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2017年3月 3日 (金)

キハ183―104

北海道で撮った古いモノクロネガを見ると、まだ現役だった蒸気機関車に混じってキハ82や10系などの気動車の写真が出てくる。小中学生だったからSL以外の車両にフィルムを消費することを自重していたものの、蒸機が来る合間のヒマつぶしに撮ったカット。今考えればもっと撮っておけば良かったと思うが、フィルムが足りなくなって現地で入手するのもままならない時代では至極当然のことだった。

キハ82をはじめとする特急用気動車は蒸気機関車一辺倒だった当時の自分にも格好良く映った。北海道の特急は編成も長く、SL消滅後もそれらを撮りに渡道するファンも多かったのも理解できる。ホンネを明かせばEF58よりも好きだったかもしれない。鉄道模型でも蒸気機関車以外の車両としては最も早い段階で入手したほどだから。

今、北海道で走っているキハ183にも魅力を感じる。ややもするとブタの貯金箱のように見えるスラントノーズ車よりも貫通扉のあるタイプで、室蘭線で言えば札幌方(下り側)の幌があるのがベター。これまでも「スーパー北斗」ではなく「北斗」に関しては、なるべく押さえるように心がけてきたつもりだが、1月に久しぶりに北海道で「北斗」を見たら編成が長くなってその傾向はより強くなった。経営が苦しいJR北海道ではまだしばらく活躍するだろうから、今後も数少ない被写体の一つとして心に留めておきたい。

前振りが長くなったが、その中でも今回、初見のキハ183―104(どうして「白ボウズ」と言うかは謎)は格別だった。ウィキペディアによれば、電源装置付きの中間車キハ184形を先頭車(キハ183形)に改造した車両で計4両が製造され残っているのは104号のみ。昔からたまに鉄道雑誌などで見かけたが、国鉄時代のキハ82などに準じた塗装よりも現行のものの方が良いというのも珍しい。常に気になる存在だったが、このほどようやくその姿を見る機会に恵まれた。

撮ったのは前の記事にも書いたように苗穂のホーム。かつて機関区がありC57やC58、D51の写真が残っている、それなりの思い出がある地。とはいえ札幌の次駅で手軽に片付けたのは夜の宴会への移動を考えた末のこと。前面をアップで撮れれば本望だから、あまり 場所にこだわっても仕方がない。2月25日はときおり雪が激しく舞う曇り空、15時すぎに札幌を出るスジでは岩見沢方面まで出かけて撮っても露出がつらくなることも言い訳にできるだろう。

バックが良くないのは自業自得。前の記事に使った「カシオペア」のようにもっと雪を舞い上げてくれればベターだったが、札幌を出たばかりでは速度もほどほど。諸々の条件を鑑みれば、ほとんど架線が写らないポジションを見つけられただけ少しはありがたいと開き直っておこう。

ちなみにこの写真は「オホーツク5号」。4号で網走から札幌に着いた編成が約20分ほどで折り返す。したがって4号を後ろから狙えば1回余分に撮れたわけだが、雪の中で後ろから撮っても舞い上がった雪でろくに姿は見えない。ここは潔く5号1本にかけて4号はスラントノーズ側から押さえることとした。

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