新緑と青
紆余曲折の結果、1泊2日で北海道に行ってきた。7月29、30日の2日間。
天気には恵まれなかったものの、懸案だった新型500ミリを使い、その性能向上ぶりを確認することができた。
ひと口で言って「イイ」。従来型でもじゅうぶんすぎるほどの性能だが、それをも凌駕するキレの良さ。特にテレコンバーター1・4倍との相性は抜群。700ミリの単玉と言っても過言ではないほど。1・7倍のテレコン装着でもそれを実感できる。蛍石使用の成果なのだろうと思われるが、空気が澄む秋から冬場に「カシオペア」狙いで渡道する機会が待ち遠しくなった。
ところで話は変わるが、どうやらニコンはこの後、標準系ズームの主力である24~70ミリ F2・8を手ブレ補整機能付きの新型にするというし、さらに望遠系で何と200-500mm f/5.6 ED VRという全くの新製品を出すらしい。
特に後者はニコンとしてはかなりの廉価で¥200000を切るとの噂もある。この話がもし本当ならシグマなどレンズメーカーの超望遠系ズームは値が下がりそうな気配もあり、面白くなりそうだ。
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夏休みの千歳空港は家族連れで混雑。それは承知していたが不快だったのは中国人客。みやげ物屋でいわゆる「爆買い」する姿がそこかしこで見られた。
帰りがけ空港に着いて家族が好きな「じゃがポックル」を買おうとしたらほとんどの店で売り切れ。この商品が出始めの頃、北海道でしか買えないとあってこんな現象が見られたが、とっくにそんなブームは過ぎて、最近ではいつ行っても売り切れていることなどなかった。人気商品には違いないが、今さらガツガツ買い込むようなものでもなく、空港に着くまで、よもやこんな状況になっているとは考えもしなかった。
何とか入手したが空港で騒々しく中国語で会話する観光客の手提げ袋を見ると「じゃがポックル」が満載。家族5人なら30箱ぐらい買っている連中も相当数。やっと見つけた店で話を聞いたら、ここではお一人様2箱までと中国語で但し書きしているにもかかわらず、何度も店にやって来ては買い込んで行ったいうのだからあきれてしまう。帰国後、転売している奴らもいるらしい。いずれ中国の農薬入りジャガイモでも使ったコピー商品が生まれるかも。ネーミングは「じゃがポックリ」か。
店にしたら良いお客さんなのだろうが、日本人観光客にしたら不愉快きわまりない傾向。
ちなみに手荷物検査を終えた後の国内線搭乗口ロビーのショップには、いつものように普通に「じゃがポックル」が並んでいた。
夏休み中、新千歳空港で帰りにこれを買おうと思っている人はターミナルのショップで売り切れていても、中国人が少ない国内線搭乗口近くの店には残っているはずだから慌てる必要はない。
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今回は自らの「芸風」とは異なる、お遊びの写真。5月31日に撮った下り「北斗星」。
この写真、5月のゴールデンウイーク明けに、自宅で風呂に入っていたときに窓から見える庭木を見ながらコンテを立てたもの。すなわち「青」と「緑」を中心にした組み合わせができないかという発想だ。「カシオペア」ではこの絵はダメ。青い「北斗星」でなければ成立しない。なるべく新緑とブルー以外の色を排した絵柄にしたい。そのために撮影地をいろいろ考えたが、とどのつまりは自分の知る限り、そんなポイントは思い浮かばなかった。
この場所は上り列車の撮影地を探していたときに偶然、見つけた。タテで500ミリ。
上り勾配で排煙を上げながらの通過だったのは誤算だったが、折からの雨でそこそこバックの緑も際立った。
コンテ通りとはいかなかったが、「青」と「緑」というテーマには近づけたと思っている。
(写真、文:U)
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