「つばめ」マークのEF5861
久しぶりに表題のEF5861の写真をアップしようとネガから取り込んだのは、1981年7月25日に運転された臨時「つばめ」のヘッドマークを付けたシーン。撮影は前日に当時の東京機関区で。
その7月24日はどんよりした空模様。真夏だったからトップライトよりはマシだったかもしれないが、白を基調としたヘッドマークは文字やツバメのデザインまでもが白飛びしそうで手強かった。撮影していても角度によっては文字やツバメの輪郭がはっきりと区別できない状況もあり、その部分がなるべく黒っぽく写る立ち位置を探すことを心掛けた。1982年に運転された「はと」などは青地に白いハトの絵が描かれていたから色は出やすかったが、この「つばめ」は後年のブルートレイン「さくら・はやぶさ」のようで、写真にするにはなかなか難しい被写体だったと思う。
特に一発勝負の走行写真は立ち位置が決まってしまうからなおさら。この止まりの写真を撮るチャンスに恵まれて本番は気楽だった。(残念ながら被ってしまったが)
ただ、この前後から61号機は何かとイベントに引っ張り出され、何でもかんでもヘッドマークが付くようになり、そのことが写欲を削ぐ結果となる。
当時はマークに対する物珍しさが勝ったが、就職試験なども重なる時期を迎えるようになると、マーク付きの運転時は優先的に撮影対象から外すようになっていった。
(写真、文:U)
(写真、文:U)
【ご注意】
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