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2014年5月16日 (金)

帰りの飛行機までのひととき

今回の北海道旅行では、どこか目新しい撮影場所がないかとあちこちを駆け回った。朝の下り列車を撮った後、夕方の上りまでたっぷり時間があったから、その間、貨物列車などには目もくれず、ひたすら新鮮なポイントを求めた。

その結果、自分としては雑誌などで見たことのない場所を何カ所か見つけることができたとは思うが、やはり有名撮影地と比較すればそれほどのインパクトはなかったというのが正直なところ。やはり知名度の高い場所はそれなりに良いのは間違いない。

ただし陽炎の影響などがない季節や今後、夜行列車の廃止に向け同業者が有名撮影地に殺到し始めたら、そういうポイントからの〝避難先〟としてはじゅうぶん使えそう。レンズを工夫すれば案外、利用価値も高まる可能性も考えられる。
列車が写っていないものもあるが、その場所に立って実際に見本を撮って来たから、それを見てどんなレンズでどう切り取るかなどをじっくり検討して、いずれは廃止となるであろう夜行列車の撮影に備えたい。

ところでこのロケハン中、少し気になっていたのが5月12日付で廃止となる江差線で運転されていたサヨナラ列車。
もちろん道央道を使えば朝の夜行寝台列車の撮影を終えた後、長万部付近からでも2時間あればゆうゆう海峡線(江差線ではないが)にはたどり着けて、この下り列車を撮ることは可能だったのだが、どうせまたお祭り騒ぎになって不快な思いをする可能性も払拭できず、それならばロケハンに時間を割いた方が利口と判断した。

帰宅後、某ニュースサイトを見ると、やはり一部ではひと悶着あったらしく、そんな所へ行っていたら夕方の上り列車撮影に気分的な悪影響が出ていた可能性もあっただろう。行かずに良かったとは言わないが、北海道まで行って興味の薄い列車にまで手を出して不快な思いをしなかったのは正解だった。

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北海道に渡って非電化区間を走るDL牽引列車を電化区間で撮影することには忸怩たる思いがあるが、この日は下り「北斗星」を札幌市内で撮影したから、もう東室蘭以南に戻る気力がなく、ここに居座ってしまった。言わずと知れた北広島~島松。

「北斗星」撮影後、どこか良い場所はないかとウロウロしていたら、雑誌で見たことのあるここに行き当たった。だからここには昼過ぎに着いてしまって、車の中で昼寝をしたりして過ごした。
ポイントとしては編成の向かって左に橋の手すりが入ってしまい、ロクでもない所だと感じたが天気も下り坂で、ほかに移動するのも面倒くさく、上り「北斗星」まで怠惰に過ごしてしまった。

良かったのはここにいるとさまざまな車両を見られること。今さらながら281系と283系気動車の違いなどが理解できたし、「すずらん」に使用されている特急電車などもなかなかスタイリッシュだと気づいた

今後訪れる可能性はきわめて低そうだが、次から次へと列車が来るから帰りの飛行機までの時間つぶしとしては退屈しない。

話は変わるが函館のDD51でこの1083号機はほかの同形機に対して列車無線のアンテナが下り方(札幌側)に付いている(と言うよりもほかの機関車とはエンドが逆なのだろうか)。不格好な部品だけに上り列車を撮る際、この機関車が先頭に立つのが最もありがたい。

(写真、文:U)

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【ご注意】

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執筆者U」カテゴリの記事

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コメント

あらー、1083号機だけエンドが揃ってないんですね。
それにしましても、北のDD51は列車無線アンテナのないNo.1エンド側でなければダメとは、いかにもUさんらしい超こだわりです。
非電化区間では飽き足らず、ホテルや飛行機の都合とは思いますが、千歳線まで精力的にお撮りになられているのにはひたすら感心です。
前の記事なんざ、よくあんな狭くて立ちづらい場所でお撮りになられました。

1083号機には痛い思い出があります。
かつて石北本線のD51は、遠軽を境に北見方はわりと最後まで残っていました。
ところが、旭川方はサミットの石北トンネルの影響からDL化が早めだったんです。
ですが、北見峠周辺でどうしてもD51を撮りたくて、午前中に1本だけあった上りD51貨物の撮影に出向きました。
2分目ダイヤを見ると、その貨物列車には白滝から上川まで△マークが並んでいます。
ということは、この区間ではDD51前補機が付きますから、瀬戸瀬だか丸瀬布あたりで列車は待ちました。
と、どうでしょう、なんとD51の前にDD51がもう付いているではありませんか!
大声で「馬鹿野郎!」と怒鳴ったのは言うまでもありません。
でも、それは私の無知が招いた失敗でして、ダイヤ上では補機区間にしか△マークは表示されないんですね。
この列車は遠軽-旭川間通しで前機を連結しますが、補機として運用されるのは25‰こう配のある白滝-上川間のみで、遠軽-白滝間と上川-旭川間はただの前機なんですね。
あまりに悔しかったので、あとで総局で旭川機関区の機関車運用表を確認しますと、なるほど列車番号の前に付く記号が遠軽-白滝間は「前」、白滝-上川間が「前△」で、上川-旭川間は再び「前」に戻っています。
完全に私の負けでありました。
はい、その時の前機こそが国鉄旭川機関区配属時代のDD51 1083号機でした。
まさに「憎っくき赤ブタ、ここに在り」写真は、綺麗な綺麗な雪晴れなんですが、今後も陽の目を見ることはありません。

投稿: 某I | 2014年5月17日 (土) 10時03分

某Iさま、先日の宴会はお仕事とのことでお会いすることができず大変残念でした。また、今回は貴重なお話のコメントを頂きありがとうございます。

さて当方、ご覧のように「あけぼの」なき後は北海道の夜行列車を中心に撮影を行っています。かつては考えられなかった格安航空会社もあって、北海道行きがこれほど気軽になったことをありがたく享受している身です。

周囲に撮りたい列車、車両がなくなってそろそろ鉄道撮影も終わりに近づきつつある昨今、いよいよ風前の灯火となったDD51がブルートレインに重連で運用されているのですから、それに注目しないわけにはいきません。SL時代は非常に鬱陶しい存在であったこの機関車も、見ようによってはなかなか迫力あるもので個人的にはスノープロー、青い車体色と相まって好感を抱いております。

考えてみれば蒸気機関車の最後の花道も北海道の室蘭本線を中心とした地域。そういう風に眺めてみればSLを追いやったこの機関車の末路も同じ地区というのは奇遇かもしれませんね。そんなとりとめもないことを思いながら、千歳から東室蘭以南に通う日々がしばらく続きそうです。

投稿: c58360 | 2014年5月18日 (日) 13時14分

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