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2016年2月11日 (木)

へそ曲がりの意見

行っておいた方が良いだろうとは思いつつ、なかなかその気になれないのが電化区間での「カシオペア」撮影。あと2カ月、それもほぼ1日おきとあればチャンスは少ないし、EF510での運転も残りわずかだから、もっと撮っておくべき被写体であることは間違いないが、どうにも重い腰が上がらない。
しっかり撮っておかなくては後悔しそうな気もするのに、何の予定もない休日でも、そんな気になれないのは機関車に魅力を感じないことが最大の理由。EF64の「北陸」や「あけぼの」に通った頃は浦和界隈の裏道にも精通して、カーナビの世話になることもなくあちこちの撮影地をかけ持ちしたというのに今の体たらくは、好き嫌いのはっきりした自分の性格をあまりにも色濃く反映している。

「あけぼの」がまだ走っていた頃は撮影後、ファミリーレストランなどで少し時間をつぶして「カシオペア」「北斗星」に臨んだことももあるが、今や「カシオペア」1本だけ。それもまったく魅力を感じない機関車を撮っても満足できないのであれば時間の無駄。まして終焉間近で人の多い、過去に何度も行ったことのある首都圏の撮影地で撮ったら、これまでの写真が無駄になるし何のために撮影したか分からない。もっと考えれば、好きでもない機関車の撮影に真剣になれるはずもなく、過去の写真よりもマシな絵を撮ることなどできるはずがないといったところか。

だから多分、首都圏で「カシオペア」を撮るのはあと1、2回がせいぜいだろうとふんでいる。

さて、遂に青い塗装の機関車が都落ちしてしまったEF510、昔の写真を見ていて自分としては良い記録になるだろうと考えた1枚を掲載する。2012年2月、ちょうど今の季節、浦和で撮った「北斗星」。巷の方々が言うところの「裏被り」場面。

多くの人はこの「裏被り」を悔やむようだが、へそ曲がりな自分は大好き。被った列車の影が狙いの列車に落ちるのはご免だが、隣に別の列車が写っていることによって、後になってみれば当時を思い出す良い記録になる。何年、あるいは何十年経てば今回の写真の右に写っている電車も引退していることだろう。こういう、「主役」を隠さない被りは昔から大歓迎だった。
今や裏日本が活躍の場となったEF510、特急牽引に復帰することはまずあり得ないと思うからこそ、こんなシーンが懐かしい。500番台の1号機というのも悪くない。

(写真、文:U)

_dsc48011
下は「裏被り」だけではないが、こういうシーンなど大好き。理想を言えば、左側の電車がもう少し手前にいればなお良かった。
大きな声では言えないが、何度も撮ったことのある列車を狙うときなど、心の中で「被れ!」と念じるときもある。複々線ならではの醍醐味だ。

_dsc08120

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