« 悪天候下の遊び | トップページ | 室蘭に寄港した超大型豪華客船 »

2015年6月25日 (木)

旅情

前の記事でU氏が掲載した写真・・・

ご本人は芸風を大きくはみ出したと言っているが、私にとっては強烈に印象に残る作品(あえてこう呼ばせて頂きたい)の一つになった。

カメラがデジタル時代になって、我々が若い頃から撮影を続けてきた記録性の高い写真は、現在はさらに綺麗に鮮やかに被写体を捕らえることができ、かなりの極悪環境でも諸ともせず撮影が可能になった。昔からの伝承である「ワンパ写真」で撮影すれば、太陽光に左右されず被写体を細かく記録することが出来てしまう。しかしその一方で、記録性よりも、その時の想いや情感をファインダーのなかに求めてシャッターを切り、視覚からだけではない人間の情のようなものに触れてくる写真をも、気軽に撮影できるようになった。前の記事にも書いたと思うが、私自身長年写真を記録だけのものととらえていたが、デジタルカメラを持つようになって随分と撮影の幅が広がったと思っている。どちらも、自分の腕が上達したのではなく、単にカメラの性能がアップしたからというのが情けないところではあるのだが・・・

低く垂れこめた雲の下をDD重連で終着を目指すカシオペア号。全体が青くクールで、コントラストが高く、思いきりローキーだから、寒く冷たく、まさにここは北海道の厳しさや大きさが感じ取れる。去りゆく列車を、2羽のツガイのカモメが見送っているところも、何という偶然の演出だろう。素晴らしい!この写真1枚から、私の心はすでにカシオペアの乗客になって窓からその景色を見ているようだ。寝台列車の行く末に思いを馳せると、自然とバーバーの「弦楽のためのアダージョ」が流れ出す。そしてもう一つ、遠くに見える赤と青の場内信号機が、撮影者の気持ちを表しているようでこれまた感動的であった。

U氏の掲載した3/24分の強烈な動感写真といい、今回の旅情感たっぷりの写真といい、彼の「遊び」には今後も目が離せないでいる。さらに期待して静かに待ちたいと思う。Uさま、本来コメント欄に書くところを記事にしてしまいました。お許し下さい・・・

で、自分はどうなのよっ、てことでそれに続けば良い流れなのに相変わらずの記録写真を載せておく。但し今回は、一度やってみたかった「撮って出し!」

今から1時間ほど前に撮影した画像。いつもお世話になっている川崎界隈の良き仲間から教わりHM付きの試単列車を撮影してきた。個人的には65PFのこのカマは、あまり好かないが、カマのブルーとHMのブルーがマッチしていて良かったと思っている。

2015-06-25     試単6992レ  EF652127   東海道貨物線/新鶴見

(写真、文 : K )

20150625_ef6521272

|

« 悪天候下の遊び | トップページ | 室蘭に寄港した超大型豪華客船 »

執筆者K」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 旅情:

« 悪天候下の遊び | トップページ | 室蘭に寄港した超大型豪華客船 »