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2014年7月 3日 (木)

「カシオペア」マークのトワイライトEX

「トワイライトエクスプレス」というのは見ようによっては非常に地味な外観だと思う。そう見える大きな要因は客車の塗装(電気機関車牽引区間のEF81も同様だが)で、昔よく作った田宮模型のミリタリーミニチュアシリーズの米英戦車のような色合を連想するからだろう。カーキ色というのか、オリーブドラブというのか、とにかく戦場でカモフラージュとなるような色で、そういう印象がトワイライトEXに対してもつきまとってしまう。そのため初めて大阪で敦賀のEF81に牽かれた姿を見たときにはまるで軍用列車のような感覚を抱いたものだ。DD51区間などでは機関車が青いからまだしも、EF81区間でヘッドマークが付かなければまるで自衛隊の団体列車のごときイメージを受けそうだ。

そんなこともあるのか、この列車を俯瞰した写真というのを見る機会は非常に少ない。山の上から眺めたものでは、周囲の景色に紛れて黄色のラインがなければ、どこに写っているのか気づかない写真すらある。せっかく苦労して撮ったのだろうが、労多くして何とやらというところか。
だからこの列車を高い場所から俯瞰撮影するなら新緑の時期や、田んぼが黄色に染まる初秋の順光下が適しているように思う。晴天時の雪原も暗い色だけに高度がありすぎると明暗差で列車そのもののディテールが判別できないだろう。なかなか手強い被写体だ。

前段が長くなってしまったが今回、海峡線で「トワイライトエクスプレス」を撮影したときもそのことを強く感じた。
この日この列車通過時の露出はかなり厳しく、この前の「カシオペア」は日が差したし、後の「北斗星」(前回の記事の画像)はISO1250でゆうゆう。それに較べるとこの画像データはISO3200、400分の1、F5というもの。D4Sを使い始めて自分自身、本命の列車の走行写真にISO3200という高感度を使ったのは初めてのことで、それでもアンダーだから、その分は後処理で救うこととした。
記録という面ではどうにか押さえることができたものの、どう見ても客車側面の露出は苦しいし色も悪い。かつてEF5861を撮影していたころ何度も味わったように、少しでも露出がアンダーだと非常に見苦しい色しか出なかったことを思い出す。

トワイライトEXは本来、海峡線ではHMが付かないから、通常なら撮れなくても痛痒を感じないだろうが、この日ばかりはそうはいかない。「あるかないか(撮れるか撮れないか)」なら絶対に撮れた方がマシだったのは事実だが、その一方でやはりこの列車はなるべく順光で撮影すべき被写体なのだと強く感じる1枚となった。

(写真、文:U)

_dsc35612

【ご注意】

アップしてある写真を見ていただく際、画像の上にカーソルを持って行って左クリックで拡大するよりも右クリックし、「リンクを新しいウインドウで開く」で見ていただく方が、よりオリジナルに近いクオリティで見ることができます。

 

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