« 黄金のタテ | トップページ | 次の北海道行き »

2015年8月26日 (水)

ラスト北斗星で想ったこと

20150823_8008_ef5105152

今週から東京でも随分と気温が下がり、一足早い秋を思わせる日が続いている。まるで、週末の「北斗星」ラストを待ってから季節が移ったように思えてならない。

臨時になったとはいえ、今春からは「カシオペア」と交互に運転されていたブルトレ「北斗星」も、いよいよフィナーレとなってしまった。我々の年代だと、ブルトレというとどうしても東海道線スジの九州ブルトレをイメージしてしまうが、JR化後の27年間という長きに渡り、青函を渡ったブルートレインとしての功績は多大だ。一時的ではあるが、3往復で運転されたり、スキー列車や、夢空間列車として札幌以遠までの運転だったり、列車自体のバリエーションも多かったことも特徴だろう。個人的には、外観はブルートレインでも、リゾートトレインに近いイメージを持っていたことも事実だ。行先が札幌ということもあるが、個室寝台客車を連ねた豪華な編成で、食堂車でフルコース料理を嗜むといった、東海道線のブルトレとは一線を画す印象であった。

そんな「ラスト北斗星」の当日、普段はなかなか重い腰を上げないA氏も参戦となり、いつになく気合いの入った撮影行きとなった。未明に自宅を出発、それぞれ待ち合せながら、U氏らとともに迷うことなく栃木県の蒲須坂へ。天気に恵まれない日和だったから、少しでも自由度の多い撮影地ということなのだが、いずれにせよ、こんな日には相応しい泣き出しそうな天気であった。

通過時間が近づくと、どこからかヘリコプターの音、上空を旋回し列車が近いことを示していたが、ファインダーに現れたEF510は、いつにも増して悲しげに見える。それもゆっくりゆっくりと我々多くのギャラリーを前にして進んできた。かなり長い汽笛を鳴らし、まるで港から出航する船の汽笛に思えて寂しさを誘う。いつになく線路から離れて撮影しようとしていたためか、ファインダーを通して列車を追う事ができたが、ひとつひとつシャッターを切りながら、本当にブルトレも見納めか~、何て思うと目頭が熱くなってしまった・・・

撮影後、某I氏も加わり近くでしばし朝食をとることにしたが、たわいのない雑談の中でも、皆が皆、申し合わせたのではなく、ラスト北斗星が無事に上野まで到着することを待っている気持ちが伝わりとても嬉しかった。ブルトレに対する思い入れは人それぞれだけど、言葉にしなくてもどこか通じているこんな仲間達を私は誇りに思いたい。

メインカットは、後日のU氏にお任せすることにして、私からはゆっくりと築堤を行くシーンを掲載。

2015(H27)-08-23    8008レ  EF510-515 北斗星  蒲須坂付近

(写真、文 : K )

|

« 黄金のタテ | トップページ | 次の北海道行き »

執筆者K」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ラスト北斗星で想ったこと:

« 黄金のタテ | トップページ | 次の北海道行き »