今夏最後の「あけぼの」撮影
夏の臨時「あけぼの」は17日の撮影が最後となった。
当初、この日の撮影は予定に入れていなかったが、急きょ妻の実家へ行くことになり、しかもそれがなるべく早い時間がベターということで、ならば「行きがけの駄賃」とばかり〝朝練〟することにした。
天気予報は前の晩に見てはいたが、どうせ外れるだろうと思って朝起きてから自分の目で空を見ると一面の雲。予報通り晴れるなら脚立不要の浦和に行っても良いと思ったが、この天気でこの暗さなら東十条の方が良さそうと判断した。
コインパーキングに止めた車に妻を残して1人で撮影地に行くとけっこうな人出。まるで1、2月の早朝のような暗さの中、線路沿いの道路には三脚が並んでいた。
露出が厳しいので見た目、ゆっくりした速度で撮れる位置にスタンバイしたがちょうどヒマワリが咲いている。もちろん切るわけにはいかないからレリーズのケーブルでヒマワリの茎をそばの柵にくくり付けてフレームに入らないように準備する。
王子寄りの踏切のそばで撮影するというK氏が車で通りかかったのはそんなタイミング。久しぶりだがお元気そうで何より。撮影後、雑談でもしたかったが実家に行く都合上、それが出来なかったのは残念だった。積もる話しもいろいろあったが、そんなわけで申し訳ないことをした。
高崎線沿線にお住まいのMa氏もいらしていたが、この日の空模様では露出が厳しく、わざわざこちらまで南下されたようだ。
ともあれこれが自分にとって今回最後の「あけぼの」撮影となった。翌18日も休みで撮影は可能だったが、双頭機で締めくくりたかったから出撃は見合わせた。
故郷へ帰省していた人や旅行に出ていた人が戻って来ていつもの混雑が始まる。ふるさとがない東京生まれの自分にとって、盆暮れの静かな都内はとてもありがたいもの。先週は平日に2度ほど〝朝練〟に行ったが、帰りも道はスイスイ。移動にかかる時間が少なくて気分が良い。
電車通勤も人が少ないという面にばかり目が行くが、むしろそれよりも自分が使っている電車の遅れが少ないという恩恵もある。本来はダイヤ通りに走るのが当然ではあるから、それをあらためて「恩恵」などというのはおかしなものだが、通勤時間がいつもより10分も短縮されるから、電車通勤している身にはそう感じてしまうのも無理はない。
また、滅多に電車内でスマホなどを見ない自分だが、先週の出勤時に模型に関する調べものをしたら、つながる速度も心持ち速くなっているような気もした。
こんなことで、盆休みを体感するというのも今風ではある。
(写真、文:U)
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