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2014年4月11日 (金)

実物撮影もそろそろ潮時か

北海道行きを前に月刊誌のバックナンバーを調べていたら蒸気機関車現役時代の記事のいくつかに行き当たった、もちろんその本を買った当時も読んでいるものだが、久しぶりにモノクロの写真を見るとその当時の駅や機関区などの雰囲気を思い出し懐かしい。思わぬ時間を割いてしまった。

我々の世代は晩年の蒸気機関車を知っているギリギリの年齢で、今でこそ電気機関車やブルトレにカメラを向けているが、元をたどればこの趣味に入ったきっかけは蒸気機関車だった人が圧倒的だと思う。

今、各地で復活した蒸気機関車が増え、再びブーム再燃の兆しは見えるが個人的には、どうしてもそれらのSLよりもブルートレイン系を追ってしまうのは、現役当時の作り物ではない雰囲気をわずかなりとも知っているせいだろう。
特に自分の場合は走行写真よりもSLがたむろする機関区での撮影が多かったから、周囲の機関庫やターンテーブル、給炭台などに囲まれる中で複数の蒸気機関車がある光景が望ましく、今のように近代車両に囲まれ1台だけポツンと止まっていたり、日に1往復しかないSL列車を執拗に追いかける撮影法にはどうしても違和感を覚えてしまう。

願わくば復活した蒸気機関車を一所に集めて機関区を形成し、交代で客車牽引に当たらせるような体制が取れたら理想なのだが、さすがにそれは無理。
ではどうするかと言えば、もはやそれを再現できるのは模型でしかあり得ない。ブルトレの命脈があと少しで尽きれば、時間も経済的余裕も生まれるから、そろそろ鉄道模型への回帰に向け準備しようと、実物誌から模型誌へと目を転じた。

すると驚いたのは金属製の蒸気機関車を作っているメーカーが激減したという点。今や16番の完成品は天賞堂のみという状況で、その天賞堂すらダイキャストやプラ製が大半となって、真鍮製のものは人気商品であるC62程度になっている。
もちろん一大決心をすればプロポーションに優れたイモンの87分の1があるのだが、すでに16番でそれなりの数が集まっている段階で87分の1に移行するには寿命を考えても難しいし無駄。カメラを例えばキヤノンからニコンのシステムに変更するよりもカネはかかるだろう。あとは珊瑚の16番キットを特注で完成してもらうしかなさそうだ。

今年は北海道通いが多くなりそうだから、模型への復帰は来年以降になるだろう。雑誌に目を通しながらそんなことを考えた。

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前回の北海道での鉄道撮影からもう3週間近くカメラを使っていない。だからアップする写真もなくなってしまったが、これは3月15日の東浦和で撮影した583系の回送。上野着「あけぼの」の最終日のもの。

肘の痛みをおして流し撮りしたが結果は惨憺たるもの。バックに建物が入らない位置でうまく止めることはできなかった。

肘の痛みは今も続いていて腱鞘炎との診断だが、やはり加齢も原因であることは医者に言われずとも理解している。

(写真、文:U)

583
ご注意】

アップしてある写真を見ていただく際、画像の上にカーソルを持って行って左クリックで拡大するよりも右クリックし、「リンクを新しいウインドウで開く」で見ていただく方が、よりオリジナルに近いクオリティで見ることができます。

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コメント

先般はHoさんも交えて久しぶりに一緒に撮影できて楽しかったです。
正確な情報はひとえにAさんのおかげです。
とても書くことのできない凄いルートで聞いてくれました。

北海道の成果は如何でしたか?
腱鞘炎は大丈夫ですか?
今週末で石北本線の臨貨が終わって彼の地では貨物のDD51がすべて落ちますから、ブルトレがいよいよ北海道最後のDD51になりますね。
陽炎少なきことを祈ってます。

複数の蒸機がたむろする機関区の風景、今思い返すとたまりませんね。
せっかくUさんが静狩なので、当時の長万部機関区の写真でも久しぶりにアップしようかと思いましたが、ちょっとひねって現代のカマが複数いる基地の写真にしてみました。

投稿: 某I | 2014年4月16日 (水) 12時36分

先日の磐越西線ではお世話になりました。そしてこちらのブログへの寄稿、お久しぶりでありがとうございました。

現役の蒸気機関車を知っている世代としては何かと注文はありますが、今回アップされた写真のような光景があると楽しいですね。梅小路はどうも死んでしまった蒸気機関車のようで、両数こそ多くはありますが「活気」という点ではひどく物足りなく思います。

26日はお忙しい中、ご出席とのことで楽しみにしております。

投稿: U | 2014年4月19日 (土) 11時55分

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