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2015年3月31日 (火)

高画素機の使い途

帰ってきたニコンD800Eをまだ鉄道撮影に使う機会はない。自宅の庭で咲き始めたチューリップを試し撮りした程度だが、カメラのモニターで再生するだけでD810との画像の違いが一目瞭然。このキレの良さこそ、このカメラの真骨頂。早くこのD800Eを携えて線路際に立ちたい。

しかしニコンも商売なのだから、そう遠くない将来、キヤノンに対抗するべく5000万画素、あるいは7000万画素クラスの新機種を開発するのだろう。不毛な競争だと思うが企業としては当然のこと、遅くも来年には登場すると予想している。
ただ、鉄道撮影においてそれほどの高画素機にメリットを感じる場面は少なく、もしあるとするならば停車中の車両をじっくり撮影できる機会となる。床下など陰になる部分は色の階調が豊かな高画素機が明らかに有利で、このことはD4SとD800Eで同時に同じものを撮ったときの画像を見ると歴然。三脚を使って形式写真などが撮れるならば、その性能が生かされるだろう。

むしろ問題は形式写真を撮る機会。今やそんなチャンスは滅多になく、駅で止まっているシーンや撮影会などに限られる。おまけに撮影会でも三脚の使用を禁じているものすらある。
昔話をするのも年を取った証拠だが、かつての車両基地は名簿に住所、氏名を書けば入れてくれたところが多く、好きな機関車を撮るときなどは、わざわざ低感度の微粒子フィルムを用意して訪問したことを思い出す。デジタルの高画素機もこういう場面にこそ有用なのだが、残念ながらそんなチャンスにはなかなか行き当たらず、本領発揮できる場面が少なすぎ。仮にニコンが5000万画素を越える新機種を出したとしても、自分の場合は実物よりも模型撮影用に特化してしまいそうだ。

そのように考えると今回のD810のD800Eへの買い換えは、迂闊に画素数の高い新機種へ飛び付いた自分への戒めともなり、同時に個人的なカメラの理想像というものを見極めるよい機会となった。
もし今後もブレについて抜本的な解決策がとれない場合、画素数としては4000万程度でじゅうぶんすぎるほどだから、高感度性能をD4などフラッグシップ機と同等までに引き上げてくれたらありがたい。そうなればISO感度を上げて、高速シャッターを切ることも可能となるわけだから、走行している列車を撮る場合でも手ブレによるミスは激減するはず。日中でも普通にISO1600程度で1000分の1秒以上のシャッターが切れ、なおかつ4000万画素あれば鬼に金棒。現段階ではD800EでもISO500を越えるとノイズが出始めるから、高感度性能と高画素の両立にこそ、もっと力を注いで新機種を開発してくれたら嬉しいと思う。

鉄道撮影から撤退する時期が近づいている自分としては、そんなカメラのいち早い登場を期待してしまう。

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形式写真にまつわる話になったので、かつて広島機関区で撮った大窓のEF5816号機と69号機の写真をアップする。

16号機については、この頃パンタグラフが下枠交差のPS22Bになったうえ、左右一体型のひさしで好き嫌いがはっきり分かれるスタイルになったが、個人的にはかなり気に入っていた。もしムサシノモデルがEF58を模型化するとなったら、ぜひともこの姿の16号機も製品化して欲しいものだが、多分買う人は自分だけだろうから希望しても却下されそうだが。

下はEF58中、最も好きだった69号機。こちらは特に形式写真を撮りたくて機関区や駅で止まっているシーンを何度か狙った。Img139_2

Img1365_2
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ところで昨日、JR西日本が「SLやまぐち号」の客車にマイテ49など5両の旧型客車を復刻すると発表した。現在のレトロ客車はその時点で廃止となるもよう。

もう一つ、「カシオペア」の北海道乗り入れも来年1月以降、廃止となりそう。第三セクター「IGRいわて銀河鉄道」が承認した2015年度の事業計画は、1月以降の「カシオペア」の運行を見込まないで試算されている。ここから推し量るに、すでに「カシオペア」の同線への乗り入れがなくなることは通告されていると解釈できる。

(写真、文:U)

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コメント

Uさま
"お"で分かりますでしょうか?北海道のお話がひと段落というところで、コメントさせていただきます。
先日はご利用ありがとうございました。また、いただいた情報のおかげで無事、トワイライト返却回送、撮り納めることができました。

この半年間、お迎えする側の人間として"これが◯◯ブームか!"というのをひしひしと感じられた半年間でした。線路端には三脚を持った撮影者の方々。東日本管内のいわゆるお立ち台と比較すれば圧倒的に数は少ないですが、これほど以上に室蘭以西非電化界隈が賑わったことはなかったのではないでしょうか。
北海道を走る長距離優等列車も、長くて今年いっぱいかと思うと残念でなりません。

またの北海道へのお越しを、心よりお待ちしております。(乱文、失礼いたしました。)

投稿: お | 2015年3月31日 (火) 11時30分

〝お〟様、コメントありがとうございました。すぐにどなたか分かりました。その節は大変お世話になりました。

昨年4月に初めてお世話になってから、そちらの施設が気に入り、以降何度も利用させていただきながら〝お〟様が鉄道ファンだということを初めて知り驚きました。もっと早く、そのことに気づいていれば何かとアドバイスをいただけたかもしれず、その点を思うと残念です。

それにしてもきれいな広い部屋でのんびり過ごす日中もひじょうに快適で、最近では写真を撮ることと同じくらい、そちらに滞在するのが楽しみになって、実は4月もまた予約を入れてしまいました。豊浦は自分が初めて「北斗星」を撮影し、定期列車の最後を見届けた地となり、思いもひとしおです。今後は1日1往復だけとなってしまいますが、まだまだお世話になるつもりです。その節はあらためて「北斗星」「カシオペア」などのお話におつきあいください。

追伸:もしよろしければ次回の渡道の際、一杯やりませんか?

投稿: U | 2015年3月31日 (火) 22時00分

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