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2014年11月 7日 (金)

名撮影地・静狩

しばらく前にIさんがアップしたEF30の画像を見ていて、昔の思いがよみがえった。若い頃の勝手な妄想だが、貫通扉付きの車両が好きな自分としては、写真が撮りにくい関門トンネル界隈だけではなく、もっと運転線区が広がって山陽本線なら小野田~厚狭、鹿児島線なら八幡~枝光などで撮影できたら良いのにという願い。

東急沿線で育った者としては同電鉄の7000系や7200系ステンレス車に通じる雰囲気があって、蒸気機関車一辺倒だった当時から例外的に好きだった電気機関車。SLが廃止となって山陽線西部へEF58を撮りに行くようになり、しばしば見る機会が出てくると、その思いはますます募った。

単純に考えれば、たしかに距離の短い関門トンネル専用なのだからほかの機関車に比べても走行距離は多くないはずだし、交直両用という面からも利便性があり、そうなっても不思議ではない。まして前任のステンレス製EF10や後任のEF81のその後を考えれば、あり得ない話ではない。EF81の400番台が製造されれば、古くなったEF30がスノープローやデフロスタを装着して北陸線や常磐線に転属しないかと大いに期待したものだった。

ところが実際にはそんなことにならずに全機廃車。関門トンネル専用機としてその生涯をあっさり終えてしまった。
きっとステンレス製とはいえ塩害などの影響が大きく、見えないところの老朽化が著しかったのか、あるいは別の理由があったのか知るよしもないがスノープローなどをまとったEF30、願わくば撮ってみたい姿だった。

今から40年ほど前のこと。

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10月、久しぶりに静狩の跨線橋で「トワイライトエクスプレス」を撮影した。3月のスキー旅行の際に行って以来、約半年ぶり。以後、何度も北海道に撮影に行きながら意識してここを外していたのは、秋が深まった方が光線も空気の澄み具合も良いからで、個人的にはこの時期が年間を通じてベストだと考えたため。昨秋、それを強く感じて、暖かいときに行っても秋に勝る写真は撮れないと判断した。

とにかくここは広大で長いレンズが使えるのはもちろん、多少焦点距離を短くしたらしたで(350ミリ程度)後方に山々が写って北海道らしい景色が広 がり、全国数多ある有名撮影地の中でも超一級のポイント。レールに沿って電柱が並ぶのを残念に思う人もいるが、それはむしろ、まっすぐに伸びる線路を際立たせているようで、「あばたもえくぼ」と受け止めている。今年は特に廃止が発表された「トワイライトエクスプレス」をはじめ、夜行列車の先行きが絶望的になった年であったことからも、多い日には40~50人以上の人が押し寄せた日もあったとか。

真冬は日の出が遅くなって「トワイライトEX」と「カシオペア」の撮影は困難になるが、内浦湾から出たばかりの太陽は遮るものがなく一気に線路を照らし、2月ともなるとじゅうぶん撮影は可能。そのため今後も「トワイライトEX」廃止の3月中旬にかけてまだまだ多くの人が集まるのは必至と思われる。まして「北斗星」の廃止が正式発表されればなおさらだ。
早朝の凍結したツルツルの路面に転んだり、背後を通る自動車との接触事故が起きることも確実視され、道警・長万部署の要巡回ポイントにもなるだろう。

(写真、文:U)

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【ご注意】

アップしてある写真を見ていただく際、画像の上にカーソルを持って行って左クリックで拡大するよりも右クリックし、「リンクを新しいウインドウで開く」で見ていただく方が、よりオリジナルに近いクオリティで見ることができます。

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