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2015年6月

2015年6月29日 (月)

「北斗星トマムスキー」

1998323_9010_ef65_1025_2
今週からもう7月。いよいよブルトレ「北斗星」の消滅がすぐそこまで迫ってきた感じがしている。正確に数えている訳ではないが、日一日と運転日が減っている事は間違いない。撮りこぼしのないように何て日頃考えてはいるが、いくら撮影しても無くなってしまえば、あれもこれもと、いつもの事ながら悔いが残ることばかりだ。

誕生してから四半世紀以上も運転されてきた「北斗星」は、間違いなくブルトレ史上名列車として今後も記憶の中で君臨していくことだろう。我々世代には、ブルトレと言ったら、「あさかぜ」や「さくら」「はやぶさ」「富士」といった東海道線と疾走したブルトレ群がまず頭に浮かんでしまう。しかしもう少し若い世代の方たちには、この東海道ブルトレと同じような感覚で「北斗星」を捕えているのかもしれない。どちらも、長い間特急寝台列車、ブルートレインとして我々ファンを魅了し続けてきたことには間違いないのだから・・

今回は、最近そんな想いが降って湧いてくる中、一時冬季限定で運転されていた「北斗星」の派生列車、「北斗星トマムスキー」号。直流区間は、EF65PFが最後まで牽引していた。「北斗星」のHMをアレンジした専用のHMは、今見てもセンスがあり好感が持てる。また65PFも、ブロックナンバーではあるが初期型の65PFで、キリリと締まった良い顔をしている。最近では、現存している最終ロットのPF達を撮影しては喜んでいるが、やはり65PFと言えばこちらの寒冷地仕様のカマであることが再認識できる。

1998-03-23    9010レ       EF651025  北斗星トマムスキー  栗橋-古河

(写真、文:K )

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2015年6月27日 (土)

室蘭に寄港した超大型豪華客船

28日からまた北海道行きをもくろんでいたが、天気が芳しくなさそうで見送ることにし、ホテル、航空券、レンタカーのキャンセルをすませたところ。日没の遅い季節で上り列車撮影の好機なのに残念だが妥当な判断だろう。

さて、Kさんが前回の当方の写真を評価してくださったが、あまりにも照れくさい。あんな写真はカメラのホワイトバランスさえいじれば誰でも簡単に撮れてしまうシロモノ。3月24日の写真も後で手を加えたことは記事にも書いた(あちらはWBは調整していない)。そんな産物だからこそ「遊び」としたわけで、いわばインスタントラーメンを客に出したら、ほめられて赤面しているラーメン店主といったところか。

ただ、自分はいつも後でどのようにトリミングしようとか、どういう補整を行うかまでを考えてから撮影に当たる。だから前回の写真は客車側面に描かれた「CASSIOPEIA」の文字にピントを合わせ、なるべく空を入れて土台となる絵をつくり、事後処理であんな調子に仕上げた。要するに「遊ぶ」にしても計画を立てたうえでのこと。それだけは記しておきたい。

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きょうの画像は5月29日の「北斗星」。19日にアップした写真に続くもの。もはや撮影場所は記さずともお分かりだろう。海峡線で1回目を撮ってからここに回るのは今やお決まりのコース。もちろん晴天を期待して千歳から道南にやって来たわけだが、この日は津軽海峡沿岸と同じように霧が立ちこめていた。

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撮ったときは残念な思いもあったが、晴天時の写真は雑誌などでしばしば見かけるから、返って目新しさも感じる。ミルキーなトーンでこれはこれで嫌いではない。ありがたかったのは、ヘッドライトが消灯していたこと。運転士がつけ忘れていたのかどうか知るよしもないが、こんな霧の中だから点灯していたら光がにじんでしまって見苦しくなっていただろう。そう考えればラッキーなショットかもしれない。P10105921
P10105911

上の2枚も5月29日に撮ったもの。函館方面から黄金周辺に戻って、夕方の上り列車まで時間を持て余し、暇つぶしに陣屋町の711系が留置されている所に来てみたら、すぐそばに係留されていた。

大型客船はかつて何度かヘリコプターで撮影したことはあるが、地上から眺めたのは初めて。
この「ボイジャー・オブ・ザ・シー」は全長311メートル、高さ80メートル、重量が137000トンもあるらしい。まるで海上を航行するマンション。後方からしか撮れなかったが、その威容には圧倒された。

(写真、文:U)

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2015年6月25日 (木)

旅情

前の記事でU氏が掲載した写真・・・

ご本人は芸風を大きくはみ出したと言っているが、私にとっては強烈に印象に残る作品(あえてこう呼ばせて頂きたい)の一つになった。

カメラがデジタル時代になって、我々が若い頃から撮影を続けてきた記録性の高い写真は、現在はさらに綺麗に鮮やかに被写体を捕らえることができ、かなりの極悪環境でも諸ともせず撮影が可能になった。昔からの伝承である「ワンパ写真」で撮影すれば、太陽光に左右されず被写体を細かく記録することが出来てしまう。しかしその一方で、記録性よりも、その時の想いや情感をファインダーのなかに求めてシャッターを切り、視覚からだけではない人間の情のようなものに触れてくる写真をも、気軽に撮影できるようになった。前の記事にも書いたと思うが、私自身長年写真を記録だけのものととらえていたが、デジタルカメラを持つようになって随分と撮影の幅が広がったと思っている。どちらも、自分の腕が上達したのではなく、単にカメラの性能がアップしたからというのが情けないところではあるのだが・・・

低く垂れこめた雲の下をDD重連で終着を目指すカシオペア号。全体が青くクールで、コントラストが高く、思いきりローキーだから、寒く冷たく、まさにここは北海道の厳しさや大きさが感じ取れる。去りゆく列車を、2羽のツガイのカモメが見送っているところも、何という偶然の演出だろう。素晴らしい!この写真1枚から、私の心はすでにカシオペアの乗客になって窓からその景色を見ているようだ。寝台列車の行く末に思いを馳せると、自然とバーバーの「弦楽のためのアダージョ」が流れ出す。そしてもう一つ、遠くに見える赤と青の場内信号機が、撮影者の気持ちを表しているようでこれまた感動的であった。

U氏の掲載した3/24分の強烈な動感写真といい、今回の旅情感たっぷりの写真といい、彼の「遊び」には今後も目が離せないでいる。さらに期待して静かに待ちたいと思う。Uさま、本来コメント欄に書くところを記事にしてしまいました。お許し下さい・・・

で、自分はどうなのよっ、てことでそれに続けば良い流れなのに相変わらずの記録写真を載せておく。但し今回は、一度やってみたかった「撮って出し!」

今から1時間ほど前に撮影した画像。いつもお世話になっている川崎界隈の良き仲間から教わりHM付きの試単列車を撮影してきた。個人的には65PFのこのカマは、あまり好かないが、カマのブルーとHMのブルーがマッチしていて良かったと思っている。

2015-06-25     試単6992レ  EF652127   東海道貨物線/新鶴見

(写真、文 : K )

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2015年6月23日 (火)

悪天候下の遊び

北海道に来ている。入ったのは19日の朝一番の便で、戻りは本日の21時25分発。5日間の滞在だった。
今回は前回の最終日に行った場所で上りの「北斗星」「カシオペア」を夕日の中で撮ることができたのが収穫。このブログを書いている時点で最終23日の撮影結果がどうなるかは天候次第だが、これまではおおむね満足している。特に今度の旅行では下り列車にも気を引き締めて取り組み、陽炎による撮りこぼしはなかったはずだ。また、20,21日はDD51の「はまなす」も撮ったし、未明から夕方までずいぶん活動したように思う。

驚いたのは人の多さ。かつて「トワイライトエクスプレス」「カシオペア」「北斗星」の2ないし3本が運転されている頃や、「トワイライトエクスプレス」、定期「北斗星」の廃止直前よりもその数は確実に上回っていた。
ご苦労なことに黄金では前夜から現地で場所取りをしている熱心(もちろん皮肉)な人も見かけたし毎日、海峡線で撮影してから転戦してくる人も多かった(こちらは敬服)。

正直、何を今頃になってそんなに入れ込むのかと思う一方、鉄道ファンの心理としては夜行列車の消滅という事実を目の当たりにして、ラストスパートをかけたくなる気持ちは理解できる。
ただ、大勢が集まるとどうしてもおかしな人間も比例して増えるから、そういう点では不快な場面も多くなる(かく言う自分もその一味なのかもしれないが)。「エロ光」だとか「ゲバ」、「リベンジ」など、知性の片鱗もない言葉が耳に飛び込んでくるのが嫌で、そう予想して今回は人のいないところを狙って展開することを心がけた。仮に有名撮影地でも、なるべく人の集中しないポジションを選び、撮影意欲が減退するような状況を避けたおかげか、今回も気持ちよく帰途に就けるだろう。

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こんな写真をアップするとお仲間の方々から「何を血迷ったか?」と言われそう。前もって弁解しておく。

この日(22日)は怠惰に撮影地着が夕方5時。朝からどんよりした天気で斜光が楽しみな午後の上り列車もやる気が起きない。しかしそうは言っても北海道まで来ていながら宿で独り酒を飲むのも退屈だからノコノコ出かけていった。道中、どう見ても「カシオペア」通過時に日が差すことはあり得ないと予想した。「ならば遊ぶか!」、そう考えて芸風を大きくはみ出したこんな写真を撮った。

鉄道写真で自分が苦手とするワイド写真(とはいえ中望遠レンズの領域)。悪天候のおかげで、たまにはこんな写真も。

(写真、文;U)

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2015年6月21日 (日)

観光特急の往来

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カメラのテストを兼ねて今日は、小1時間の撮影をしてきた。現代のカメラは、本当に日進月歩、もうこれ以上の性能アップはいらないと思っていても、次の機種はさらに少しずつ良くなっているようで、いつも心をくすぐられている。昔のことを思えば、少々高い買い物だが、少しでもカメラ市場の活性化に繋がることを願いつつこの場に及んで無理をしてみた。

今まで使用していたAPS-Cのカメラを全て処分して、今回は気軽に1台持ってカメラハイクが出来るような、小型でも十分高性能なカメラに更新しようと考えていた。以前から色々とリサーチしてはみたものの、やはり自分で使ってみないとわからないというのが本音だろう。今日は、約150カットの撮影だったが、思った通り良くできたカメラの印象を持った。サイズの小ささで軽いというより、グリップの持ちやすさで軽さを感じる感覚。何といってもAF性能の素晴らしさは相変わらずで、この辺も安心して使用できた。秒6,5コマの連写性能には、私自身特にこだわりがないから、このくらいで十分に感じたが、ここでもやはり慣れが大事なように思われる。

掲載写真は、そんな事を色々感じながら撮影した185系による団体列車。運よく直前で同じ185系「踊り子」が飛び入り出演してくれてラッキーだった。

2015-06-20       185系同士の離合  Nikon D750にて撮影

(写真、文:K)

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2015年6月19日 (金)

すでに沖縄では梅雨明けしたようだが天気予報によれば本州では、エルニーニョ現象の影響で前線が太平洋高気圧に押し上げられず梅雨が長引くらしい。過去の記録をたぐると関東・甲信では例年7月20日ごろ、遅い年では8月の頭まで続いたとの記録もある。週間天気予報も当たり外れが目立って撮影計画を立てずらく、遠征を計画している人には厄介な季節だ。

5月末、28~31日の北海道旅行では最初の2日間が天候に恵まれず最終日の午後のみ晴れたが、特に28日は前日までの好天との予報を信じて千歳から海峡線へと車を走らせたものの、朝になってみれば深い霧に見舞われて、考えていたポイントでの撮影を断念せざるを得なかった。津軽海峡はこの季節、霧の発生が頻繁になることは承知していたが、遠征となれば好天に恵まれたいのは人情、落胆はそれほどではないにしても遠距離ドライブの成果が結果につながらなかったことは残念だった。梅雨がないと言われる北海道だが、毎年6、7月はに降水量が増えるのは過去の記録からも明らか。実際には梅雨なのだととらえて撮影計画を練らねばならない。

また、日の入りが遅くなった今の時期、誰もが撮りたいのは下りよりも夕日に照らされた上りの「北斗星」「カシオペア」。自分もそちらに重きをおいて昨年から黄金や北舟岡で撮影してきたが、このもくろみは晴天に当たらないと18時すぎの通過というダイヤだから痛い目を見る。曇天なのに時おり、雲間から差す光を眺め、夕方になれば晴れるかもしれないなどと淡い期待を抱いて、そうならなかった経験は1度や2度ではない。だから次の渡道では曇天が当たり前と考えて下り列車をもう少し真剣に狙おうと考えている。

もちろん曇りの日と言えども今の時期、無闇に超望遠レンズを使えば陽炎で玉砕は確実だから少し短めのレンズを使ってでも、1回1回のチャンスを無駄にしな いよう心がけたい。「北斗星」消滅までいよいよ2カ月となれば、「(写真として)撮れたか撮れなかったか」は大きいのだから。

いよいよ安全確実、無難な発想で撮影に臨まなければならない段階に入った。

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前述の5月28日に撮影した「北斗星」。前夜、千歳入りして函館方面に向かい、車中泊して朝起きたら見事なまでの霧。午前1時ごろには月も見えたから期待が持てたのだが、そうは問屋が卸してくれなかった。
長いレンズの使用は断念して接近戦を考え、何カ所か回ってここに腰を据えた。

いやはや毛虫の多い所で撮影後、車に乗ったら髪の毛や袖の中から毛虫がワンサカ出てきて驚いたが、ブヨも多く自宅に帰って風呂に入るとき、鏡に映った姿を見たらまるで風疹のような状況。昨年も同じような目に遭ったから、しっかり虫除けのスプレーを噴霧して臨んだが、北海道のたくましい虫どもにはほとんど効きめがなかった。

けっきょく朝日には恵まれなかったが、霧に包まれた柔らかな朝の雰囲気は悪くはない。葉の裏側に毛虫がびっしりと付いているであろう、周辺の新緑も場を引き立ててくれた。

(写真、文:U)

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2015年6月17日 (水)

新しいターゲットは?

201501_eh500
梅雨らしい天候が続き、中々カメラを持ち出す気になれないでいる今日この頃。

ネタと言われる列車たちも、この天気ではわざわざといった気分になっている。先日のEF6627も、周りに押される格好で出るには出たものの気持ちは不完全燃焼だった。やはり自分の場合気分が乗らないときには、撮らない方が精神衛生上良いようだ。今月は仕事上でも佳境を迎え余裕が無くなっているのだと思っている。この歳になると、色々なことに経験も増えているから、何事にも予想ができてしまうが、逆にそれだけ視野が狭まっているのかなとも思っている。知らずに自分自身を仕切っているので、考えも広がらないでいる。これでは、よい仕事も私生活も行き詰まるという危機感を感じているのだ。

最近私の周りの鉄チャンの間でも、今後何を撮ろう?、もう撮りたい車輛がない等よく聞こえてくるようになった。このブログのオーナーであるU氏もその一人・・・

確かに、今年は最後のブルートレインである「北斗星」が廃止されてしまい、また国鉄型の特急電車たちもいよいよ先が見えてきたようで、ファンの間には異常な閉鎖感が広まっていることは事実のようだ。私自身もそういった気持ちは、ここ最近大いに沸いてきているが、趣味の世界で考えていく以上、自分に正直に行動して行くことが大事なように思っている。無理に撮影を続けていくものではないし、これからはもっとファジーに考え、気分が乗ってきたから、天気が心地よいから、友人と同行できるから・・・そんな感覚で撮影は継続できたら良いのではないか、というお気楽な考えでいる。自分でも、これから先はこうだ何てわからない。ただ同じような気持ちで続けられれば色々な意味を含めて幸せに思う。

さてそんな私、今後の注目カマは、EH500と決めている。量産開始からもうすぐ20年、ここでもこの先北海道新幹線開通の影響を大きく受けることになるだろうから、このEH500にとっても激震が走る。九州に渡ったカマたちも存在しているし、北海道の乗り入れが廃止となるとどうなるのかと、色々想像が膨らんでくるというものだ。形態についても、試作車はもちろん、登場時期によって差があり趣味性が高い。今後塗装変更車とか登場したりして・・・また、機関車の向き(1エンド・2エンド)によって、見かけが変わることも面白い機関車だと思っている。大概のファンは、1エンド先頭で、パンタグラフが前側に立っていた方が良いはずだが、こればかりは、運しだいということで、ここも撮影し甲斐があるというものだ。

掲載写真は、そういった意味では運が悪く2エンド先頭でやってきた金太郎。どちらが先頭かは、近づいてこないとわからないので、ドキドキワクワクする一瞬だ。こんなサイドからの写真だと、屋根上が間抜けとなり、どことなくバランスが悪くて好ましくない。

2015-01     東北本線にて

(写真、文: K )

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2015年6月15日 (月)

「終活」

来年のリオデジャネイロ五輪に向けてニコンとキヤノンのフラッグシップ機であるD4SとEOS―1DXの後継機の噂が活発化してきた。すでに試作機はさまざまなところでテストを開始しているようで、こちらの耳にも具体的なスペックが届いているが、現行機よりも進歩しているのは明らか。早ければ年内から年明けには発表→発売にこぎ着けるのではないかとみている。

カメラの性能がそのまま画質に直結するといっても過言ではない時代だから、新しい製品の噂を耳にすればワクワクするのは当然。これまでもそんな話を聞いた段階から親しい業者に予約を入れて、発売日にはそれを携えて撮影に出かけていた。
だから通常ならもう予約を入れても良いくらいなのだが、次のおそらくD5とネーミングされるであろうカメラにはあまり関心が湧かない。

それは「北斗星」「カシオペア」がなくなれば、もう撮りたいものはなくなるという根源的な理由。
復活した蒸気機関車も、臨時で走る「トワイライトエクスプレス」も、あるいは旧型客車などを使用したイベントものにも、滅多に参加するようなことはなくなるのは確実。現に今年になって首都圏で自ら前向きに撮影に行ったのは1月の臨時「あけぼの」ぐらい。3月頭のEF81が代打に立った「カシオペア」ですら、無聊を埋めるべく腰を上げたというのが現実。6月のEF81とEF64がプッシュプルした旧型客車のイベントも、全般検査出場直後のEF6627が上京するというネタも、知っていながらパスしてしまった。だから今、北海道の夜行列車が存在していなければ今年は3、4回しか撮影に行っていないはずだ。

そんな日々が来年からは日常となるのに、何十万円もするフラッグシップ機に大枚などはたくことは愚の骨頂。現有機を下取りに出すとしてもそこそこの差額は必要だし、仮に入手しても4年もすれば東京五輪を見据えた超大物製品が登場する。タイミング良く差額が大きくならないように更新していくにしても、撮りたいものがないのにそんな出費をするのは、カメラのメカが好きな人間か、お金持ちかあるいは単なるバカ。
自分はメカにも興味はないし、ましてや2番目ではないから、ここで手を出せば3番目ということになる。お仲間から撮影行に誘われることもあろうから、D5に手を出す可能性は残るが、いずれにせよそこまで。

それよりも現在所有している撮影機材を処分して、より関心の高い模型などに替えていくためには、どの段階が高く引き取ってもらえる時期かと模索し始めた。

鉄道撮影の「終活」がスタートした。

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5月25日の下り「カシオペア」。妻と洞爺湖温泉に滞在中、朝食を終えてから撮影したもの。そのためホテルから近いポイントで、なおかつ超望遠レンズが使えるということを念頭に、ここ豊浦駅構内の歩道橋に白羽の矢を立てた。

実は18日に下見をして、実際にD800Eで「北斗」などを撮ったが海からの風がよく通り、陽炎がほとんど発生しないことも確認ずみだった。その日も「カシオペア」は運転されていたからここで撮っても良かったのだが、妻との旅行のために温存した。
洞爺湖温泉街からは長いトンネルを抜ければすぐだから、片道10分かかるかかからないくらいの「ご近所」。
以前から青いDD51を上から撮ってみたいと思っていた自分には、おあつらえむきのポイントだった。

(写真、文:U)

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バラスト上に落ちた影を見るとDD51って本当に凸型なのだと認識させられる。

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2015年6月13日 (土)

EF6627 ついに復活!

Ef6627
昨年夏以来、姿を見せなかったEF6627が、不死鳥のごとく甦ったので撮影に出向いてきた。

年々国鉄型と呼ばれる車輛達が姿を消していく中、どういう訳かわからないが、この27号機が全検を受け、再び国鉄色のまま我々の前に姿を現わしたことを素直に喜びたい。国鉄時代のロクロクの活躍振りを知っている我々からすれば、ここまでやるなら・・・とまだ色々注文を付けたいポイントは多々あるものの、今このタイミングで言うのは野暮というもの。お若いファンとともにしばし楽しみたいと思っている。今後の活躍に期待したい。

「消える」「無くなる」「淘汰」「廃止」と暗い話題が多い中、久しぶりの明るい話題なので掲載させて頂いた。

2015-06    1096レ         EF6627   東海道貨物線       

(写真、文: K )

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2015年6月11日 (木)

模型を眺めながら撮影計画

趣味というもの、本来は時間やお金に無理をしないで、自分のできる範囲で楽しむ娯楽。そうとらえれば、いい年齢の自分があくせく北海道通いをしているのは、その域を逸脱しているのが明白。Tさんの記事を拝見して、そんな愚かな自分を客観視できた感がある。 時間に余裕ができたからとか、今日は天気が良いから線路際に立ってみようとフラリと行動する、趣味本来の在り方を見直すのに示唆に富んだ記事だったと思う。肩の力を抜いたこういう取り組み方こそ、趣味と永く向き合っていける秘訣なのだろう。

しかしこちらは相変わらず。
ふと気がつくと臨時「北斗星」の命脈もあと2カ月少々。毎日運転されるわけではないから回数としてはその半分以下。撮れる日は残すところ50数日だけと先が見え始めてきた。廃止されることが分かって慌てて撮影し始めた、いわゆる「葬式鉄」ではないが、この趣味を続けてきた大きな目玉となる列車が消滅するわけだから自ずと力は入る。

また、もう一つの夜行列車「カシオペア」は秋以降、おそらく来年の新幹線開業までは存続するであろうものの、9月以降は北海道に行ってもせいぜい隔日運転となって撮影効率がガクンと落ちるからここでラストスパートせざるを得ない。限られた時間でどんな絵をモノにできるか、しっかりコンテを立てて臨みたい。

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待望していたムサシノモデルのDD51三つ目バージョン(13ミリ)を購入した。
この模型、第1回目に販売されたときに諸々の事情から買いそびれていたのだが、最後の生産に当たって店頭でのみ製作を受け付けてくれた。おまけに製作がそれまでの韓国・AJIN社からATM社という、精鋭集団に変わったから何が何でも買うしかない。実物を追いかけながら今か今かと模型の完成を楽しみにしていた。

手にした745号機(五稜郭時代)は非の打ち所がないほどの完成度。些末なことを言えばボンネット前面の通風口の彫りがもう少し深ければパーフェクトなのだが、実物の特徴をあますところなく再現したムサシノモデルならではの逸品。おかげで今回、このモデルを引き取りに行った際に、またまた買うつもりのなかったEF81を予約してしまう羽目に陥った。

その模型を机の上に置いて、この機関車をどの角度からどんなレンズで撮影したら自分好みのアングルになるかを検討中。スタンドの照明を当てながら陰影をつくり、そんな光線が当たる撮影地を考えているが、これじゃあTさんのようなアダルトなアプローチからはまたまた遠ざかりそうだ。

お恥ずかしい。

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_dsc778415月19日に撮影した下りの臨時「北斗星」。

この日は17日に上りで発生した車両故障(八雲付近を走行中、客車のドアが開いてしまった)の影響を引きずって約1時間少々の遅れ。おかげでこの後に控えているDF200による24系客車の廃車回送などと時間が接近してしまった。

撮影地は稀府~黄金の踏切。前述のように次の撮影に備えて選んだこの場所は、遠くから見るとスロープを下りてくるように見えるが、近くに行ってみるとほとんど平らで特に面白みはなく期待はずれ。もちろん晴れれば列車の側面には日が回らないから曇りや雨の日用のお手軽ポイントだ。

このとき踏切の警報機のすぐそばに脚立を置いたために「北斗星」以前の列車が通過後、遮断機がそれに引っかかって上がらず、自動車の通行の妨げを引き起こした思慮の足りない2人組がいた。その連中はそんなことにも気づかず雨の中、レンタカーの中で、それとは別の方向を向いてのほほんと待機していたから注意喚起したものの、お礼の一言もなく平然たる態度のクズ。そもそも脚立なんぞ立てるようなポイントでもな く、挙げ句の果てはそんなザマ。間抜けぶりは噴飯ものだった。

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ムサシノモデルのDD51。例によって撮影後、フォーカス合成した。

(写真、文:U)

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2015年6月 9日 (火)

遠い日・・

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紫陽花に誘われて今年もまたこの地へ来てしまった・・

東京も昨日梅雨入りの発表があり、しばし雨の季節に入った。いつも思うのは、普段は晴れの写真に拘り、天気といつもにらめっこ。でも、いつも晴れの写真ばかりなんて不自然。雨降りの写真や、夕闇や、朝霧など、色々な状況の写真でも良いのかななんて柄にもなくこの頃考えることがある。鉄道写真を撮り始めた頃、ワンパを意識して記録することに徹していた。でも今は、自分なりに経験も増えたから、記録を記憶に変えて撮影しても、と考えだしている。

魅力的に思える車両たちが減っていき、それに比例して撮影意欲も減っていく昨今、撮影の視点を変化させて少しでも長くシャッターを切っていければと思っている。

ここは、京王電鉄井の頭線。私が生まれ育った大げさに言えば「故郷」。幼少の頃、お盆の時期に田舎に帰る友人を羨ましく思ったものだが、そんな田舎に帰ってきたような懐かしさと安堵の気持ちが不思議と湧いてくる。でも実際にある光景は、昔とはまるで違っていた。最寄駅はモダンな橋上駅に変わり、街並みも綺麗で、立派なマンションが並んでいる。こうじゃなかったんだけどなぁ~と思っても仕方がない。何せ行きかう電車は、当時とは様変わりしていて、今では何の馴染も感じないものばかりだ。辛うじてレインボーカラーの前面だけは継承されているものの、自分が置いてきぼりにされているみたいで少し寂しくなった。そんな想いを胸に、咲きそろった紫陽花をいっぱいにして撮影してみた。ちょうど3000系がやってきたように・・・

今回は、思い出多い同撮影地の当時の写真も小さく添えておく。

2015-06     京王電鉄:井の頭線 1000系

1984-01           京王帝都電鉄:井の頭線 1900系

(写真、文 : K )

198412219002

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2015年6月 7日 (日)

最近の浦和界隈

UさんやKさんほか皆さまのアグレッシブなご活躍ぶりと新規撮影地開拓のご努力ぶりには、ただただ感服するばかりです。小生といえば、4月から会社での職責がかわったことと相変わらず諸般の事情で遠出は難しいこともあり、仕方なく近場の当たり前の撮影地でチマチマやっております。(そうは言っても、「あけぼの」がなくなってからは出撃回数は激減しましたが・・)あんまりブログもサボっていると破門されそうなので、一応近況報告ということで・・。さて、8007列車となった下り「北斗星」も陽が長く梅雨に入る今のうちに満足のゆく記録を残しておきたいと思っておりますが、被ったり光線がよくなかったりで、いまだに満足できるショットは得られていません。まあ、所詮EF510ということなので、テンションは上がらないものの、そうは言っても7月以降は土日の運転日も本当にピンポイントになってしまうようなので、ブルトレ最終章は自分なりに後悔しないように向き合っていきたいと思っております。さて、昨日の「ELレトロ栃木福島号」も参戦してきましたが、そもそも97号機ということでテンション↓、さらに早朝は冷たい雨模様でテンション↓、おまけに曇りの予報だったので敢えて浦和近辺を選んだのにピーカンに晴れてしまってド逆光で撃沈。「Uさん出撃されないで正解でしたよ。」という証拠としてあえて見るに堪えない写真も掲載させていただきます。それにしても、先週は月曜から23日で大分・鹿児島出張が入っており、九州新幹線やB787にも初乗りできることを楽しみにしていたのですが、大分市内に着くなり会社で緊急事態発生との上司からの電話が入り、大分の用だけ済まして急遽19:05JALで日帰りと、とんでもない週でした。(泣)(写真・文:TBlog_201567_1_3

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2015年6月 6日 (土)

4週連続の渡道は断念

熱中するとストップがきかない性格。そのため8~10日も北海道に行くべく準備を進めていたが、天気予報を見ると9、10日は雨模様。当たるかどうかはともかくとして、そうと知っていながらむざむざと出かけるわけにもいかない。ここは潔く中止することとした。

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前回に続き今回の画像も「はまなす」。5月17日の撮影。
撮影場所は言わずもがなの有名地。ここには過去2回ほど足を運んだが、ろくな写真がなかった。千歳空港に着いて時間があるから「トワイライトエクスプレス」や「北斗星」を撮りには行ったが、吹雪かれたり気温が高くて陽炎が出て、まともなものがない。

ウンザリするほど他人の同じような写真を見てきたから、今さら行くのも気が引けたが、晴れた日に後続の下り「北斗星」あるいは「カシオペア」をここで撮ることなどあり得ないし、「はまなす」くらいの時間帯なら、陽炎も出ずちょうど良いだろうと判断した。

前夜、千歳に着いてから借りた車を北広島駅前に止め、札幌まで電車を利用して上り「はまなす」を撮りに行った後、ここで車中泊し朝を迎えた。予報とは裏腹に朝日は注がなかったが、さりとて露出に苦慮するほどのことはなく、初のDD51牽引の「はまなす」走行シーンとしては許容範囲に収まったと感じている。

もっと天気の良い日、別のきれいなヘッドマークで走るシーンを撮っておきたい。

(写真、文:U)

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私信になりますがko-nomoさま、けっきょく昨夜は帰宅が遅く、今朝の旧型客車はパスしました。例の場所が工事中とあって、ならばいっそ一昨年7月に下見をすませてある、ほぼ誰も行かないであろう埼玉県内の穴場を考えておりましたが、天気も芳しくないため棄権としました。撮影地に関する貴重な情報を頂きながら申し訳ありません。これに懲りず今後ともどうかよろしくお願いします。

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2015年6月 4日 (木)

怒涛の上京!64原色機

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公私共に落ち着かず寝不足が続いている。身体のことも考えて、出来るだけ早い就寝を心掛けているが、だからと言って歳のせいかまだ寝ていたい時間に目が覚める。今は一番夜明けが早い時期だから、目が覚めたらもう二度寝はできないのだ。

今朝もそんな感じで起床。まだ外は薄暗い。そろそろ入梅のタイミングだからということもあり、何となく出勤前の朝練となってしまった。昨日はまとまった雨降りだったが、今朝は結構気温が低く肌寒いくらいの状況、湿気も少ないようで風も思いのほか強く、空には綺麗な満月が煌々としていた。これは晴れそう!そんな予感とともに先週に引き続き東海道線へと向かうことに・・・

先週も2回ほど小田原地区を訪れた。そして今日も成り行きでこの地を目指すことになった。晴天も期待できるから、日の長い今でしか撮れないポイントに久しぶりに行ってみることにして線路端に立った。もうこの季節だと、雑草がやたらと伸びていて、視界も遮られてしまうから、撮影の前にひと仕事草刈りを行った。そんなことをしていても、暑さで汗ばむこともなく、非常に心地よい海からの風が吹いていた。時より漁船のけたたましいエンジン音が響いてくるくらいで、ヒバリの囀りが懐かしく感じる朝のひと時だ。

この時間、東海道線はまさに貨物街道と言っていいほど次々と貨物列車が上ってきて、機関車ファンにはたまらない時間帯だろう。今朝は午前5時頃から90分間で、約15本の列車がやってきた。まあ今では大部分が、桃太郎ことEF210になっているが、それでも今日は運用持ち替えのEF66が2本撮影できた。また今となっては、メイン列車と言える愛知区のロクヨン牽引の3074列車と、唯一の上り65PF牽引である5086列車もオオトリでやってくるから気が抜けない。

撮影開始時点からみれば、上空の雲も随分増えだし、朝日もかなり弱くなってきた頃に、今回掲載した貨物列車3074レがやってきた。このポイントでは、ベタ晴れだと、かなり影が目立つ時間だろうから、かえってこのくらいの方が良かったかもしれない。そう自分を慰めてはいるものの、ちょっと残念・・・

余談になるが、その道にお詳しい友人によると、今月ロクヨン原色機が1台廃車前提の休車に陥るらしい。それが今朝の1019号機かどうかは、知る由もないが、今年度中には、残念ながら原色機は全廃の方向のようだ。また、その友人曰く、現在の運用も原色機に関して裏操作している節があるというのだ。というのは、このところ、頻繁にロクヨン原色機が上京しているし、週末に話題の列車を牽くように運用操作しているようにみえると言うのだ。いずれにせよ、ここ東海道線でロクヨン原色機が見られるのも、あと数か月ということになるか。もし裏操作が本当なら、いよいよ来る時がすぐそこまで迫ったということなのだろう。撮りこぼしのないよう日々精進である。

2015-06-04    3074レ EF641019

(写真、文: K )

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2015年6月 2日 (火)

札幌駅の乗車位置案内板

今回、28日からの北海道行きは天候に恵まれないと半ば諦めていたが最終日の31日は理想的な天候となった。すなわち午前中、下り列車を撮る時間帯は曇りで陽炎が少なく、午後はうって変わった快晴。超望遠レンズ使いとしてはこれほどありがたい状況はない。それまでは霧に悩まされていたが起死回生の1日となった。

成果のほどは後々掲載するとして、今回は5月16日に撮影した札幌駅での「はまなす」。実はDD51が先頭に立つ同列車の写真を撮ったのはこれが初。停車中の写真でわざわざブログにアップできるほどのものではないが、自分にとって記念すべきものとして掲載したい。

そもそも昨年もあれだけ北海道に行きながら札幌駅に行ったのは25年ぶりぐらいではないだろうか。改札を出て「エキナカ」も少し見たが、横浜などとほとんど変わらない雰囲気。行き交う女性もファッショナブルで、そんな大ターミナルのホームの端に三脚を立てて列車撮影などするのは野暮もイイところ。記録として1度だけと心に決めて臨んだが、金輪際そんなことはしたくない。だから唯一無二(になるはず)の写真。

自分としては珍しくホームに掲げられた乗車位置案内板まで記録した。こんな短い一眼レフ用のレンズなど持参していないから、これはコンデジで撮影したが、思っていた以上に良く撮れているのには感心した。本来ならばもう少し凝って、「はまなす」の客車とともに写すのが常道だが、「はまなす」停車中は反対側のホームで撮影していたからそんなカットはない。

夜行列車が出発する4番線に1カ所だけ「カシオペア」「北斗星」「はまなす」が並んでいたし、各ヘッドマークがデザインされていたのはかっこうの被写体だった。嬉しくなって思わず何枚も撮影してしまったが、こんな光景も来年は見られなくなるのだろうか。
当日は金曜日の夜で出張中とおぼしき背広姿の会社員風の人たちも、すすき野から抜け出してやって来たのか、赤い顔でカメラを向けていた。

(写真、文:U)

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