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2015年12月23日 (水)

「第9」

けっきょく趣味というもの、深く追求していくと金がいくらあっても足りない。とりわけ鉄道写真を趣味としてきた自分にとってカメラなどの機材はもちろん、撮影に行くための飛行機代(電車賃)、ガソリン代、高速道路料金も必要。泊まりがけなら宿泊代や食費だってかかる。もちろんそれらを倹約するさまざまな方策はあるが、この年齢になってレンタカーで車中泊したり、コンビニの添加物満載の夕食は健康面からも困難。移動の電車だってグリーン車や、時にはグランクラスで優雅でたおやかに移動したい。

そんなわがままは「身の丈を知らない」と言われそうだが、できることならそれに越したことはないから、つい後先を考えずに散財してきた。幸い自分が所属する会社の有能なる経営陣のおかげで美味いものを食べたり、諸々の経験ができたのだからある意味、「贅沢」を「授業料」と開き直っているが、それも定年まであと少し。65歳までやる気があれば今の仕事(少しは楽になるが)を続け、そこそこの収入は頂戴できそうだが、都会の満員電車に揺られてまでも、通勤し続ける気力を維持できるかどうか不安。ただただ収入を得るだけのために生半可な意識で仕事をしては若い方々に申し訳ないという思いに加え、まして今後、撮りたい車両がなくなるのだから趣味にかける金も今までほどはいらないとなれば気持ちは安きに流されそう。

そんな矢先、K氏のお誘いを受けて小林研一郎指揮の「第9」のコンサートに行ってきた。あまり声高に言えるものではないが、これでも自分はクラシックが好きで、自宅にはそこそこの数のCDがある。ほとんどが有名な曲ばかりだから「好き」というのはおこがましいが、とにかくわが家にはほかのジャンルの曲を凌駕するほどのクラシックがあることは事実。にもかかわらずクラシックのコンサートはほぼ初めて。楽器の名前も知らないし、もちろん満足に楽譜も読めないから、コンサートに行くことに敷居の高さを感じていた。

それが北海道での撮影時、K氏とクラシックの話になり、そのときのことを覚えていてくれた彼が誘ってくれた。

「百聞は一見にしかず」。とにかく素晴らしかった。もうこれ以外の言葉は出てこない。この年齢になって「感動」というものを味わったのは驚きとともに、まだまだ人生には経験してみるべきことが多々あるということを再認識させられた。普通の人が経験することのない業務にも従事してきた自分をもってしてもだ。多くの形容詞を並べ立てても意味はない。来る28日に横浜で開催される同じ小林研一郎氏の「第9」を今度は妻と2人で行くために申し込んだことで、その思いをお伝えしたい。

こうなると一気に深みにはまる自分の性格、ほかのコンサートにも関心が湧く。そしてそれ以外にも、まだやりたいことは出てくるだろう。きわめて現実的な結論でお恥ずかしいが、そのためには健康である以上、収入を得ていかなければならないと考えを一新させられる良いきっかけにもなった。

何事もやらずに死ねるか!

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Kさん、サントリーホールの翌22日は朝から晩まで「第9」を聴いてしまいました。28日は妻にも聴かせてやります。

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先月の水上旅行で撮ったD51の写真、誰もアップする人がいないのを幸いに、画像が枯渇しそうな自分がサッサと掲載してしまう。ごくごく当たり前の写真で、おまけに天気も良くないし煙も大したことのないものだから、お恥ずかしい限りだが、これがニコンのAF70~200ズーム F2・8G ED VR2で撮った最後の写真。12月の北海道で故障したため持ち帰って修理するのも面倒臭く、そのまま捨ててきたためだ。修理費もそこそこかかるほどの故障だったし、それならどうせ流し撮り以外、ほとんど使う機会がないから、F4のもっと軽いレンズを新調した方が良いと判断した。

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上は11月21日、下は22日の撮影。下の写真はD51側を撮って振り返ったもの。架線柱が入ってしまうが、もしこんな角度で柱が入らない場所があったら行ってみたい。自分としては好みのアングルだ。ディーゼル車両の後追いは排煙の影響で撮りにくいが小雨のせいもあって煙が拡散されず、どうにか撮影できた。三脚に据えてあった500ミリを急いで外して手持ちで撮影したが、前のレンズよりも軽量になって手ブレ補整機能も進化したから楽々。

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「北斗星」終焉間際、仕事帰りに立ち寄った上野駅。
今や「北斗星」はもちろん、青いEF510が「カシオペア」を牽くことも貴重になっているようだ。19日に親しい方々とお酒を飲んだ席でそんな話を聞いた。
田端のEF510は残る3両も貨物会社に転籍するようで、その後「カシオペア」が運転される場合はEF81となるらしい。特急牽引機としての役割は短命に終わる。

(写真、文:U)

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コメント

Uさま

先日は「第9」演奏会にご一緒できて私自身も何よりでした。
やはりUさんには、CDではなく生演奏を体験して欲しかった・・
その想いが達成できたこと、そしてあの素晴らしい演奏に共に感動できたことを嬉しく思います。
演奏直後のUさんの放心状態のお姿も、私にとっては新たな発見でした!

翌日、目一杯第9漬けになったとのこと!
それでいいんです。
ここの部分のこのフレーズが忘れられない!また聴きたい!すぐに聴きたい!
自分にとって、衝撃を受けた演奏の後には、よくあることなのです。
「来年、俺はもう・・・」とか言わずに
どんどん好きな曲を好きなだけ聴きましょう。
音楽は心の栄養です。

28日も是非楽しんできて下さい。
そしてまた私ともお付き合いのほど宜しくです。

投稿: K | 2015年12月24日 (木) 13時36分

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