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2013年9月 3日 (火)

東北旅行から③

東北旅行3日目の27日は26日に続き津軽宮田~油川へ。電話で設定するモーニングコールを午前4時にセットしていたのに、2時に目が覚め眠れなくなってしまった。そのままゆっくりとシャワーを浴び持参した資料などに目を通してノロノロと支度を完了、起きるはずだった4時にホテルを出発して、前の日に下見していたポジションに到着した。前回と同じ場所だが今朝はもう少し線路に近づいて超望遠で機関車の正面をアップにしたい。空は晴れているが日が昇るあたりに雲が多く朝日が差す可能性は低そう。空を見ながら晴れた場合と曇った場合の立ち位置をじっくりと見極める。ほかに5,6人がいたが、その人たちは撮影地ガイドと同じようなポジションにスタンバイ。こちらはゆうゆうと超望遠レンズ用のポジションを2カ所確保でき、慌てることもなく列車通過10分前になってカメラをセットする。

さてどうやら今朝は朝日は期待できそうにない。真上の空は快晴だが、東の低い位置に雲が多くて太陽が遮られている。ならば線路に近づいて客車などほとんど見えなくて良いから機関車の正面をドンと狙うか。そう覚悟して線路脇に三脚をセットしカメラとレンズを装着した。「はまなす」の8分前に来る貨物3054列車でリハーサル。その結果を見て立ち位置やフレーミングの微調整を行い本番に備える。「はまなす」を待つ間、何度もファインダーをのぞき、シャッター速度や絞り、ISO感度などをチェックしていると、わずかずつだがD4の露出のインジケーターが上の方に移動し始めた。明るくなってきているのだ。それに合わせてカメラの絞りやISO感度を変更していると、いきなり強い朝日が線路をオレンジ色に染めた。昨日よりも鮮やかな朝日、だがすでに「はまなす」通過の3分前。できることは立ち位置をもっと線路から離れた場所にすることと、カメラをヨコに構え直してフレーミングすることだけで精一杯。すでに上りの信号機は青になって踏切も鳴り始めている。目印を付けておいた、晴天時のポジションに三脚ごと機材を移動し、ようやくカメラをのぞくとほどなく遠くの影の中からED79のヘッドライトが見え始めた。間一髪とはこういうタイミングを言うのだろう、ここはオートフォーカスに頼らざるを得ず、左手でレンズのフォーカスボタンを押しながら「はまなす」をとらえることができた。

手応えはあったから即撤収に入ったが、周囲では露出がオーバーになってしまったことを嘆く人もいて、いかにきわどいタイミングで日が差したかを物語っていた。

この後の行く先も昨日と同様。青森ICから東北道に入り、今日は碇ヶ関ICで下りたが、鷹ノ巣~糠沢に移動した。7時すぎに着くことが可能だと分かっていたから、途中コンビニに入ったり「道の駅」で汚れた車を拭いたりして時間をつぶしながら現地を目指す。
今日はどなたも来ず、1人で周囲のじゃまになる雑草をむしったりしながら前回よりも鷹ノ巣寄りにポジションを取って撮影した。しかしこの日の「あけぼの」は定刻よりも約30分遅れ。おかげで陽炎が出て、こちらはスッキリしない結果に終わった。

その後は昔、仕事で頻繁に訪れた町に寄り、かつてお世話になった人たちと酒を酌み交わした。おかげで青森へ引き返すことはできず、車を止めた駐車場で夜を明かすことになったが、こんなにうまい酒を飲めたのは久しぶり。いったん鉄道を離れてこういう時間を持つのも良いものだ。。

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まだ疲れが残っているのか2日も休養日。夏休みを1週間以上取得することが勧奨されているから、今回の旅行で使わなかった3日間をここに分割して取得した。25日からの天候が悪ければこちらで東北に行こうと、予備日としても考えていた。結果的には1日など「あけぼの」が運休するほどの雨が降ったから、当初のプランで良かったが、今年は天気が安定しない日が多く計画を立てるのも運に左右される。Ha氏と東北を回るつもりだったのが、やはり天気に恵まれそうもなく断念したのが7月下旬のこと。

ポッカリ空いてしまった連休だったが旅の疲れが残っていて1、2、3日と取り立てて何もしないで茫洋と過ごしてしまった。留守にしていた間に録画したNHKの「あまちゃん」やTBSの「半沢直樹」をリビングのソファでだらしなく見た程度。「あまちゃん」は面白いが、こういうボケた部下が職場にいたら頭に来るだろう。半沢直樹も楽しめるが非現実的。実際、視聴率は高いが銀行員は見ないらしい。日曜日の午後9時という、サラリーマンの休みを狙って放映するから視聴率を稼げるのだろうが、そうでなければこれほどヒットしなかっただろう。それを知った上で見るのならじゅうぶん楽しめる。

浴室の窓を開け放って入浴すると、今まで日が暮れかかっても聞こえていたアブラゼミの声が減り、ツクツクボウシやニイニイゼミのそれに替わってきた。日が沈んで暗くなると秋の虫。うるさかったセミからちょっと風流な秋の音(ね)にうつろう時期が巡ってきた。

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鷹ノ巣~糠沢で撮影した「あけぼの」。ご覧のように編成後部はカーブに残るからもっと長いレンズでやると面白そうだと考えたが、実際に試してみると陽炎の影響と、編成の短さでそうはうまくいかない。ただ、個人的にはこういう角度が好きだからお気に入りのポイントとなった。
これからの季節、そろそろ羽越線内では時間的にも「あけぼの」の撮影は難しくなり(秋田到着が7時前)、おまけに頭に日が当たる場所は限られるから、今後は能代~大館間での撮影がメインになる。その中で最も人気が高いのは言わずと知れた富根~二ツ井のセパレート区間のトンネルを出た地点だが、長いレンズが使え ないから自分としてはこちらの方が好き。

(写真、文 U)

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