883系のお披露目会
1992年6月から1995年6月までの3年間、福岡に赴任していた時代に博多駅で行われた883系電車の「お披露目会」。息子が生まれたのが1994年だから、撮影もこの年の夏だったように記憶している。
奇をてらったような水戸岡デザインは大嫌いだが、斬新なデザインを売りにしたかったのだろう。先頭車の前面に、今となっては使われていない、中身の見えないゴミ袋のようなカバーをして試運転を行い、博多駅でのお披露目会でそれを外すという「ショー」が仕立てられた。
テープカットとともに瞬時にカバーが外れるような仕掛けではなく、人力でエッサホイサとカバーははがすという、実にのどかで素朴な演出だった。電車区のある南福岡からは後部となるものの、車掌室の窓にまで目隠しをして運転したのだから、貨物列車ならいざ知らず個人的にはむしろそちらの方がビックリした。安全確認上、問題はなかったのだろうか?(→客扱いしていない場合はOKなのか、自分には知るよしもないが)
ゴミ袋のビニールの如きカバーを被せ、ホームレスのような姿で九州最大のターミナルへの入線させるよりは、いっそ南福岡から機関車で博多まで引っ張ってきた方が、連結器の問題はあったにしても「流れ」としては美しかったような気がするのだが…。当時、現地のファンの失笑を買った記憶がある。
(写真、文:U)
南福岡から博多駅への入線時、小倉方はこんなビニールで覆われていた。まるで建設現場の養生。
熊本方のカバーは小学校の体育用具のカバーのごとき厚手のもの。
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本日、出社の際、通りかかった「フレッシュベーカリー神戸屋 新橋駅店」でサンドウィッチを買ったら隣で外国人のカップルが商品(パンなど)を手で持ってスマホで撮影していた。ご本人たちがそのまま購入するのかと思いきや、もとの棚に戻して出て行ったのを見てビックリ。人の口に入らないものならともかく、食品を手にして写真を撮り、買わずに元に戻すという行為にあきれ返ったのは言うまでもないが、同時にそれを目の当たりにして注意しない店員にも愕然。やめさせるべきだと伝えたが、何が悪いのか理解できない無反応な様子にはもっと驚いてしまった。いったいこの店、どうなっているのだろう??? 自分が買おうとレジに持って行ったサンドウィッチを買う気も失せてしまったが、買わなかったらその外国人と同じ行為に見なされてしまう。2度とこの店で買うことはないが、凄い光景に出くわしてしまった。
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コメント
お久しぶりです。
電車が機関車に牽引されて展示された例として、近畿車両で製造されたJR九州の787系が、甲種輸送の途中に大阪駅で展示されたことが挙げられます。
詳しくは
https://twitter.com/senshuliner/status/853596281406496768
https://twitter.com/yogoren/status/476693794545344512
をそれぞれご参照ください。
当方はこれ以外は知りません。
投稿: ゴハチ信者 | 2017年10月29日 (日) 09時24分