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2017年2月23日 (木)

〝Air France 100, Concorde !〟

とても長くご無沙汰してしまいました。
私なんぞは整理ということが大の苦手でして、デジタル時代になってからというもの、ポジやモノクロネガは散逸し放題なんです。
なので「おい、○○の写真とってたよな、とっとと出せ馬鹿野郎」と言われるたびにガサゴソと大変なメに遭うことになります。
先日もとある探し物をしていたんですが、その際に昭和天皇の大喪の礼の際の羽田外来機のポジを見つけました。

さて、今月の初旬はアメリカの国防長官の来日で
E-4Bが横田に降りまして、友人たちも多く駆け付けたようです。
747全機撮影の世界的な大家、K.Mさんも、撮影済みの機体であるにもかかわらず、休日なので仕方なく撮っておられましたし、あの某君もオサンAFBから来た機体のランディングを撮ってました。
某君は翌日の離陸も撮りたがってましたが、その時間帯は別件があって一緒おりまして、「オレはこんなもん撮りたくねー、イーフォー、イーフォー」とずっと叫んでました。
そんなこんなで、E-4B飛来のニュースが飛び交った直後でしたので、その羽田外来機のポジをちょっと見入ってしまいました。

で、話はその時の羽田に戻ります。
おそらく、大喪の礼の前日223日だと思いますから、ちょうど28年前の今日ですね(K.Mさん、間違っていたら指摘してください)。
この日の外来機の中には、フランス大統領機のスロットが入っていて、機種はコンコルドと伝えられていました。
冬の東京のくせにどんよりと曇った酷い天気の下(最高の晴れ男だった昭和天皇がお亡くなりになったのですから当然かもしれません)、フランス大統領機は東京管制圏へと進入してきました。
そのイニシャルコンタクトでコンコルドのコクピットで右席のPNFが叫んだ最初の一言が忘れられません。
「東京タワー、エアフランス・ワンハンドレッド、コンコード!」
この中のコンコードの「コン」にアクセントを置いて読んでみてください。
機体はまだ600mmのファインダーの中でも豆粒なのですが、まずその実に誇らしげな声に思いっきり威圧されました。
その後、コンコルドは近接撮影も含めて離着陸をたくさん撮ることになる被写体なのですが、この時が一番威圧された瞬間でした。
ま、写真的にはただの曇りのコンコルドの降りなので面白くも何ともありません。
で、ピックアップしたのはその最終コマの地上が写り込んだもので、機体だけよりもこっちが楽しそうなので選んでみました。
羽田空港ILSランウェイ33、オンファイナル。
コクピットでは着陸決心高度を通過、「アプローチングミニマム!」「ランディング!」がフランス語でコールされた頃でしょう。
この場所は、今の羽田でいいますと、画面右の工事現場あたりに、国際線貨物上屋から国際線旅客ターミナルが並んでいく付近です。
デルタ翼なので迎え角が大きく、そこにグイッと降ろしたノーズが実にかっこいいですね。
コンコルドは離陸も大迫力ですが、ノーズをここまで下げる着陸もまた迫力満点なんです。
それにしましても、こんなド曇りのコダクロームは発色もへったくれもありません。
一瞬、これはモノクロポジか?(ねえよ、そんなもん)と思ったくらいです。
画像処理で何とか盛ってみました。

この機体
F-BVFCは、今はフランスのトゥールーズで保管(保存ではなく保管。ここで保存されているのは別の機体です)されています。
外からは見えない場所にあったと思いますが、数年前に所用でエアバス社を訪れた際には工場横にひっそりとストアされていました。

(写真/文:某I)

F_bvfc


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執筆者某I」カテゴリの記事

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コメント

某I様
ご指名をいただいたのでコメントしないわけにはいきませんね(笑)。
大喪の礼は2月24日でしたので日付はその通りかと思います。私は当時は新潟の高田に居ましたし、まだ航空機撮影を本格的には始めていなかったのでAFのSSCは羽田では撮っていません。期待した即位の礼ではB707クラスが多数来ましたが、コンコルドは来ませんでしたね。
コンコルドはロンドン駐在中の4年間、ホームグラウンドであったLHRで散々撮りました。確かにたまに”Speedbird one CONCORD"という交信は聞きました。
一度、夕方JFKから帰ってくるBA002の1機前がBD(ブリティッシュミッドランド)のプロペラ機で、27Lに降りる際に速度調整が遅くて、後続のBA002コンコルドがゴーアラウンドするという場面に遭遇したことがあります。LHRですから毎日当たり前のようにコンコルドを扱う空港でもこんなことが起きるので、もしかしたらたまにしか行かない空港との交信のときは意図的に”CONCORD”を名乗るのかもしれません。
もちろんVIPフライトの時は国家の威信を示すためのコールなのかもしれませんが。。。
K.M

投稿: K.M | 2017年2月25日 (土) 08時19分

K.Mさん、コメントありがとうございます。
やはり、2月23日あたりでよかったんですね。
BMIのターボプロップということは、きっとBAeのATP(748みたいなやつ)かなんかですね。
コンコルドよりそっちの方が珍しいかも...なんてことはないですかね。
コンコルドは進入速度が速く、MLDWのものすごく大きい747フレイターでもスレッショルド通過速度がフラップ30度で165ktのところ、160ktですから、100ktそこそこだろうATPなんかの後を飛んでいたら、みるみるうちに間隔が詰まりますね。
G/Aさせたコントローラーは、後でみっちり怒られたことでしょう。

たしかに、ヒースローではすべてのBAコンコルドがSpeedbird○の後に「コンコード」を付けてはいませんでしたね。
ドゴールでもJFKでも必ず付けてはいませんでしたが、マイアミ国際では付けていましたから、やはりコンコルドがレギュラーではない空港で必ず付けるのかもしれません。
関空ではTWRで自機が同じ周波数で交信しましたが、飛行コースを調整していて覚えていません。

投稿: 某I | 2017年2月28日 (火) 21時04分

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