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2015年6月11日 (木)

模型を眺めながら撮影計画

趣味というもの、本来は時間やお金に無理をしないで、自分のできる範囲で楽しむ娯楽。そうとらえれば、いい年齢の自分があくせく北海道通いをしているのは、その域を逸脱しているのが明白。Tさんの記事を拝見して、そんな愚かな自分を客観視できた感がある。 時間に余裕ができたからとか、今日は天気が良いから線路際に立ってみようとフラリと行動する、趣味本来の在り方を見直すのに示唆に富んだ記事だったと思う。肩の力を抜いたこういう取り組み方こそ、趣味と永く向き合っていける秘訣なのだろう。

しかしこちらは相変わらず。
ふと気がつくと臨時「北斗星」の命脈もあと2カ月少々。毎日運転されるわけではないから回数としてはその半分以下。撮れる日は残すところ50数日だけと先が見え始めてきた。廃止されることが分かって慌てて撮影し始めた、いわゆる「葬式鉄」ではないが、この趣味を続けてきた大きな目玉となる列車が消滅するわけだから自ずと力は入る。

また、もう一つの夜行列車「カシオペア」は秋以降、おそらく来年の新幹線開業までは存続するであろうものの、9月以降は北海道に行ってもせいぜい隔日運転となって撮影効率がガクンと落ちるからここでラストスパートせざるを得ない。限られた時間でどんな絵をモノにできるか、しっかりコンテを立てて臨みたい。

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待望していたムサシノモデルのDD51三つ目バージョン(13ミリ)を購入した。
この模型、第1回目に販売されたときに諸々の事情から買いそびれていたのだが、最後の生産に当たって店頭でのみ製作を受け付けてくれた。おまけに製作がそれまでの韓国・AJIN社からATM社という、精鋭集団に変わったから何が何でも買うしかない。実物を追いかけながら今か今かと模型の完成を楽しみにしていた。

手にした745号機(五稜郭時代)は非の打ち所がないほどの完成度。些末なことを言えばボンネット前面の通風口の彫りがもう少し深ければパーフェクトなのだが、実物の特徴をあますところなく再現したムサシノモデルならではの逸品。おかげで今回、このモデルを引き取りに行った際に、またまた買うつもりのなかったEF81を予約してしまう羽目に陥った。

その模型を机の上に置いて、この機関車をどの角度からどんなレンズで撮影したら自分好みのアングルになるかを検討中。スタンドの照明を当てながら陰影をつくり、そんな光線が当たる撮影地を考えているが、これじゃあTさんのようなアダルトなアプローチからはまたまた遠ざかりそうだ。

お恥ずかしい。

_dsc77801

_dsc778415月19日に撮影した下りの臨時「北斗星」。

この日は17日に上りで発生した車両故障(八雲付近を走行中、客車のドアが開いてしまった)の影響を引きずって約1時間少々の遅れ。おかげでこの後に控えているDF200による24系客車の廃車回送などと時間が接近してしまった。

撮影地は稀府~黄金の踏切。前述のように次の撮影に備えて選んだこの場所は、遠くから見るとスロープを下りてくるように見えるが、近くに行ってみるとほとんど平らで特に面白みはなく期待はずれ。もちろん晴れれば列車の側面には日が回らないから曇りや雨の日用のお手軽ポイントだ。

このとき踏切の警報機のすぐそばに脚立を置いたために「北斗星」以前の列車が通過後、遮断機がそれに引っかかって上がらず、自動車の通行の妨げを引き起こした思慮の足りない2人組がいた。その連中はそんなことにも気づかず雨の中、レンタカーの中で、それとは別の方向を向いてのほほんと待機していたから注意喚起したものの、お礼の一言もなく平然たる態度のクズ。そもそも脚立なんぞ立てるようなポイントでもな く、挙げ句の果てはそんなザマ。間抜けぶりは噴飯ものだった。

Rimg0011

ムサシノモデルのDD51。例によって撮影後、フォーカス合成した。

(写真、文:U)

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コメント

U様
いつも楽しく拝見しております。
小生は鉄道へ道の復活は模型からだったので、ムサシノモデルのDD51は大変素晴らしい出来であることが文中からも感じています。
13mmは資金的な面からハードルが高いため、ガニマタと言われてしまうのは承知でも16番のC62を自席で眺めるのが精一杯です。

文中の踏切は小生も訪れたことがあります。北斗星ではありませんがキハ183やDF200をここで撮影しましたが、例え先客がいたとしても脚立を使わねばならないほどにキャパシティの少ない場所ではなかったハズですので、この遮断棒を引っかけた人物達の行動には首をかしげました。U様が注意されたことに別段不思議と思わなかったことも含めてです。
先日、復活したEF66-27号機が関東にやってきた際に栃木県内で撮影をしました。タイガーロープの無い区間は先客で賑わっており、また畑の中だとういうのに堂々と入って行くことに嫌悪感を覚え、障害物は多くとも静かなポイントを見つけて撮ることにしました。この時も先の賑わっていたポイントでは挨拶もあまりしない人で多く、「これが現代の人の感覚なのだろうか」とも思っています。北斗星、カシオペアの終焉が目前に迫っているため、この様な人たちは更に増えていくのかもしれません。
長文大変失礼をしました。
これからも皆様のご活躍を楽しみにしております。

投稿: お殿様 | 2015年6月14日 (日) 11時10分

返信、遅くなりましたが「お殿様」、今回もコメントありがとうございます。
ムサシノモデルのDD51は見れば見るほど実物をよくとらえたモデルで増備したい思いにかられます。無理してもJR北海道の青い塗装のものも入手すべきだったとの後悔すら湧いてくるほどです。

稀府~黄金の踏切での一件、脚立を使用するのは私の関知すべき問題ではないのですが、使うなら使うなりの配慮はあって然るべきでしょうね。ただ、自分たちのミスを指摘されても、それを教えてくれた人間に謝意を伝えることすらできないとなると、鉄道ファン以前の人間としての常識が欠けているわけで、こういう人間はきっとまた、そんなドジを繰り返すのでしょう。社会生活においても隙だらけの日常が垣間見えるようです。
最新の自分の記事に書いたように、そろそろ私も撮影からリタイアする時期が訪れ、自宅で模型をいじる日々となりますから、こんな連中と「袖すり合う」のもあとわずかなのは清々します。

ところでR32はこのところあまり乗る機会がありません。また、夜間のドライブではいよいよ虫の死骸がまとわりつく季節となって、ますます動かす機会が減りそうです。あの車、車庫に置いておくだけでも案外、バッテリーを消耗するので、暇をみてチャージしておくか配線を外しておこうかと考えている昨今です。

投稿: U | 2015年6月16日 (火) 11時14分

U様
お返事ありがとうございます。覚えていただいており光栄です。
小生のR33もオーナーになってから4年目でいよいよバッテリーが怪しくなったため新調した経緯があります。2ヶ月ほど中々乗れず、その間にバッテリーが上がってしまったというオーナーもおられます。この年代の車両はどうしてもボディからも電気がドンドン放出しているようですので、バッテリーのためにも、また機関のためにも定期的にしっかりと動かさないといけないですね。

投稿: お殿様 | 2015年6月17日 (水) 20時26分

ムサシノモデル EF81 で検索を掛けましたら貴殿のページに辿り着きました。

唐突で恐縮ですが質問させてください。
ムサシノモデルのEF81私も興味があるのですが、
昨日ムサシノモデルへ問い合わせしたのですが、予約はまだ受けていないとの回答を頂きました。
このブログの本文では予約を行った旨書かれていましたが...??

投稿: kyuuchan | 2017年8月 7日 (月) 16時57分

2年前の記事へのコメントだったため見つけるのが遅れ、返信が遅くなってしまいました。

この記事を書いたころ、ムサシノモデルは試作品のEF81の写真をホームページなどにアップし、店頭にもそれが飾られました(今でも店頭で見られるはずです)。私はDD51を引き取りに行った際、それを見て「双頭連結器の139号機を是非、作って欲しい」とリクエストし、社長が「一応、承っておきます」と返事をして下さいました。ですから正式な「予約」というよりも、どちらかといえば「口約束」ではありますが、同社の製品を20両ほど購入してきた自分としては、それまでもこのようなやり取りでオーダーしてきましたから、この返事をもって「予約完了」と解釈したわけです。

その後、EF81の製作は何かの事情でストップしたままなのはご存知の通り。どういういきさつかは知りませんが、いずれ量産のメドが立てば正式な予約を募ることでしょう。模型業界の発売時期というのは正直、あてになりませんから、当方も気長に構えていますが、ムサシノモデルとのこれまでの付き合いから、事前に案内状などが送られてくると考えています。

投稿: U | 2017年8月10日 (木) 21時28分

返信ありがとうございました。

実は当方「何かの事情」を知らない人です。でも公の場に出し辛い事情なのでしょう... と察しておきます。

カシオペア / トワイライト / 北斗星、乗り鉄メインの人間でしたので
非電化区間の北斗星の写真、羨ましく素晴らしいです!!

投稿: kyuuchan | 2017年8月14日 (月) 11時04分

kyuuchanさん、私も本当にEF81の発売が遅れていることに関し「事情」は何も知りません。正直言って、ムサシノモデルから次々と新製品が出るのは資金を工面するのが大変なので、(発売が)先延ばしされる事はむしろありがたい面もあるのです。

ところで、ムサシノモデルにEF81の発売が決定したら郵便で案内(注文書が付いた文書)を送ってもらうよう、お願いできるのではないかと思います。一度、電話で頼んでみてもよろしいのではないかと…。これまでムサシノモデルとの接触がないにしても、切手を同封のうえ、依頼してみれば引き受けて下さるのではないでしょうか。同時に、それは「必ず購入する」という意思表示にもなり得ると思います。
金属製鉄道模型はもはや伝統工芸的な存在で、欲しいと思ったら確実に入手しておくに越したことはありません。おそらくムサシノ製品を凌駕するような16番金属製模型は今後、出ないのではないかと予想しますので、当たってみてもよろしいかと思います。

わざわざの返信、ありがとうございました。

投稿: U | 2017年8月14日 (月) 15時06分

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