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2016年6月30日 (木)

87分の1 C5711購入

 相も変わらず慌ただしい。5、6月と遂に一度もカメラを携えて線路際に立つことはかなわなかった。ターゲットの好き嫌いはともかく、仲間の成果を見ながら、再び線路際に立てるチャンスが待ち遠しい。

 そんな中、以前から予約を入れておいたイモン製の87分の1、C5711(重装備)を入手した。80分の1、16番を主体としてやってきた自分としては、正式なHOゲージの蒸気機関車を自費で購入したのは初。16、5ミリ、13ミリに12ミリが加わることに、いささかの懸念を感じつつ入手したが、やはりシルエットやプロポーションは16番の蒸機を凌駕している。今後、C58やD52の好きな機番が製品化されれば、こと蒸気機関車に限ってはイモン製になびきそうな気配が濃厚だ。

 さて、このC5711、かつては「かもめ」牽引の花形機だったが関西に転じてからは重油タンクや集煙装置を装備し、スタイルに大きな変化が生じた。C57のスマートさが好みの人には台無しとも言える装備改造だが、なぜかこの11号機に関しては悪評を聞かない。今回の製品広告にも「重装のプリマドンナ」とか、「鷹取式集煙装置と重油タンクを背負った姿は日本一美しい重装備機関車と言えそうです。」とあるほど。本当に衆目の一致するところかどうかは不明だが、11号機が昔から鉄道模型の特製品でよく作られてきたのは間違いない。新宿の「ターミナル」で製作されたモデルを店頭や「鉄道ジャーナル」の広告で見た古いファンも多いだろう。「鉄道模型趣味」や「とれいん」などにもキットなどからの改造例がしばしば発表されてきたし、天賞堂が16番で、ムサシノモデルはOJで素晴らしい製品を発売したのも記憶に新しい。D51の499号機と並んで人気を2分する重装備のSLであることを否定する人はいまい。

 関崇博氏の切り取りデフレクタの分類による、小倉工場が改造した通称「門デフ」機として思い当たる重装備(集煙装置と重油タンクの両方を装備しているもの)機は自分の記憶ではC5711が唯一(集煙装置のみならば門デフのC5859が多度津式を一時装備していた時期がある)。そんな観点からも希有な存在だったわけだ。

 いつになるか分からないが、 いずれ写真をアップしたい。

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 古くから「言わぬが花」とか「沈黙は金なり」とか言われるように、あえて本心をさらけ出さない奥ゆかしさが日本人の美徳とされる。ところが「うまい話には裏がある」という見方の方がしっくりくる品性卑しきわが身としては、誰が何を言っているかが気になって仕方がない。

 参院選。7月10日が投開票日。こういうタイミングを見計らったように政権はいろいろとぶち上げる。GDP500兆円を600 兆円に拡大、同一労働同一賃金、最低賃金の引き上げ、低年金者に月30000円給付、出生率のアップ、保育と介護の受け皿を各50万人分拡大、介護離職年10万人をゼロに―などとどれも耳に心地よいものばかりだ。

 政権はとりあえず庶民の医療費に直結する春からの診療報酬は全体を0・84%に引き下げる8年ぶりのマイナス改定とし、野党の攻め口を封じた。ただ、選挙での支援を期待する医師、薬剤師への技術料や人件費に当たる本体部分はしっかり0・49%プラスにし、陣営を固めるのにはぬかりがない。加えて消費税10%への引き上げを再延期したから、全部で税金5~6兆円をつぎ込んで万全の選挙態勢が整った。

 問題はそれ以外のことだ。公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の年度運用実績は例年なら6月末から7月上旬に公表されるが、今年は参院選後の7月29日に先送りとし、政権の方針で国内外株式の運用割合を倍増させた結果、2015年度は5兆円超の赤字の見通しとなる。つまりトヨタグループでさえ2年半かかるもうけを1年ですってしまったわけで、これを選挙前は黙っていようということだ。

 年金については給付抑制を強化する年金制度改革法案が国会に提出された。物価や賃金の伸びより年金給付を低く抑える制度「マクロ経済スライ ド」は04年に導入されたが、デフレ下では適用されないため15年度しか実施されていない。これを18年度から変え、デフレ下で見送った分を翌年度以降に繰り越して景気が回復した局面でまとめて給付抑制するようにする法案。しかし政権は選挙前に高齢者から反発が出るのを避けるため、成立は秋以降へ先送りする方針を決めている。

 さらに今秋からは介護保険をめぐり高齢者に負担増を求める検討が本格化するはず。介護サービスを利用する際の自己負担1割を原則2割へ引き上げ、要介護度が低い人への掃除や買い物など家事援助や通所サービスを介護保険から除外するといった内容だ。影響は大きく政治問題化が必至だが、政権は選挙前まで口を閉ざす構えのようだ。

  われわれは毎度「やること」に目を奪われ「やらないこと」に気づくのが遅れる。気づいたときには後の祭り。しかし政権が「本当はやるけど今はやらない」としている物事こそ核心ではないか。目には見えていないものを察知して投票に赴く必要がある。

 忙中、初めて国政選挙に1票を投じるはずの息子とそんな雑談を交わした。

(写真、文:U)

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