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2016年10月27日 (木)

トワイライト

ニコンの200~500ミリズームが売れているという。メーカーの希望小売価格も税込み¥189000と求めやすい設定で、実際には¥130000台で購入できるのだから当然と言えば当然。しかも開放絞り値も200ミリから500ミリまで5・6で一定だし、なかなかの画質らしい。2キロを超す重量が手持ち撮影にはややネックとなるようだが、そこは一脚の使用などで対応すればいい。DX機に装着すればテレコンなしで300~750ミリという範囲をカバーできることもあって自分も欲しいくらいだ。

ところがこのレンズ、使いこなしている人は決して多いとはいえないもよう。これまで400ミリ以上を使ったことのない人たちがむやみやたらに超望遠側で撮影するものだから、陽炎の計算などできず、モヤモヤした写真を乱発していると聞く。しかもテレコンを装着、それも2倍のものを乱用して手持ち撮影のケースも多いというのだから推して知るべし。

超望遠レンズの世界は見慣れないものだけに、ファインダーをのぞくともっと長くして撮ってみたいといった誘惑にかられるものだが、下手に使うと鉄道撮影で最も肝心な「記録する」という目的を返って阻害してしまう。200ズーム帯で撮っておけば無難に良い記録を残せるのに、気象などが難しい条件下でこのレンズを使ったために取り損なってしまったのでは本末転倒、宝の持ち腐れ。ニコンの窓口では、「本当にニコンの純正なのか?」といった、お門違いなクレームまで持ち込む人もいたようだ。

発売開始から1年を過ぎ、キヤノンもそろそろ同じような製品を出すだろうと予想されるが、使い方を知らないと痛い結果を招く。当たり前のことだが、よくよくテストしたうえで本番に活用したい。そうでなければ不満足な写真を量産するだけになってしまう。もったいないことだ。

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2014年早春の撮影。7月に掲載した写真と同じときのもの。通過時刻の早い上りの「トワイライトエクスプレス」だからここで撮影できたが、客車が12両の「北斗星」「カシオペア」も撮ってみたい場所だった。超望遠での撮影で、これ以後の季節になると陽炎で大変な目に遭う。パトカーで通りかかった警察官が写真好きな方で、カメラをのぞいて自分も超望遠レンズが欲しくなったとつぶやいていた。

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(写真、文:U)

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