« 4回目を迎えるカシオペアクルーズ | トップページ | こだわりの数字 »

2014年7月12日 (土)

AFなのか、それとも今時まだMFなのか

なーんてかしこまったタイトルですが、あんまり気にしないでください。
今日締め切りの原稿が今終わりましたので、勢いでちょっと書いてみたいと思います。

私はAF初心者です。
AFなんて書くと今はもう理解できない人がいるかもしれません。
オートフォーカスのことです。
ピントなどというものは機械が合わせるものと決まっていますから、オートマチックで当たり前、マニュアルなどという考え方はないのかもしれません。
で、AFです。私がAFを導入してから、まだ5年も経っていません。
それまでは使うレンズのすべてが短焦点、MFだったんです。
わー、遅れてますねー。
あ、誰ですか? 「だからお前の写真はピントが来てないのか」なんていう人は...
でも、50/1.2や180/2.8などは、フルサイズデジタル一眼ならなかなかの解像をしてくれたんですよ。
だいたい、ほとんど毎日MFで撮影していれば、ピント合わせは誰もが朝顔を洗うように苦でも何でもなくなるんです。
要は相手が動こうがどうしようが、ピントを合わせて撮るだけでいいんですから。

今はよく使う24mmから400mmの画角を3本のズームレンズでカバーしています。
これらのズームレンズはもちろんAFですから、AFを有効に使っているというわけです。
私とAFのどっちが優秀かといいますと、残念ながらAFなんです、これが。
4対6、いや3対7で負けといったところでしょうかね。
被写体に対していきなりコンマ何秒かでドンとピントをよこせ、なーんていう技は私にはありません。
ヘリコイドで被写体を最低1往復はさせてください。
ってことは、1秒近くかかるんじゃないでしょうか。
AFではピントの芯はともかく、確実に私より速く被写界深度に入れてきます。
私が有利なのは、被写体が動く時ですね。
動くといっても、等速で接近してくる被写体などは敵(AFです)もさるもので、けっこう上手です。
問題は不規則な動き、不意の動きをする被写体の場合です。
私はいつ動きそうでどんな動きをするのかを知っていれば、それはAFに勝っちゃうんです。
撮影の現場では、これ、けっこうあるんですよ。
ズームですからAFを常用しているわけで、そこでレンズはいけしゃあしゃあとピントを外してくるわけです。
「だって、あいつあんな間抜けな動きするんだもん」
「ばーか、そんなこと今わかったのか」
その時の私とカメラの会話はそんな感じです。
あ、ほんとはカメラ、しゃべりませんけど。
AFに慣れた今は、そんな時はAFをヘリコイドでオーバーライドできるようになりました。
人間がAFをどうコントロールするかですから、基本的にAFに賛成です。

さて、24mmから400mmの外側にも常用レンズが何本かあります。
広角側では14mm、魚眼16mm、望遠側では600mmといったところでしょうか。
あ、つい先日は久しぶりに1200mmなんてのも使いました(でも1200mmはよほどの条件以外使用不可ですから、常用ではありません)。
14mmはAFですので、残るは魚眼16mmと600mmです。
魚眼16mmは航空機のコクピットなど特殊な被写体では絶対に必要になりますが、日常の撮影ではあまり使いません。
使用頻度からしたら、やはり600mmです。
こいつはもう30年近くも使ってる代物なんですが、フルサイズデジタルなら何とか解像力が付いてきてくれるんです。
(A4判雑誌の見開きや全倍写真プリントはOKです)
何といっても、F値が5.6ですから、軽くていいですよー。
レンズ単体重量は3kgを切っていますから、手持ちでもひょいひょいです。

そのMF600mmですが、私の撮影する被写体ですとけっこう勝てる部分が多くなります。
AFが優秀なことは百も承知ですが、あまりに激しい加速度だったり、あまりに多量のエンジンブラストだったりすると、AFは弱いんです。
たとえば、エンジンブラストで一瞬画面が覆われるような戦闘機の後追い、また1秒2秒で100ノット(時速185キロ)に達する空母のカタパルト発進などでAFを実験しましたが、まったくダメでした。
写真は今日はエンジンブラストの方を出しましょうかね。
F/A-18Cのタッチ&ゴーです。
滑走路の横のラインぎりぎりに立った至近距離からの撮影で、かつ機体も滑走路の中心線よりもこっちを使っていますから、機体が真横にきた時には10メートルを切るくらいでしょうか。
そのケツを撮りたくて600mmを使いました。
アフターバーナーによる大量のブラストで一瞬画面すべてが覆われ、その直後にその先にクリアな機体が現れます。
横から撮ってると想像できないほど、A/Bのブラストは強烈なんです。
AFだと一度外してから速攻リカバリーしますが、現れることがわかっている私(MF)の方が手前で合焦できますから勝ちというわけです。
ま、本当は勝ち負けではなく自分の撮影に不足があるかないかなんですけどね。
だいたい、さっきMF600mmの解像は大丈夫と書きましたが、現実としてD4で何とかやっと、D800Eでは破綻してしまいますから、もう限界にきていることだけは確かです。
ちなみにMF300/2.8はD2Xの頃からダメでした。

撮影場所は日本です。
神奈川県の飛行場からジェット輸送機で1時間半ちょっとかかる南の方の離島です(西ではなく南です)。
あまり検索に引っかかりたくないので、島名はちょっとご勘弁を...
行く時にはお線香を忘れてはならない島でもあります。

(文/写真:某I)

F18c

|

« 4回目を迎えるカシオペアクルーズ | トップページ | こだわりの数字 »

執筆者某I」カテゴリの記事

航空機」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1215589/56773605

この記事へのトラックバック一覧です: AFなのか、それとも今時まだMFなのか:

« 4回目を迎えるカシオペアクルーズ | トップページ | こだわりの数字 »