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2014年9月24日 (水)

気の利いたキヤノンの新型レンズ

先日、久しぶりに書店をじっくり見たら鉄道誌の横にカメラ雑誌がひしめき合っていた。「アサヒカメラ」や「日本カメラ」「CAPA」などに混じって「ニコンD750の使い方」とか「キヤノンEOS7DMarkⅡの使い方」などの入門書も多い。しかし内容は新機能の紹介や周辺レンズのガイドなどで、果たしてそんな記事が即、役に立つのか疑問。それよりも取扱説明書をよく読んで実際にカメラをいじりながら試行錯誤した方がはるかに有意義ではないか。デジタルになってフィルム代もかからず、すぐに撮った結果を見ることが出来るのだから、わざわざ高い金を出してありきたりのテクニックが載った入門書を買うのは無駄だろう。

そんな思いでカメラ雑誌を見ていたらキヤノンが新たに発売した400ミリ、F4レンズの広告に目が止まった。白い鏡胴の売値が90万円近いものだが、F2・8の400ミリと比較すると遙かに小型で機動性が高そう。デジタルカメラの高感度性能が上がってF2・8とF4の違いなど、その差はほとんど感じなくなっている昨今、機動性重視のこういった製品は鉄道撮影などにかなり便利そう。かつてニコンでも400ミリのF3・5や600ミリのF5・6という大口径レンズを出していたが、カメラの高感度性能向上に伴い、その手のレンズが見直されても良い時機だ。キヤノンのこのレンズはなかなか気の利いた製品だと思う。もう少し安いとなお良いのだけれど。

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北海道へ渡る目的は夜行寝台列車の撮影であることは今さら言うまでもないが、今年の旅行では下りよりも上り列車の撮影に主眼を置いた。このへんはしばしば行動を共にするHa氏とも一致する意見で通年、ほぼいつでも撮影可能な下り列車よりも、日の長い季節に良い光線でとらえることができる上りの「トワイライトエクスプレス」「カシオペア」がメイン。特に夏場の下り列車は陽炎で長いレンズが使えないポイントが多いから適当にこなし、夕方の上り列車の場所をあれこれ考えて行動してきた。

これは5月のもので、4月に初めて訪れ機材や光線状況を再検討して撮影に臨んだ。有名な撮影地はガイド本などに掲載されていて、構図や画角などを事前に知ったうえで撮影できるが、未知の場所だとそうはいかない。1回目より2回目、2回目よりも3回目と、何度も通ってやっと自己満足を得られるものだ。
元来、へそ曲がりな性格で、手垢にまみれた有名撮影地はあまり好きではない(もちろん素晴らしい場所もあるが)。北海道まで行ってガイド本片手に作例のまねをするくらいなら、自分よりも上手な方の写真を見れば良いし、わざわざ行くまでもないと感じるからなるべく人の来ない所を探す。今回の写真もそんな所で狙ってみた。

しかし早くも9月。上りの「トワイライトエクスプレス」も伊達紋別付近でなければ非電化区間での撮影は難しい。涼しくなって陽炎が出なくなれば、下り列車の撮影に力を入れたいが、正直あまり写欲をそそる場所が少ないのは悩ましい問題だ。ポピュラーな場所で長いレンズを使うなどして自分独自のアングルを求めていきたい。

(写真、文;U)

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【ご注意】

アップしてある写真を見ていただく際、画像の上にカーソルを持って行って左クリックで拡大するよりも右クリックし、「リンクを新しいウインドウで開く」で見ていただく方が、よりオリジナルに近いクオリティで見ることができます。

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