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2014年8月 6日 (水)

総武本線に寝台列車が走ったんです。

去る7月20日に走ったアレです。
「そんなもん、誰でも撮ってるだろうよ」とお思いでしょうが、すいませんちょっとお付き合いくださいまし。

実はこれを撮影した日曜日、撮影後すぐに千歳での所用に備えまして、すぐに羽田に向かったのですが、その直前の出来事だったものですっかり忘れておりました。
(あ、「千歳での所用」などとかっこつけてますが、その日の夜に伊達紋別で飲み会がありまして、UさんとHaさんに呼び出されたから早出をしただけなんです...)

さて、話はその伊達紋別飲み会当日の午前中のことです。
総武本線が開業何年だかを迎えたそうで、そのイベント列車が走ったんです。
それが振るっていて、なんと24系寝台車を使用して、実際に寝台を営業した上で、まず市川-佐倉間、次が千葉-青森間を走るというのです。
冷静に考えれば、ただそれだけのことで、「だからどうしたんだ」と言われてしまいそうですが、私は総武線にはちょっと愛着があったんです。
総武線は昔から寝台車にほとんど無縁でした。
そりゃそうです、総武線の先には房総半島しかありませんから夜行列車は不要なんです。
なので、たとえばちょっと錦糸町客貨車区(古っ!)に冷改を施行するオハネ17が疎開留置されていれば、わざわざ通りすぎた電車を降りて戻ってまで見にいっちゃうようなバカっぷりだったんです。
そこに今回24系が走るものですから、無視しよう、無視しよう、きっと当日は何か仕事が入るだろうなどと思う反面、心の半分は「撮る?」なぁんて気持ちだったんです。
そしたら、当日は仕事にはならずに飲み会移動だけ。
仕事でもないただの移動なのに朝早い便は嫌で、ゆっくりめの便を押さえていたのですが、何と新小岩(信)から市川への回送が撮れてしまうじゃありませんか。
「それじゃ、編成が縦に曲がる小岩にでも行ってくっか」となりました。

24系編成は電源車を含めて6両だそうです。
所属の青森車両センターからは夜駆けで、この日の朝新小岩(信)に到着しています。
けん引機は、上り千葉発の列車の先頭にEF64 1001号機を付ける関係から、佐倉行きの下りはDE10のけん引で、後部にEF64 1001号機がぶら下がります。
おそらく、新小岩(信)で機関車まで含めて組成を完了した段階で話し合い、乗り心地を考えて後EF64はノッチ投入をしないということで落ち着いたはずです。
本務機DE10と後機EF64ではあまりにもパワーが違いますから、EF64がノッチ投入、進段するたびに後ろから編成にゴン、ゴンとショックが伝わることになるからです。

場面は小岩です。
新小岩(信)発車の10分ほど前に現場に着くと、予想どおり撮影者カオス状態でした。
100人じゃきかなかったでしょうね。
そりゃそうです。ここで回送を撮影したら、すぐに緩行電車で移動することで、本八幡でも、下総中山でも、船橋でも、東船橋でも本列車が撮影できるんですから。
新小岩(信)では2017MのN'EXが通過すると出発信号が開通し、このN'EXが轟音とともに小岩を通過していく頃には、もう信号場構内を動いているはずです。
そして、下り緩行が発着していき、これでカブリの要素はなくなったかに見えました。
やがて、遠くにDE10の赤い姿が見え隠れします。来ましたねー。
でも、信号場構内を出てすぐに上り10‰こう配、一旦新中川橋りょうでレベルになったのち、再び小岩に向かって上り10‰こう配があり、発車直後のDE10は13ノッチで思いっきり力行しているはずですが、まったくスピードに乗りません。
(あ、DE10のマスコンは14ノッチまでありますが、14ノッチは禁断のノッチとして使用不可なんです)
それはそうです。
24系編成はオハネ25/オハネフ25が5両回送扱いで換算3.0両×5=換算15.0両、カニ24が換算5.0両、そして最後部には96t(換算10.0両)のEF64ですから、ちょうど換算30.0両。
こんな短い編成ながら、編成重量は300tありました。
上り10‰こう配での均衡速度はいいとこ40km/hそこそこでしょう。
実際には30km/h超しか出ていなかったと思います。
ちなみに、山口線下り田代トンネル内の連続上り22‰こう配でのC57 1号機の均衡速度は27km/hですからね。

DE10は新中川橋りょうを渡って再び上り10‰こう配を力行してきますが、そこに新小岩方遠くに次の下り緩行電車が見えてしまいました。
DE10はわりとその辺まで来ていますが、緩行電車はまだ先です。
さぁ、カブるのか、カブらないのか。
ただ確実なことは、ホームの中ほど、下り緩行電車が停車する場所も撮影者カオスでしたから、その皆さんだけは間違いなくカブるということです。
当然の人情として、その皆さんはホーム端で待つ皆さんの合間へと押しかけます。
罵声と悲鳴が飛び交う酷い空間と相成りました。
そして、下り緩行電車がDE10を何とかかわした瞬間、安堵する間もなく、今度は後ろから上り快速電車です。
15両編成は長く、また運の悪いことに先の方で速度制限があり、ブレーキをかけています。
カブったか、抜けてくるのか。
罵声と悲鳴はまだまだ続いています。
一般の方々がたくさんいらっしゃるんだから、そこは何とかならないものですかね。

と、E217系の陰からDE10が見えました。抜けそうです。
DE10を見ながらピンを追い始め、E217系がEF64をクリアした瞬間にシャッターです。
危ねー。
150m先でミッション終了なので、さっさと現場を避けますが、現場ではそれからさらに罵声と悲鳴がヒートアップして最高潮を迎えているようでした。

その日やっと一息つけたのは、その後新千歳へ向かう777のシートに着席した時、いや伊達紋別でUさんとHaさんと乾杯した瞬間でした。

(写真/文:某I)

De10_1751ef64_1001

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コメント

I様 こんばんは。
時期外れに失礼致します。
先日お目にかかりました際、お話しは伺いましたが、このようなことになっていたとは…
この前後は北海道行きのことで頭が一杯で、恥ずかしながら、このイベントのことすら知りませんでした。
当日は大変な状況だったようですが、我が新小岩にブルートレインがやって来たことは個人的には大事件であり、一目見たかったです 笑
某W

投稿: W | 2014年8月14日 (木) 20時39分

Wさま、コメントありがとうございます。
そうなんです、我らが界隈はこんなことになっておりました。
大事件でありました。
当日朝、東北本線~東北貨物線~武蔵野線~常磐線~新金線経由で24系6両が回送されてきました。
新小岩(信)にはEF64 1001号機のけん引で早朝到着しております。
下りの回送はその最後部にDE10を連結して市川方面へと走っていきました。

私なんぞはそんなものを撮影したのち、伊達紋別の飲み会に呼び出されたのであります。

投稿: 某I | 2014年8月16日 (土) 11時47分

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