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2016年2月23日 (火)

そんなはずないだろう…

以前、ニコンD5の価格について書いたが、今のデジタルカメラは性能がそのまま結果に直結する。だから高額のものほど(一般的に)失敗なく写真が撮れる確率は高い。もちろんそれよりも廉価なカメラでも使い方さえを熟知していれば、良い結果を残すことはいくらでもできるが、大まかに言って新しく高価なデジタルカメラほど満足に近い結果をもたらしてくれる。昔、自動車評論家がポルシェを語るとき、「最高のポルシェは最新のポルシェ」と評価する記事を何度も読んだことがあるが、まさに現代のデジタルカメラにも同じことが言えそう。

しかしフィルム時代に育ったごく一部は未だにそのことを認めたがらないばかりか、アナクロな奴になると今もってデジタルカメラすら認めない。もっと頑迷な御仁はペンタックス6×7などのブローニー版で1枚撮りすることこそが写真の醍醐味などとほざいてはばからない。そりゃ写真の結果よりも撮影や現像のプロセスにも重きを置いているのなら大いに結構だが、結果が伴ってこその写真。今どきそんなギャンブルのような撮影法にいつまでも拘って、それを得意気に語られても辟易してしまう。スチール写真も動画からコマ落としとなる可能性が現実味を帯びてきた昨今、「まだこんな人が存在するのか?」と驚きを禁じ得ない。もちろん人それぞれだが、到底自分には無理。手元には今もって多くのフィルムカメラがあるが、それを持ち出すことはよほどの気まぐれでも生じない限り、あり得ないだろう。

話がそれたが、もはやデジタルカメラの進歩は写真の世界を大きく変え、撮影時の失敗を後になってフォローできるところにまで到達しそう。現段階でも露出の過不足はかなりの部分まで救えるし、色の補整などはほぼ自由自在。ISO感度だって今度のD5は拡張で3280000にもなる(現実的にはそこまでは使えそうもないが)。さらにはピントを外しても後で修整できる機能まで研究中だとか。 これらの機能が一段とブラッシュアップされて市販機に搭載されたら、使わない理由などどこにあろうか。 けっきょく写真の世界も道具などに金をかければそれなりの結果を得やすくなるという現実はフィルム時代よりいっそう顕著になっていくし、その見方自体、的外れではない。「上から目線」のようで嫌味な言い方になってしまうが、デジタルカメラの隆盛とともに、趣味の世界も「格差社会」の様相を帯びてくる。

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そんなことを考える一方、4年程度で陳腐化してしまうニコンやキヤノンのフラッグシップ機がもったいなく感じたのも事実。例えばニコンD5が発売されるときに旧型になってしまうD4やD4Sの状態の良い個体と、DX機の最新版D500とではどちらが戦力になるのだろうとカタログを眺めている。

しばらくしたら新品同様のD4も値崩れして¥300000を切らないだろうか?それとD610あるいはDXのD500を比較したとき、個人的にはD4が買い得な気がしている。中古とはいえフラッグシップ機の性能は侮れない。ユーザーの心理としてはD4とD5を比べてしまいがちだが、D500をメインターゲットにしている場合、D4やD4Sと比較検討することこそクレバーだと感じるのだが。

メーカーも旧型となるフラッグシップ機をきちんと整備して、状態の良い中古車のようにあらためて一定程度の保証を付けて販売することは難しいのだろうか。新品が売れなくなったり街のカメラ店との関係などもあるからハードルは高そうだが。

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先日の「カシオペア」EF81牽引の噂の後、またもやファンの願望が元になったと思われる話が流れている。今度はカシオペアではなく雑誌の話。

来月のダイヤ改正後に発売される「鉄道ダイヤ情報」に海峡線(つまり北海道新幹線)のダイヤが掲載されるというもの。たしかにゴールデンウイークも控えて、それが本当なら恩恵に蒙るファンも多いはずだが、これまで「鉄道ダイヤ情報」がタイムリーにファンが欲しがるダイヤを提供してくれたことはない。ダイヤ改正の少し前になってファンのニーズが高い路線を掲載してきたのが常で、改正直後にそんな嬉しい情報を収録して販売した実績は記憶にない。

まして今度は新幹線。下手をすればテロの標的にもなりかねないわけで、そんなものをJRと関係の深い雑誌社が開通とほぼ同時に出そうとしたらストップがかかるのが目に見えている。きっと沿線の桜あるいは新緑がきれいな路線のダイヤでも掲載されるのが関の山。

(写真、文:U)

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