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2016年2月

2016年2月29日 (月)

「貨物列車密集地帯」

25日の記事で「カシオペア」の運転のない日、貨物物列車撮影にお勧めの地として挙げた場所、五稜郭駅北側の歩道橋からの撮影。先月の渡道で偶然、訪れた。

この日は函館港有川埠頭の貨物線で入れ替えに従事しているDF200―901を撮ろうとあちこち歩き回ったが、専用線では芳しいポイントもなく、ようやく腰を落ち着けたのが本線と連絡する五稜郭の構内だった。当初は901号機さえ撮れればと良しと考えていたが、次から次へと貨物列車が発着し、フレームに5両もの機関車が入る状況を目の当たりにして、列車の密度の高さに驚かされ長居してしまった。

もうすぐEH500の北海道乗り入れはなくなるから良い記録となるだろう。「金太郎」と「赤熊」の並びは熊と相撲を取る童話の金太郎さながら。

跨線橋上から撮影が楽しめたという点で思い出すのが四国・多度津駅構内。予讃本線と土讃本線の分岐駅として発着列車が多く、DF50やキハ181などの列車がひっきりなしに行き来して撮影効率が良く、自分も3回ほど行ったことがある。
それでもフレームに機関車が複数、入るようなことはなかったから、そういう観点では蒸気機関車時代の呉線・広駅並みか。特に圧巻なのは16時前後から1時間半ほど。激しく機関車が出入りするから、どういうフレームで絵をまとめるかが忙しい。架線が張り巡らされているのは仕方がないとして、ちょっとした立ち位置の工夫で何とかしのげる。全ての機関車に架線がかからないようにするよりも、狭い五稜郭駅構内に多数の機関車が密集する情景をまとめたい。

何にせよ、あと約1カ月もすればEH500は見られなくなるわけで、新幹線開業前に行っておく価値のある場所だと思う。
五稜郭駅のホームにはカメラを構えたファンも見かけるが、この歩道橋は3回の訪問中、ファンの姿はほとんど見かけなかった。狭い通路なので通行する人のじゃまにならぬよう心がけるのは言わずもがな。DF200―901は15時20分頃に五稜郭駅に到着し17時ごろまで構内で待機する。また、17時すぎには下りの485系「白鳥」もやって来る。

ついでにひとつ。すぐそばにある函館市立病院の高等看護学院に通う女子生徒さんたちがここを通るが皆、なかなか可愛らしい。失礼ながら容姿で合否を決めているのではないかと思うほど粒ぞろい。野暮な機関車を撮っている傍ら、通行する彼女たちにも気を引かれる。きっと優しい看護師さんになるだろう。

(写真、文:U)

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2016年2月27日 (土)

不倫の代償

このブログで触れるような内容ではないが、しばらく記事を書き続けてきて、ちょっと気分転換を図るべく、あえて鉄道とは関係ない話題で。

このところ不倫に関する話題が多いが、とりわけ酷い奴だと思ったのは衆議院議員の宮崎謙介。声高に男性の育休取得を唱えながら、裏でグラビアアイドルと懇ろな関係を続けていたというのは国民を愚弄した話に違いないし憤慨した人も多いはず。

しかし、そんなことに憤るほど世間知らずな自分ではない。代議士の世界に嘘はつきもの。もっと言えば嘘をつき通すテクニックも彼らには必要。真面目な顔をしながら女性どころか、もっとヤバイことに手を染めているセンセイなんかザラであることぐらい知っている。たまたま宮崎議員はバレてしまっただけで間が悪かった。間抜けなだけ。彼を非難する男性議員連中だってその点は承知しているが絶対に擁護はできまい。批判しなければ同類に見られるから同調している奴も少なくないだろう。茶番だ。
そもそもバレなきゃ謝罪などしまい。最近になって不倫が発覚した桂文枝師匠だって34歳年下の女性との関係を続けていたことだろう。バレたから殊勝な顔をして世間に頭を下げる羽目になったにすぎない。

でもまあそれはそれとして、むごいと思うのは宮崎前議員と金子議員との間に生まれてきた子供。将来、成長して父親のゴシップを知るときのことを想像すると、子を持つ親としては他人事ながらいたたまれない。当然、「お父さんは昔、代議士をやっていたのに何でやめたの?」と疑問を感じ、コトの真相にたどり着くのは確実。尊敬するはずの父親が家族はおろか世の中を欺いて議員辞職に追い込まれたと知るときのショックはいかばかりか。しかもパフォーマンスのために自分が誕生した際の「育休」を悪用したうえでの醜聞。一般的な浮気、不倫よりも始末が悪い。先のことになるだろうが、そのときに受ける子どもの痛手はあまりにも深く、かわいそうでならない。

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ところで北海道新幹線の開業時点に道内に乗り入れているEH500はどうやって本州に戻すのだろう。EH800の次位で回送していくのか、あるいは開業までに全て北海道から引き揚げるべく運用をいじるのか。果たして改正直前の上り貨物は見た目、EH800+EF500重連というケースが出てくるのか???

(写真、文:U)

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2016年2月25日 (木)

雪の日のカシオペア

明日から北海道。飛行機、ホテル、レンタカーの手配を終えて残りは機材の準備のみ。もう慣れっこになっているから特別慌ただしく支度するわけではないが、今回は久しぶりにリモコン撮影をしたい。そのため、三脚にカメラをセットして電波の状況をテストしたところ。

リモコンでの撮影についてはこれまでも何度かやってきたが、ファインダーから目を離しての撮影だけに毎回、不安がつきまとう。特に自分が使用しているリモコンは中国製。安い割には数百メートルも電波が届くというものだが、これに頼るのは正直怖い。作動しなかったことこそ皆無だが、中国製という負の「ブランドイメージ」が「次こそは失敗するぞ」と常に囁きかける。信頼性の高いニコン純正の高価なものを買えば良いのだが、年に2、3回しか持ち出さないアイテムに散財する気になれず、いつもヒヤヒヤしながら使っている。
贈呈してくださったH氏には申し訳ないが、とにかくこの海のものとも山のものともつかぬ中国製リモコンは何度テストしても心配。なにしろ輸入元が「壊れることもあるから、そのためにもう一つ購入しておくことをお勧めします。安いのだから」とまで言っているほどのシロモノ。おかげでこれを持参するときはいつもより準備に時間を要してしまう。

さて、それも終わった。
あとは天気予報と高速道路の状況をチェックするのみ。天気については今回、晴れずに少し雪が舞って欲しい場所がある。いつもは晴天を期待するのに今回は逆。ただ、そんなときに限って晴れたりするから、当然そういうことも考慮して順光になるポイントも調べてある。
残り少ないチャンスを臨機応変、生かさないと。

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ところで、下り「カシオペア」を撮った後はヒマを持て余しそうなのはいつものこと。札幌付近まで北上して上りを撮るのは面倒だから、そんなことはしないが、日中は特に撮りたいものもない。日が沈んでからの夜間撮影もはなはだ億劫。函館に出て市電や海峡線に向かうのも食指が動かない。特に今回は単独行だから話し相手もおらず退屈するだろう。

そんな中で唯一楽しめそうなのは某地での貨物列車撮影。すでに前回の旅で2日続けて入り浸ったが2、3時間ならじゅうぶん時間がつぶせる。アップする画像が底をつきかけている今、そのときの写真を使いたいのだが、それをしてしまうと人が集まって黄金の轍を踏むおそれも出てくるからがまんして温存してある。今回の旅行で堪能したら掲載する予定、その節は見ていただいてお役に立てたら幸い。暇つぶしには実に手軽な好ポイントだ。過度に期待させてしまうとガッカリさせるからほどほどにしておくが、幼い子どもがお母さんと一緒に列車を眺めるのに適当ともいえるスポット。童心に帰れることは間違いないと思う。

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毎度おなじみ静狩のオーバークロス。いまさらながらの撮影地だが、昔から好きなポイントだし、撮影地の選定に迷ったときには最も無難な場所でもある。

1月は雪の中での撮影だった。線路に積もった雪が舞い上がったから編成の後部はほとんど見えない。こういうケースでは編成全体をフレームに入れるより、列車を引きつけておいて、ほどほどのところで(編成を)カットしてしまう方が自分好みの絵になると感じている。
通常なら迷わず500ミリ以上で撮るが、雪の降り具合によっては少し短めのレンズを選択するのが賢明。下の写真は400ミリ相当。

ここと人気を二分する通称「宇宙軒カーブ」(洞爺~有珠)には行く気も起きないが、静狩は何度訪れても飽きることはない。

(写真、文:U)

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2016年2月23日 (火)

そんなはずないだろう…

以前、ニコンD5の価格について書いたが、今のデジタルカメラは性能がそのまま結果に直結する。だから高額のものほど(一般的に)失敗なく写真が撮れる確率は高い。もちろんそれよりも廉価なカメラでも使い方さえを熟知していれば、良い結果を残すことはいくらでもできるが、大まかに言って新しく高価なデジタルカメラほど満足に近い結果をもたらしてくれる。昔、自動車評論家がポルシェを語るとき、「最高のポルシェは最新のポルシェ」と評価する記事を何度も読んだことがあるが、まさに現代のデジタルカメラにも同じことが言えそう。

しかしフィルム時代に育ったごく一部は未だにそのことを認めたがらないばかりか、アナクロな奴になると今もってデジタルカメラすら認めない。もっと頑迷な御仁はペンタックス6×7などのブローニー版で1枚撮りすることこそが写真の醍醐味などとほざいてはばからない。そりゃ写真の結果よりも撮影や現像のプロセスにも重きを置いているのなら大いに結構だが、結果が伴ってこその写真。今どきそんなギャンブルのような撮影法にいつまでも拘って、それを得意気に語られても辟易してしまう。スチール写真も動画からコマ落としとなる可能性が現実味を帯びてきた昨今、「まだこんな人が存在するのか?」と驚きを禁じ得ない。もちろん人それぞれだが、到底自分には無理。手元には今もって多くのフィルムカメラがあるが、それを持ち出すことはよほどの気まぐれでも生じない限り、あり得ないだろう。

話がそれたが、もはやデジタルカメラの進歩は写真の世界を大きく変え、撮影時の失敗を後になってフォローできるところにまで到達しそう。現段階でも露出の過不足はかなりの部分まで救えるし、色の補整などはほぼ自由自在。ISO感度だって今度のD5は拡張で3280000にもなる(現実的にはそこまでは使えそうもないが)。さらにはピントを外しても後で修整できる機能まで研究中だとか。 これらの機能が一段とブラッシュアップされて市販機に搭載されたら、使わない理由などどこにあろうか。 けっきょく写真の世界も道具などに金をかければそれなりの結果を得やすくなるという現実はフィルム時代よりいっそう顕著になっていくし、その見方自体、的外れではない。「上から目線」のようで嫌味な言い方になってしまうが、デジタルカメラの隆盛とともに、趣味の世界も「格差社会」の様相を帯びてくる。

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そんなことを考える一方、4年程度で陳腐化してしまうニコンやキヤノンのフラッグシップ機がもったいなく感じたのも事実。例えばニコンD5が発売されるときに旧型になってしまうD4やD4Sの状態の良い個体と、DX機の最新版D500とではどちらが戦力になるのだろうとカタログを眺めている。

しばらくしたら新品同様のD4も値崩れして¥300000を切らないだろうか?それとD610あるいはDXのD500を比較したとき、個人的にはD4が買い得な気がしている。中古とはいえフラッグシップ機の性能は侮れない。ユーザーの心理としてはD4とD5を比べてしまいがちだが、D500をメインターゲットにしている場合、D4やD4Sと比較検討することこそクレバーだと感じるのだが。

メーカーも旧型となるフラッグシップ機をきちんと整備して、状態の良い中古車のようにあらためて一定程度の保証を付けて販売することは難しいのだろうか。新品が売れなくなったり街のカメラ店との関係などもあるからハードルは高そうだが。

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先日の「カシオペア」EF81牽引の噂の後、またもやファンの願望が元になったと思われる話が流れている。今度はカシオペアではなく雑誌の話。

来月のダイヤ改正後に発売される「鉄道ダイヤ情報」に海峡線(つまり北海道新幹線)のダイヤが掲載されるというもの。たしかにゴールデンウイークも控えて、それが本当なら恩恵に蒙るファンも多いはずだが、これまで「鉄道ダイヤ情報」がタイムリーにファンが欲しがるダイヤを提供してくれたことはない。ダイヤ改正の少し前になってファンのニーズが高い路線を掲載してきたのが常で、改正直後にそんな嬉しい情報を収録して販売した実績は記憶にない。

まして今度は新幹線。下手をすればテロの標的にもなりかねないわけで、そんなものをJRと関係の深い雑誌社が開通とほぼ同時に出そうとしたらストップがかかるのが目に見えている。きっと沿線の桜あるいは新緑がきれいな路線のダイヤでも掲載されるのが関の山。

(写真、文:U)

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2016年2月21日 (日)

今、あらためて黄金

けっきょく19日上野発の「カシオペア」にEF81は充当されなかった。想定内のこと。

「ひょっとしたら」という期待を胸に、都合をつけて撮りに行ったご奇特な方はいたのだろうか? いたとしたら、きっと純情素朴な、キャバクラの姉ちゃんの社交辞令すら真に受けて貢いじゃうような「善人」なのだろう。まさか、そんな人は存在しまいと思っているが、もし存在したなら言っておきたい。「あんた、イイ人だよ」と。

ひねくれ者の自分はといえば、キャバクラ嬢をダマしてもダマされることはないから、こんな噂でノコノコ出かけるほどウブじゃない。前回の記事に書いたようにのうのうと、心おきなく箱根で温泉に浸かっていた。

期待して行った方、残念でした。でも、行かないより行った方が良かったでしょ。天気も快晴だったし。

エッ、被られた?

そりゃあ、日頃の行いが悪いからだよ。

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昨年、多数の人が集まった北海道・黄金の海岸も今はきっと閑古鳥が鳴いている状況だろう。無理もない、上りの「カシオペア」は日の入りになって撮れないのだから当然。しかし6月以降も運転が存続される可能性が高まった団体列車としての「カシオペア」の上りは、果たして黄金で撮れるのだろうか?

もちろんスジ次第なわけだが、過去の「カシオペアクルーズ」の場合は東室蘭発の上りが午前中。太陽の位置から考えて機関車の正面に光が当たることはない。少なくとも黄金の通過が16時以降でなければ理想的な光線下での撮影は無理。青函トンネル内を新幹線の運転がない夜間に通過するダイヤが組まれるとすると、かなり遅めのスジになるかもしれない。もちろん新幹線の合間に通過するダイヤも不可能ではないだろうが果たして…。

さらには北海道乗り入れの場合、JR貨物の機関車を使うことになるから、ツアーの都度ダイヤを変更することは会社間での連絡なども煩雑。毎回同じダイヤで運転されることになると勝手に推測している。

もっとも、自分としてはもはや黄金で撮る必要はないわけで、いつまでもここに拘泥する意味はないわけだから、昔の「トワイライトエクスプレス」のスジあたりで走ってくれた方が新たな撮影地を楽しめるというもの。本当はそちらの方が面白い。
編成の長さ(客車の両数)は、機関車はDDなのかDFなのかといった点よりも気になるのはむしろダイヤの方だ。

おそらく3月下旬から4月前半あたりに計画が出てくるのではないだろうか。

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既出の写真を並べた。

と言うのも、黄金には何十回も行きながらこうやって写真を並べて眺めたことがなかったから。上の5枚は500ミリで最下段は700ミリ。行き始めの頃は状況がよくつかめず、日没寸前に雲が多く出てくるケースが多かったり、高感度性能がそれほどでもないD800Eを使用した関係で少しでも露出が稼げる500ミリを多用していたが、通過速度を見ているとそれほど速いシャッターは不要と知り、ある時からテレコンバーターをかませて700ミリで撮るようになった。結果的にはやはり長い方が好き。山の稜線もフレームには入らなくなって圧縮観が強調される。ただしこの後、さらに長い850ミリを使ってさらに正面がちにタテで撮るようになってからは、圧倒的にその方が自分の好みにマッチしていると気づいた。まだ人が少なく、試行錯誤して立ち位置を決められた時期のこと。

(写真、文:U)

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2016年2月19日 (金)

お遊び

家族で箱根の温泉に行ってきた。1泊だけのつかの間の旅だったが久しぶりにのんびりした。部屋付きの露天風呂がある大きな部屋で、文庫を読みながら2時間も湯に浸かり、夕食もゴージャスだったから言うことなし。非常に快適な2日間だった。合間に箱根登山鉄道を700ミリで30分ほど撮影するという「おまけ」も付いた。
意外だったのは、わが家から箱根の強羅が近いということ。往路は小田原厚木道路を利用したが1時間半。国道1号が空いていたら1時間で着いていたかもしれない。日を改めて近い将来、引退となる小田急のLSEの撮影に出直そうと思う。

今朝、ホテルのロビーで新聞を見たら「カシオペア」が存続されるという公式発表があったとの記事を見かけた。すでに当ブログでは何度も書いてきて、3月のダイヤ改正を機に廃止という表現を避けてきたから、読んでくださっている方々にさほどの驚きはないだろう。ただ、本日の下り「カシオペア」にEF81が入らなくても残念に思うことはない。これでもうすぐ確実に見られるわけだから。

願わくばJR北海道のDD51が残ってくれれば良いが、そうでなかったらこんな事態になる可能性が出てくる。

ああ、カッコ悪い!

「カシオペア」のマークは合成するのに手ごろなものがなかったから「北斗星」を使ってみたが、丸いマークが間抜けな感じ。それだったら何もつかない方がマシだ。

(写真、文:U)

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2016年2月17日 (水)

痛飲

久しぶりに酒を飲みすぎた。16日の夕方5時からぶっ通しで17日の朝5時まで。ビール、ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキー。

年を考えずに若い子に付き合って無謀なことをやってしまった。二日酔いはないものの寝不足の極地。ブログどころではない。

よって簡単に…。

昔、毛嫌いしていた「カシオペア」塗装のEF81も今となっては懐かしい。もちろん今となっても違和感が消えたわけではないが、こんなピエロのような機関車でも、最近のEFの3桁機よりはマシに見えるものだ。「北陸」のあった頃、「あけぼの」や「北斗星」「などにも運用されていたが撮った回数は少ない。嫌っていたことが最たる理由だが、なくなるとなった段階で慌てて「北斗星」の先頭に立つ姿を撮影に行った。

この頃は北浦和がお気に入りのスポットで列車を待つ間、ここによくいらっしゃるPIKAさんやKさんとの会話が楽しかったことを思い出す。今やこのブログで唯一、リンクさせていただいているのがそのPIKAさんの「道楽のTOOLBOX」。軽妙洒脱な文章を見習いたいと思っても無理。久しぶりにお会いしたいものだ。ほかはリンクに値しないブログばかり。

(写真、文:U)

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2016年2月15日 (月)

信じるかどうかはあなた次第

ダイヤ改正が近づくと毎度のように根拠のないうわさ話が飛び交う。「最終日の○○にはお別れのヘッドマークが付く」だとか「レインボー塗色の95号機が使われる」など。
噂のほとんどがファンの「期待」が元になっていると思われるが、けっきょくどれも実現されてはいない。自分が鉄道撮影に復帰した2008年以降、「銀河」「富士・はやぶさ」「北陸」「日本海」「あけぼの」「トワイライトエクスプレス」「北斗星」と相次いで廃止されてきたが、サヨナラのマークも付けられなかったし、特別な色をした機関車も充当されたことはなかった。

しかるにこういう噂はどこからともなく、しかも必ずと言ってよいくらい出てくる。
今回も1月の中頃に初めて耳にしたのは「カシオペア」がダイヤ改正前、EF81の牽引になるという噂。それが最近になって2月19日の下り列車から行われるという具体的な内容に発展している。
たしかに昨年の3月頭に機関車の不足からEF81が何度か運用されたことがあるから、ふだんはあまり噂を信じない自分としても一笑に付すだけの自信もない。田端に残ったEF510のブレーキシューの摩耗が激しいものの貨物会社に移籍するのが目前となった今、交換するのは無駄だから運用をストップして最終日までEF81でまかなうのかな―などと想像すれば、「ひょっとしたら」というスケベ心が刺激されるというものだ。
想像はさらに飛躍し、そうなると反対に16日上野発で18日着の「カシオペア」が最後のEF510牽引になるのか?

考えすぎだと冷静になっても、「もしかしたら」という気持ちはたやすく払拭できない。
当日は家族旅行で撮影には行けないが、万に一つもEF81登板となったら21日に上りを撮りに行けば良いわけで19日の下り牽引機をチェックしておけば事足りる。だいいち、最終日まで運転されるのなら慌てるまでもない。興奮して、撮影地をどこにするかなどと早々と焦るのは愚の骨頂。いい年をしてほぼデマであると確信している噂に翻弄される自分が恥ずかしい。

鉄道ファンの習性ではあるが、それでもあなた、信じてみますか?

(写真、文;U)

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2016年2月13日 (土)

噴火湾に沿って

皆さん、年度末を控えて忙しそうなご様子だから相変わらずヒマな自分の記事ばかり続いてしまう。しかも変わり映えのしない北海道ネタにお付き合いいただくのは心苦しいが、今回もまた…。

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「カシオペア」などの撮影で有名な噴火湾沿いの落部~野田生での撮影。
夜行列車の撮影はおろか、この場所での初撮影。朝日に輝く「カシオペア」の写真はウンザリするほど見ているし自分自身、来てみたいとはまったく思わなかったポイント。1月の北海道行きで通る機会があったから、話のタネに見ておこうと初めて車を止めた。時刻表を調べると上下の183系「北斗」の通過時刻。ちょうど良いから長い画角のズームレンズを持ち出しての撮影。海からの強風下、冷え切った三脚に触れるのも億劫だし、そもそもそんな思いまでして撮るような被写体でもない。軽い気持ちで撮影に臨む。いずれ183系気動車も引退する時期は来るだろうが、その時になってわざわざ来るようなこともあるまい。撮影に失敗しても何度でもチャンスがあり、悔しいとも感じない今のうちに撮っておくに限る。スラントノーズの183系が団体列車中心に運用されていることを思えば、いずれ同じ運命をたどるのは確実だし。

パーキングエリア横の雪原には朝の下り「カシオペア」を撮ったと思われる人の足跡が残っていたから、それをたどって立ち位置にスタンバイ。横殴りの雪も治まり、400ミリで構えてもホワイトアウトはなかったから、冷涼な風景の中を走る特急2本をいただくことができた。

結果を見ると朝日を反射させて通過する「カシオペア」よりも北海道らしい「寒さ」が感じられる。きっと周囲の斜面やバラストにうっすら雪が積もり、通常よりも黒っぽく映る部分を覆い隠したせいだろう。
安易な気分で撮った写真が後になって、考えていたよりも良かったということはあるものだが、函館に向かう途中で思わぬ拾いものをした気分。もう少しタイミングが良ければ上下の「北斗」がすれ違うかもしれないと欲をかきたくなるが、そうは問屋が卸すまい。

「カシオペア」を撮るほどまでの気分にはならないが、次に通る機会があればもう少し長く滞在しても良いと思った。
それにしても「噴火湾」という響きには一種独特な北海道らしさが漂う。

(写真、文:U)

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2016年2月11日 (木)

へそ曲がりの意見

行っておいた方が良いだろうとは思いつつ、なかなかその気になれないのが電化区間での「カシオペア」撮影。あと2カ月、それもほぼ1日おきとあればチャンスは少ないし、EF510での運転も残りわずかだから、もっと撮っておくべき被写体であることは間違いないが、どうにも重い腰が上がらない。
しっかり撮っておかなくては後悔しそうな気もするのに、何の予定もない休日でも、そんな気になれないのは機関車に魅力を感じないことが最大の理由。EF64の「北陸」や「あけぼの」に通った頃は浦和界隈の裏道にも精通して、カーナビの世話になることもなくあちこちの撮影地をかけ持ちしたというのに今の体たらくは、好き嫌いのはっきりした自分の性格をあまりにも色濃く反映している。

「あけぼの」がまだ走っていた頃は撮影後、ファミリーレストランなどで少し時間をつぶして「カシオペア」「北斗星」に臨んだことももあるが、今や「カシオペア」1本だけ。それもまったく魅力を感じない機関車を撮っても満足できないのであれば時間の無駄。まして終焉間近で人の多い、過去に何度も行ったことのある首都圏の撮影地で撮ったら、これまでの写真が無駄になるし何のために撮影したか分からない。もっと考えれば、好きでもない機関車の撮影に真剣になれるはずもなく、過去の写真よりもマシな絵を撮ることなどできるはずがないといったところか。

だから多分、首都圏で「カシオペア」を撮るのはあと1、2回がせいぜいだろうとふんでいる。

さて、遂に青い塗装の機関車が都落ちしてしまったEF510、昔の写真を見ていて自分としては良い記録になるだろうと考えた1枚を掲載する。2012年2月、ちょうど今の季節、浦和で撮った「北斗星」。巷の方々が言うところの「裏被り」場面。

多くの人はこの「裏被り」を悔やむようだが、へそ曲がりな自分は大好き。被った列車の影が狙いの列車に落ちるのはご免だが、隣に別の列車が写っていることによって、後になってみれば当時を思い出す良い記録になる。何年、あるいは何十年経てば今回の写真の右に写っている電車も引退していることだろう。こういう、「主役」を隠さない被りは昔から大歓迎だった。
今や裏日本が活躍の場となったEF510、特急牽引に復帰することはまずあり得ないと思うからこそ、こんなシーンが懐かしい。500番台の1号機というのも悪くない。

(写真、文:U)

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下は「裏被り」だけではないが、こういうシーンなど大好き。理想を言えば、左側の電車がもう少し手前にいればなお良かった。
大きな声では言えないが、何度も撮ったことのある列車を狙うときなど、心の中で「被れ!」と念じるときもある。複々線ならではの醍醐味だ。

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2016年2月 9日 (火)

嫌いな車

このところ「カシオペア」ばかり追って渡道を繰り返してきたが先週、久しぶりに関東でも撮影をした。昨年の秋から目を付けていたポイントで、曇らなければ逆光となるから、天気予報を見ながらチャンスをうかがっていた。
しかし曇りの予報で出かけたものの、実際には完全な青空になってしまい、おまけに高速道路に自転車で乗り入れたバカが事故を引き起こし渋滞が発生。一般道を4時間も走ることになった。ふだん使用する車を車検に出していたから、マニュアルトランスミッションのもう1台を使ったが、さすがに疲れる。運転そのものは楽しいとは言え、休憩もしないで4時間ぶっ通しでクラッチを操るのは年齢的にもそろそろ限界。自転車で事故を誘発させたバカ野郎を恨んだものだ。

帰りは高速道路がガラガラで1時間40分ほどで帰宅できたが往復約6時間、現地ではターゲットの列車1本だけの撮影で滞在はわずかという、ガソリン代や高速料金を考えたらコストパフォーマンスの低い撮影行だった。

何を撮ったかは今は恥ずかしくて披瀝することを辞退する。いずれ写真をアップするから、そのときになって「ああ、こんなものを撮りに行ったのか!」とあきれながら見ていただくことにしたい。列車接近と同時に小さな雲が太陽にかかり、先頭の機関車部分だけ日陰になったのは運に恵まれたと言えなくもないが、おかげでホワイトバランスが乱れて色の補整に時間を要した。機会があるなら再チャレンジも視野に入れている。

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前述のように2台ある車の内の1台が2度目の車検を迎えるのを機に、ディーラーの営業マンから買い替えを勧める電話があった。長年、世話になってきた担当者だが、人柄も良いし的確なアドバイスももらえるうえ、自社の車のことをよく把握している。メカ的な質問にまで即答できる営業マンはなかなかいない。分からない場合は適当に誤魔化したりせず、分からないとはっきり答えてくれるし、そうした場合はすぐに調べて返事をくれる。そんな対応もすがすがしく、好感を持つゆえんだろう。

さて、今回はけっきょく買い替えはパス。いくら彼の勧めでも今の車以上に魅力を感じないものに大枚ははたけない。けっきょく車検に出すことにした。おそらく次の車は「終の棲家」ならぬ「終の車」になる可能性が高いから、少しランクを上げても27年目に入ったもう1台の車、スカイラインGTR(R32)に匹敵する「お気に入り」を選びたい。これまでよりもいっそう慎重になることだろう。

それにしても最近の車のスタイルにはついていけない。年を取って自分の感覚が時代に取り残されてしまったのだろう。特に国産メーカーのものは拒絶反応ばかり。代表的なのは現行GTR。もう、どうにもならないほど嫌い。所有している車の後継車だが現在、国産車で最もいけ好かないスタイル。別の名前にして欲しいほどだ。

輸入車では何と言ってもポルシェ・カイエン。そもそもスポーツカーメーカーがRVに手を染め、フロントスタイルに従来のデザインを残そうとしたところに無理がある。きっと普通のポルシェに乗っている人たちは、このカイエンと4ドア車について自分と同様、「ポルシェ」という名を外して欲しいと思っているのでは。世界で一番、カッコ悪い車だと思っている。

個人的な感想だが、この2車は見るたびに気分を悪くしてくれるが、先週の撮影に当たっては、この2車に頻繁に遭遇してしまったから、それも疲れを拡大させた。どちらも北海道では滅多に見ない車だが、さすがに関東は人口も多く、多種多様な車を多く見かける。

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去年、夏至に合わせて渡道した際に撮った「はまなす」。昨年7月にも同じ場所で撮った同じ列車を掲載したが2日続けて撮影したのはヘッドマークが1日おきにきれいなものが使われるから。
盗難に絡んで新調されたらしいこちらのマークは、円板の上に貼り付けた急造品だと聞いた。しかし望遠レンズで引っ張る自分には厚みはあまり関係ない。酷使され汚れきった前日のヘッドマークよりはマシだった。

(写真、文:U)

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2016年2月 7日 (日)

逃げるキツネ

元プロ野球選手の清原が覚醒剤を所持、使用していた問題はそのこと自体、正直どうでも良いニュース。それより笑ったのは監督経験者でもある元プロ野球選手が、再発防止のために指導、教育する機会をしっかりつくっていきたいという談話。本気か?

こんな当たり前のことをあらためて注意喚起しなければならないのだろうかと不思議に思ったのは自分だけではあるまい。ガキの頃から野球一筋の生活を送ってきたからと言って、薬物はダメだと厳しく徹底しなければならない連中だとしたら、どうせまたこんな問題は起きるだろう。新入社員を相手に研修で「覚醒剤は犯罪ですから、絶対に手を出してはいけません」などと指導する企業があるとしたらお目にかかりたいもの。そんな教育をするのは、むしろ組員に「うちの組はシャブには手は出さないから、おまえらも絶対に関わってはダメだ」とするヤクザならあり得るかも。

芸能人やプロスポーツ選手がいくらバカだって、覚醒剤が悪だとは知っているし、少なくとも選挙権が与えられた18歳以上の人間に再教育しなければならないとしたら恥ずかしい。

おまけに「早く更正して戻ってきて欲しい」などと語るおかしなOBすら存在する。一般の会社でこんなことをしたら復帰などできるはずはない。クビは当然、再就職だってままならない。

48歳、元スター選手で2人の子供がいるというのにみっともない話で、離婚したとはいえ家族が可哀想になる。同時に彼のおかげで、自分のような皮肉な見方をする人間に見くびられるプロ野球選手たちにも同情したくなる。

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DF200のボディには「RED REAR」と書かれているが、下の写真はさながら「熊に追われるキツネ」といったところか。

1月の渡道中に偶然、とらえたシーン。貨物列車を撮ろうと構えていたら線路際をキツネがチョロチョロ行ったり来たりしていた。北海道でキツネを見るのは珍しくもないが、列車撮影の前のヒマつぶしにはうってつけの被写体だった(順序は2番目が最初のコマ。写真のタテヨコの関係で配置を逆にした)。

そこへゆるゆると貨物列車が接近。ピントをキツネに合わせ直した直後、慌てて逃げて無事災難を免れたが、北海道ではシカと衝突して列車が遅延することもしばしば。道東ではタンチョウが線路にも出てくる場面もあるらしい。ヒグマが出没したら体も大きいから絵になりそうだが、こちらの身にも危険も降りかかってきそう。

(写真、文:U)

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2016年2月 5日 (金)

南浦和の朝日

ニコンのD500の発売が当初の予定から4月下旬に延期された。予想していた通り。

なにしろ発表された時点で厚手のカタログも準備されておらず、「変だな」とは思っていた。ニコンが言うには注文数が多くて生産が追いつかないというのだが、本当にそうだとしたらメーカーとして「読み」を誤ったのは恥ずかしい。D300以降、DXのフラッグシップ機を待望するユーザーが多かったのは周知のはずだし、1日でも早くキヤノンのEOS7Dに対抗できるカメラを切望していた声を理解できなかったはずはないから、おそらく別の理由だろう。

個人的に考えるのはD5の注文が思っていたよりも多かったのではないか。夏のリオ五輪に向けてマスコミ各社が注文を入れ、それがD500の生産を圧迫したのではないか。マスコミの中ではD4Sが発表されるときにニコンが、次のD5には力を入れると囁いていたから、D4Sの導入を見合わせD5を待っていた社もあると聞いている。

そのD5はカタログに3月31日まで期間限定のネーム入れサービスについてしっかり印刷までしたから、発売を延期できないはず。それにマスコミには早く納品しなけなければ、夏の五輪、全米陸上に向けてカメラマンの習熟期間が短くなってしまう。

もちろん自分は今さらDXのD500には飛び付くつもりもないから影響はないが、卒業式、卒業旅行、入学式など、春のセレモニーに間に合わないとなるとガッカリする客も多いだろう。鉄道ファンにしても「カシオペア」撮影に使うことができず残念に思う人も少なくはないはず。うがった見方をすれば、最初に述べたようにろくなカタログも準備できなかった(準備しなかった)のだから、最初から3月に発売するつもりはなかったのではないかと思うのだが、勘ぐりすぎか?

そう言えばニコンは昨年も24~70ミリズームの発売も延期したばかり。2度あることは3度あるのか?(D4の発売時も延期があったから、もう常習犯と言われてもおかしくはないが)

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2010年10月の撮影。485系になったとはいえ「あけぼの」の前に、まだ「能登」が走っていた時代。この時期はビルの合間から差す朝日が強烈でよくここに通ったものだ。上がったばかりの太陽光線は建物のすき間から一瞬だけ列車を照らすから、この前後のコマでは列車は日が当たっていない。かなり強烈なオレンジ色の光は、機関車のクリーム色を黄色に変えてしまうほどだった。

北海道モノや「カシオペア」のネタが続いてしまったから無理矢理、昔の写真を掲載した。

(写真、文:U)

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2016年2月 3日 (水)

キヤノンEOS―1DX MarkⅡ発表

昨日、キヤノンからEOS―1DX MarkⅡが発表された。予定通りのフルモデルチェンジで、夏のオリンピックには各報道機関がニコンのD5または、このEOSを主力機種として活用することだろう。
これでニコンとキヤノンのフラッグシップ機が出そろったわけだが、どちらも発売はまだ先。現段階ではカタログで分かるスペックでしか両機を比較するしかない。

連写性能は秒12コマのニコンに対してキヤノンは14コマ。
高感度性能はD5の常用102400(拡張3280000)という数字に対してキヤノンは常用51200(拡張409600)。
画素数はD5が2082万画素でEOSが2020万とほぼ拮抗している。

と、主な数値上の比較ではほぼ五分五分。

しかしニコンの拡張感度3280000は実際の使用は難しいとしても数値だけは驚異的。昔の自動車の馬力競争のように数値だけを重んじる大衆の目には、この数字はギミックと分かっていながらも魅力的に映ってしまうことだろう。ユーザーに与えるインパクトでは今回、ややニコンの宣伝戦略が優勢のようで、後から1DX MarkⅡを発表したキヤノンは製品紹介ではニコンに勝る秒14コマという連写性能を1番にアピールし、高感度性能についてはカタログ上での真っ向からの勝負を避けているようにも見える。

まあ、いずれにしても世界で最高峰の2機種。どちらが上か下かなどという比較はあまり意味はない。ともに素晴らしい製品なのは間違いがないが、前述の性能だけではなく、地味なところを見ると、それぞれの進化が真面目に行われていることに気づく。いろいろあるがここではそれぞれ1点ずつ示しておきたい。

まずはニコン。
自分としては今回のD5で気づいたのがバッテリーの低電力消費設計。電源回路の高効率化でバッテリーの長持ちが図られたようで、撮影後に撮った画像をチェックすることが頻繁なデジタルカメラでは大変ありがたい。冬場の撮影で3、4日の日程ともなるとバッテリーチャージャーを持参するかどうか逡巡することが多いから、こういう進化は非常に実戦向きで助かる。もちろんD4から同じタイプの電池が継続して使えるのもさすが。ワイヤレストランスミッターなどを付けると、さらに電池の消費も増えるだろうから、こういう比較的目立たないところへの配慮は使用する段になってじわじわと理解されるだろう。

一方のキヤノンは新開発のAFの測距点を全点でF8に対応したことが魅力的。特にエクステンダー(ニコンではテレコンバーター)使用時にはこの機能の恩恵が身にしみるカメラマンは多いと思われる。超望遠レンズは最近、軽量化が図られてはいるが、その重量から言っても何本も持参できないし、そうした場合、荷物を少なくするためにもエクステンダーはとても便利。だから性能アップには当然、力を入れてもらいたいと願うカメラマンは多いわけで、きっとこうしたところも見極めた上での全点F8対応はこれまたさすが。

どちらのメーカーのユーザーも、きっと発売を心待ちにしていることだろう。

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その一方で感じるのはデジタルカメラへの愛着の薄さ。こうして4年ごとに新機種になるから、いくら惚れ込んだ愛機でも、買い換えるためには下取りに出して行かなくては元手を作れない。
フィルム時代なら気に入ったカメラを大事に長く使ったものだが、今や何十万もするカメラであってもほぼ3~4年ごとに手放していかなくては新機種を導入するのが難しい。

D5が出ると知って発表前にD4を下取りに出したが、思い起こせば4年前、発売日に手元にやってきたD4を携えて払暁の東十条に「あけぼの」を撮りに行ったものだ―などと感傷に浸っているゆとりもなく、右から左へ処分して行かなくてはならない今という時代には「これで良いのか?」という反発も湧く。
そろそろ「道具」として永く愛着を抱けるような、そんなカメラが出てきて欲しい。

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「カシオペア」が運転されない日にはこんな被写体で時間をつぶした。3月に消滅する485系の「白鳥」。下は昨年10月に青森側で、上は1月に雪の降る中、北海道側で撮影した。あれほどの勢力を保った485系も、この「白鳥」が定期列車としては最後の特急だと知って驚かされる。

(写真、文:U)

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2016年2月 1日 (月)

心動かされるオリンパスのカメラ

最近、買い物などのついでに家電量販店に立ち寄る機会がある。リビングのテレビの調子が悪く、今すぐ見られなくなるというわけでもないのだが、そろそろ買い換えも視野に入れて大きさなどを検討するためだ。もともとテレビを見る時間が圧倒的に少ないわが家としては、大きなものは不要なのだが、50インチの4Kでも¥200000を切るのを目の当たりにしてしまうと、これくらい大きくても悪くないと感じてしまう。現実的に考えれば無駄であるのは承知しているのに、かつての値段を知っているから妙な欲が出てしまうのは凡人の極みで恥ずかしい限り。部屋の雰囲気を壊さない程度のサイズにするのが利口なのだが…。

ほかに店頭で気になるのがデジカメ。ニコン、キヤノン以外のカメラに触れる機会が少ないこともあって、それ以外のメーカーのものを見るのが楽しい。ソニーやパナソニック、リコー(ペンタックス)もなかなか面白い製品を出していて、手にとっていじくり回してみるが、そんな中で最も気になるのがオリンパスのカメラ。特にOM―DシリーズのE―M1とE―M5MarkⅡ。なにしろスタイルが最高。フィルム時代、1眼レフメーカーとしては後発だったオリンパスが満を持して発売したOM1とOM2のデザインが踏襲されている。昭和48年、OM1(発売時はM1と称していたが、その後ライカのMシリーズに抵触するとクレームがあってOM1に変更された)が発売され、そのスタイリッシュなボディに飛び付いたことを思い出す。コンパクトで性能的にもニコンやキヤノンのフラッグシップ機にも劣らないうえ、システム展開も幅広く、蒸気機関車末期の中学生時代から大学を卒業するまでOM1、OM2を使い続けた。

やがて大口径超望遠レンズを使うためにニコンに移行したが、オリンパスのこの2機種はデジタルカメラが全盛を迎えた今でも状態の良い中古品を手に入れたいと、銀座に出るときなどはカメラ店をのぞいたものだ。
しかし今回、「のぞいたものだ。」と過去形にしたのは、前述の2機種がこのOM1、OM2のスタイルを正統に継いでいるから、今になって撮影に用いることのないフィルムカメラを入手するよりもデジタルで使えるなら、E―M1とE―M5MarkⅡを買う方が賢明であると判断したため。
加えて、その気持ちを煽ったのは最近発売されたM、ZUIKO DIGITAL ED300㎜ F4というレンズの凄さ。知人がサンプル品で撮った画像を見せてくれたが、とんでもない素晴らしさ。マイクロフォーサーズだから焦点距離は35ミリ換算で倍の600ミリになるが、6段もの手ブレ補正が機能するから、手持ち撮影も楽々こなせる。中途半端なAPS―Cサイズのカメラよりも割り切って、こちらを買った方が良さそう。とにかくぶっタマげたレンズで、自分の知る中で最高に優れたレンズではないかと思う。

ニコンやキヤノンの重いカメラに重い超望遠レンズを携えて撮影に行くのも良いが、この組み合わせは機動力を駆使できるから、自分の年齢を考えたときにかなり魅力的に映る。画素数がアップする新型機にも期待したいから、ただちに導入には踏み切れないが、300ミリとのセットに手を出しそうな気配は濃厚だ。

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今月の渡道は月末の予定。先月の旅行で晴れれば順光になる、雑誌等でまだ1度も見たことのないポイントを見つけたから、そこを攻略したいと考えている。
「カシオペア」の北海道乗り入れが途絶えるまであと少し。ほかにももう1カ所、記録しておきたい場所があるが、望んでいるような天気に恵まれるかどうかが最大の焦点。

(写真、文:U)

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〈追伸〉:今回はカメラとレンズのことを書いたが、そんな矢先、友人がニコンのレンズとストロボの値上げの知らせを教えてくれた。ニコンのHPにも出ているが400ミリ F2・8や800ミリ F5・6などは約¥120000ほど。テレコンバーターの新型1・4倍は¥10000ほどの値上がりとなる。3月1日から実施される。

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