583系の疑似「はくつる」
昨年の今頃は最後の「北斗星」「カシオペア」を狙って北海道詣でを繰り返していたが今年は鉄道撮影の頻度もガタ落ち。1年でこんなに変わってしまうことに我ながら驚く。思えば去年は黄金の海岸や長和~有珠の線路際で夕日を気にしながらDD51の重連を待ったものだが、もうそんな情熱を傾けるような被写体もなく、おまけに公私ともに多忙を極めて近場の線路際に立つ時間さえ貴重になってしまった。青いDDが消滅しても北海道には未練があるが、航空会社のマイレージも消滅しそうな気配すらある。
もう一つは暑さ。昨年までは多少の暑さにもへこたれずに超望遠レンズを担ぎ出す気概が残っていたが今年はとてもとても。寄る年波のせいなのか、炎天下で長々と列車を待つのはもう真っ平。冷たいホッピーなどでのどを潤わしながら待てる環境があるのならともかく、首都圏の線路際でそんなことは許されまい。
冬眠ならぬ夏眠を決め込むか。
そんな中、毎度同じ場所で撮った583系の疑似「はくつる」の画像をアップする。撮影は確か7月8日。ヘッドマークに「はくつる」が入ることは聞いていたが、当日朝の送り込み回送に出かける気力はなく、午後の所用のついでに立ち寄った。夏休み前の期末試験が終わったのか、お子様たちがワンサカ集結していたが、長いレンズを使う集団ではなく、後方から脚立で悠々撮ることができた。上りの普通電車と危機一髪で被りを回避できたが、振り向いて撮ることすらできない危うさだった。
ただし、やはり上りの送り込み回送を狙うべきだったという思いは残る。次、もし早朝に上野に入るスジで上ってきたら行くべき場所は間違いなくあのポイントしかないだろう。
(写真、文:U)
| 固定リンク
コメント