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2014年6月 9日 (月)

カシオペアクルーズの紙袋

7日、「カシオペアクルーズ」の撮影に行って来た。牽引機が双頭連結器ではないタイプのEF64で、おまけに雨の予報だったからあまり気乗りはしなかったが、せっかく休みを取ってあったので、家で無駄に過ごすのももったいないと重い腰を上げた。

撮影地は一昨年秋に第1回目の「カシオペアクルーズ」を撮影した場所。本当は清水トンネルの手前、群馬県内のある場所に行きたかったが、そこよりも上越国境を越えた新潟県内の方が天気がマシということでこちらを選択した。
結果、思っていた以上に天気が回復し、陽炎を心配するほどだったが、いつもよりもレンズを短めにして対応した。

しかし不満なのが先頭のEF64の助手席側窓辺に紙袋が置かれていたこと。当初、高崎か水上で交代した機関士が置いたのではないか、粗忽な奴がいるものだと、ここで撮影したことを悔やんだが、帰宅してほかのブログ等を見たところ、すでに上野発車時から置かれていたことが分かった。ファンのために運転されたものではないとはいえ、エンターテイメント的色彩の濃い列車なのだから、関係者にはもっと細やかな配慮をして欲しいと思う。まるで都会に来た人が郷里に持ち帰るお土産を入れた紙袋のような印象だ。もっと暗い色のものならまだ救われたが白ではどうにもならない。同様に感じた方も多かったのではないだろうか。

かつて大窓のEF58を撮影していたころ、やはり助手席側の窓辺に青い水筒や風呂敷包みが置かれていたりして苦渋を味わったことがある。
そんな中でもとりわけ印象に残っているのがセノハチで61号機を撮影したときのこと。広島機関区に寄って出区前のロクイチを見ると、窓辺に新聞が広げられているではないか。さっそく関係者にお願いして移動していただいたことがある。間一髪、瀬野西トンネルでの走行写真が台無しになるところだったが、そのときのことは今でも忘れられない。
さらに遡れば、国鉄時代の組合闘争で煙室扉やテンダー側面に「合理化反対」やら「スト権奪還」「要求貫徹」などと書かれた蒸気機関車を思い出す。ただ、それらは振り返ってみれば時代背景を象徴したものとして軽い懐かしさを誘うが、紙袋や新聞紙などでは何十年先に見ても無粋なものとしか映らないだろう。

些細なことだが、とにかく今回の撮影行はこれが元で満足にはほど遠い結果となってしまった。

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ところでJR東日本から今年度後半の「カシオペア」の運転計画が発表された。それによると来年3月のダイヤ改正以降も、ほぼこれまで通りの運転となっているから、その後も運転が継続されるのではないかと考えられる。取りあえず当面は安泰とみて良さそうだ。
ただし、これまでに報道されているように「北斗星」が廃止(臨時化)となったら、繁忙期以外に北海道に撮影に行っても1本も夜行寝台列車が撮影できない日が生じるわけで(もちろん上野口のEF510牽引区間も同じ)、渡道するなら今年度中が良いのは間違いない。

また「カシオペア」は10月1日の札幌発から12月18日上野発まで、約2カ月半ほど運転されない日がある。この間、特に10月は下り列車に対する北海道内の光線状態が抜群な時期だけに残念だ。

その休止期間にもう一度JR東管内でのクルーズがあるのか、あるいは新幹線函館開業後のカシオペア客車の使用方法をモニターするようなツアーが組まれるのかは不明。ただ、客車の検査に要する期間としては少し長い気がしている。検査にかかる時間というのは通常、どの程度なのだろう?

JR各社をまたいだ日本縦断ツアーでもやれば面白いのだが、乗り入れに際して支払う線路使用料がツアー料金にはね返ってしまうだろう。何しろカシオペアクルーズも「満員御礼」とはいかないと言われているくらいだから。

(写真、文:U)

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コメント

さすが、かっこよく仕留められましたね。
真っ昼間のスジでこんなレンズでこんな構図、なかなか撮れるもんじゃありません。
が、紙袋、痛み入ります。
EF58大窓時代から泣かされましたね。
今の時代、機関助士がいないので鞄は助士席に置けますが、よけいな荷物があるとここが格好の置き場所でしょうね。
前面窓の手前に平らな場所があって、その手前にパンタ上下の回転スイッチがありますから、それがまたいいストッパーになります。
まぁ、これが双頭連結器でなく並連でよかったじゃないですか。
あきらめもつくってもんです。
でも、窓の内側なのでちょちょっといじったらなくなるんじゃないです?

投稿: 某I | 2014年6月11日 (水) 22時10分

某Iさま、コメントありがとうございました。予想以上に天気が良くなって日が出てしまったために、陽炎の心配をするまでになってしまいました。そのため本当はもっとローアングルから撮影したかったのですが、三脚を伸ばして地面よりも少しでも高い位置にカメラをセットして対処しました。まあ、ほんの気休めですが、もっと低い位置にセットした別のカメラで撮影した画像よりもいくぶんマシな画質になりました。夏場の超望遠レンズでの撮影にはホント、細かいところにまで気を遣いますね。

ところで実はこの紙袋、画像処理で消してしまおうかとも思ったのですが、各地でご同業の方々が撮影している注目列車、それゆえ自分の写真だけ下手に紙袋を消してもあまり意味がないと考えました。まあ自分用にプリントするものについては手を加えるつもりですが。

投稿: U | 2014年6月12日 (木) 00時33分

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