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2017年10月13日 (金)

139号機ならではの「カシオペア」

上野発16時20分では、天気に恵まれなければそろそろ下り「カシオペア」の撮影は困難になってくる季節だ。何しろ今年の夏の運転日は曇天や雨ばかりで、夏らしいギラギラとした強い日差しの下で撮影するチャンスは少なかったため残尿感が強い人も多いだろう。

今回の写真は9月2日の撮影。数年前からこの光線下で撮りたくて狙っていたものだけに、自分自身の満足感はそれなりに高い。9月の初旬を「夏」とするか「秋」に分類するかは微妙だが、「晩夏」「初秋」と細かく区切ってみても解釈は人それぞれ異なるかもしれない。個人的には「夏」と括りたいところだ。

この日の午前中は雲が多めの晴れ。夕方になって雲が切れて太陽が出るかどうかは全く予想できなかった。「カシオペア」に備えて休みにしてあり午前中から空が気になっていたが、昼前になっても雲の量は相変わらず。機材は準備したものの出かけるかどうかの判断が下せないでいた。ただ、牽引機が青森から転属してきた双頭連結器の139号機。まだ自分自身は「カシオペア」で撮ったことがない。晴れれば連結器周辺に影が出てメカニカルな印象だし、車体色も鮮やかな赤だから81号機や95号機よりも彩度の高い色が出る。何としても撮りたい機関車ということもあってダメ元で出かけることにした。渋滞情報を見ると首都高速もガラガラ。現に日中だというのに1時間ほどで着くことができた。一番ありがたかったのは気温。暑いと日差しを遮るもののない場所だから風もあって涼しいことが助かった。数年前、ここでEF510牽引だった「カシオペア」を撮ったときは熱中症になりかかり、たまらず駅前の喫茶店に駆け込んだ記憶さえある。
雲も14時すぎには消え、通過まで2時間半を前にして晴れることが確実な情勢となった。先客がお一人いらしたが、ひさし付きの139号機ゆえ、少しでもその影が目立つように、後方の、幾分高い立ち位置を選択した。
肝心なのは露出。列車の後方は日が当たらないとはいえ、16時40分の通過だとまだ明るい。暗く落とすために露出をアンダーに切り詰め、機関車は後で明るめに補整することを前提とした。それでも結果的には夕日が強かったのが幸いし明暗差が際立ち、機関車の補整もほとんどしないで済んだ。帰りの首都高速もスイスイ。何から何までうまく運んだ一日となった。

(写真、文:U)

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