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2014年9月 7日 (日)

田端撮影会にまつわる噂

昨日、田端運転所の撮影会に行って来た。今回の目玉はお召し塗装に戻されたEF8181。ほとんどの方々がこの機関車を目当てに参加したと言っても過言ではないだろう。

しかし現地に行って愉快ではない話を聞いた。
それはこの2日ほど前に81号機にお召し装備をして撮影が行われたという噂。どうやら某誌の取材のためだったようだが、その雑誌社の人間だけでなくJR関係者の一部も撮影したらしい。

ただ、ここまでは現場のメリットとして、あっても当然のことと目くじらを立てたりはしないが、その2日後に有料の撮影会が設定されているのなら、そこでも同じようにお召し装備を施した81号機を展示するべきだという意見もあって当然。自分のようにヘッドマークで良かったと思っている変人はともかく、工場から出たばかりのきれいな状態のうちにお召し装飾を施された81号機を撮りたいと楽しみにしていた人は多かっただろう。今回の入場者が後でその雑誌を見て不快な気持ちになるのは間違いない(取材日を明記しないかもしれないが)。タダで取材の便宜を図ったのなら有料参加者にも同じ機会を設けるのが、せめてもの良心ではないか。つまり撮影会の参加者はその2日前に雑誌社の取材に便乗して写真を撮った現場関係者(のみならず、その連中は他部署の知人にまで声を掛けて誘ったらしい)が見守る中、金を払ってありがたく黙々と3両の機関車を撮っていたということだ。撮影会が終わった後ならいざ知らず、その直前に雑誌社の依頼に応えながらも、金を払ったファンの期待を欺むき、ましてその話が巷に流れてしまうJR東の情報管理とガバナンスにあきれ返った。

しかし、それ以上に驚いたのが節操のない現場のバカども。国鉄時代に8日間もストを決行し利用者に多大な迷惑を掛けたうえ、すでに貨物輸送が鉄道離れを起こしていたことも自覚できなかった組合員らが跋扈し、声高に分割民営化に異を唱え権利を主張していた当時から意識はあまり変わっていないと見た。時代の流れにもお構いなしの緩い風潮は伝統的で、うらやましいやら哀れやら。2日後に来場する客を気遣う発想などみじんもなく、我先にと81号機のお召し姿を写しまくったわけだ。古き良き時代の名残と弁護するにしてもあまりにも低レベルで情けないが、こういう人たちのおかげで我が身の襟元を質せると思えば、エキサイトするのは不毛だ。
                           
(写真、文:U)

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コメント

おはようございます。ご無沙汰しております。え!81号機は、お召し装備での展示じゃ無かったんですか?それでは何の為にお召し仕様にして撮影会までしたのか全く意味が解りませんね、しかも事前にマスコミ向けにお召し仕様で撮影会をしたなら正に今回の撮影会はぼったくり同然、私ならがっかりしたと思います。

投稿: 加古川エクスプレス | 2014年9月 7日 (日) 10時23分

加古川エクスプレス様、コメントありがとうございます・

実は正直言って、私自身はお召し装備よりもヘッドマークも何もない姿を最も望んでいたので、これはこれで満足しているのですが、やはり多くの人たちは当然、お召し装備を期待していたと思います。ファンが何を撮りたいかは当然、分かっているのですから雑誌社だけに便宜を図らず、時間に都合をつけて金を払ってまで参加した人へも同じ対応をすべきでした。「びゅう」とJR広報の疎通がなかった結果、このような齟齬が生じたのかもしれませんが、お召しスタイルを撮ったであろう一部の現場の人が見守る中、何も知らない参加者がありがたく3両のEF81を撮っていたと思うと、われながら滑稽な気がしてしまいます。

投稿: U | 2014年9月 7日 (日) 10時45分

本ブログの超望遠レンズの「あけぼの」写真に触発され、10年ぶりに2月から鉄を再開しました。
10年ぶりにこの世界を見て一番驚いたのは、撮影会が有料でしかもそれなりの価格でもすぐに完売になることでした。
JRもよい商売を見つけたと思い、また参加費用が何かの形で現場にプラスになるのならよいと思っていました。
申し込み時に知らされていないとはいえ、それなりの金額を支払い、直前にお召仕様に塗装変更されれば撮影会にお召装備を期待するのは人情だと思います。
500円、1000円でない金額を設定していることが、内容の期待に結びつき、結果裏切られたような形になった今回の撮影会は、価格設定の見直しと、事前に撮影会の趣旨(国鉄色復帰の撮影会であるとか歴代ブルトレ撮影会であるなど)の必要性を感じました。

投稿: さかい | 2014年9月 8日 (月) 19時15分

さかい様、コメントありがとうございました。

自分のような年齢の人間がつべこべ言うのは恥ずかしいので、これ以上この件に触れるのを控えようかと思います。次の機会があるのなら主催社もさらにファンが楽しめる企画に発展させてくれることでしょう。

それはともかく、鉄道撮影に復活されたとのこと。昔を知っている方には国鉄当時の車両が減って寂しい時代ですが、マイペースで末永くお楽しみください。並びに当ブログへのご意見、ご感想などもお寄せいただければ幸いです。どうかよろしくお願いします。

投稿: U | 2014年9月 8日 (月) 22時27分

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