりたい。一緒に行ったH氏ともすぐに意見が一致したのは、互いの考え方をよく知っている長い付き合いの間柄としては当然だった。

意外だったのは9時前、列車通過の4時間前に到着したのに一番乗りだったこと。注目の高い列車だから前夜から三脚が立てられていて、すでに立ち位置はないかもしれないという危ぐは杞憂だった。もう一つ、恵まれたのは次に来た方々がフレンドリーな人たちで、無線で列車の接近を聞き注意喚起してくれるなど、周囲へも配慮してくれるグループであったことだ。帰り際に簡単にお礼を申し上げたが、このブログを見て下さっているとしたら再度、謝意を伝えたい。

一方、相変わらずだったのが追いかけ組。都内や埼玉県内から何度も列車を追い抜いて通過直前にあたふたとやって来た連中だ。毎度のことだから、どうせ現れるだろうと予想していたが、人の後ろに入って、どんな体勢で撮影するのかなどと聞かれてもまともに答えるのがアホ臭い。ピンポイントでここに来て早くから待っている人間の後方に三脚を立てるなら、前にいる人間がどんな体勢で撮ろうとも自分で勝手にかわせば良い。こちらの知ったことではない。仮に前の人間が座って撮るつもりでいても、状況によっては立ち上がるかもしれないわけで、意地ましく何度も撮ろうという魂胆で追いかけて来るなら、思い通りのフレーミングにならなくとも、あるいは撮れなくても仕方がないとリスクも覚悟しておくべきだ。また、先にスタンバイしていた人に撮るときの体勢をたずねるのなら、それ相応の言葉遣いに気をつけるのがマナーなのに、昨日はそうでない方々も存在した。まあ、社会常識などに関してさまざまなレベルの人間が集まるのが趣味の世界だと割り切れば、無い物をねだっても不毛だが…。
追いかけ撮影そのものを否定するわけではないが、それをやるなら相応のマナーと覚悟をもって臨むべきだ。

ともあれ、機関車と客車の組み合わせを考えれば、何度も走る列車ではないから、満足し得る光線下で撮れたことを素直に喜びたい。なお29日には本番に沿った上野発16時50分、東仙台(信)着2時すぎのスジでもう1度、試運転が行われると聞いた。本番のバルブ撮影の下見には丁度良いだろう。

今回の写真は後日。

************************************************************************

1987年9月にK氏と撮影した「サロンエクスプレス そよかぜ」。もちろんパンタグラフなどを入れたコマもあるが、それを出すとヤバイ場所だから、ピントを追ってフレームアウトした画像を選んだ。この頃はオートフォーカスなどまだまだ発展途上で、マニュアルでピントを追っていた。若い方々は難しそうに感じるだろうが、長いレンズだと列車の動きもゆっくり見えるから意外と簡単だ。もちろん百発百中に近い現在のデジカメのAFと連写性能に太刀打ちできるものではなかったが、それでも手痛い失敗は滅多になかった。

(写真、文:U)Img1221

|

« 交流区間で「カシオペア」撮影 | トップページ | 南部縦貫鉄道撮影会① »

カメラ」カテゴリの記事

執筆者U」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

コメント

Uさま、お久しぶりです。ブログはいつも楽しみに拝見しています。最近は懐かしい写真もアップされて、以前にも増して楽しみです。
今回の追いかけ撮影に関するご意見、まったくその通りだと思いました。わたしも今までも追いかけ撮影者が、列車通過直前に駆け込んでくることに不快な経験をしたことが何度もあります。しかしながら今回の記事でUさまが書かれたように、後から来た人間が自分が狙ったような写真を撮れないとしても仕方のないことだという表現がドンピシャリで嬉しくなりました。写真の質も高レベルでありますが、こういった指摘にも賛同する事が多く、こちらのブログから目が離せません。今後も楽しみにしています。

投稿: 北の凸凸 | 2017年11月24日 (金) 21時02分

「北の凸凹」さま、久しぶりのコメント、ありがとうございました。追いかけ撮影をやる人は多いようで、反論が殺到するのではないかと身構えていたところ、それはなく、賛同のご意見を頂戴し心強く思いました。しょせん「二兎を追う者は一兎をも得ず」ではありませんが、二兎目以降は撮れれば幸いだと思って臨んでくれなければ、早くからそのポイントでどうしても撮りたいと先乗りしている人の迷惑になってしまいます。そういう事もふまえずに先日は大の大人と思われるひげを蓄えた奴が、ガツガツ乗り込んできたのには辟易しました。しょせん親のしつけがダメだったり、自分を客観視できない方なのでしょうね。楽しむべき趣味もこういう輩と一緒になったときは最悪です。今回は我々の次に来られた方々が素敵な人たちだったおかげで我慢できましたが、そうでなければ本番時に立ち上がっていたかもしれません。

投稿: U | 2017年11月26日 (日) 20時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1215589/72291138

この記事へのトラックバック一覧です: サロンEX「そよかぜ」:

« 交流区間で「カシオペア」撮影 | トップページ | 南部縦貫鉄道撮影会① »