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2013年8月 4日 (日)

復活したC623

今回は1989年夏に撮影した函館本線のC623をアップする。

C62と言えば今でもウンザリするほど函館本線の「ニセコ」の写真を見かける。国内最大級の特急用蒸気機関車が重連で峠を越える迫力は見たことのない人でも容易に想像できるだろう。かく言う自分は駅で停車中の「ニセコ」しか見ておらず、峠越えの凄さは目の当たりにはしていない。しかし、ある冬、父の出張について行った時に函館本線の雪の中で見たD51による列車の迫力ももの凄かった記憶が鮮明で、それをも凌駕するのだろうから虜になる人たちが多かったのは当然だろう。
ただ個人的にはこのC62という機関車は好みではない。丸みを帯びた太いボイラがなんとなく鈍重なイメージで、実際の速度はほかのSLを上回ったのだろうが太った女性、役者で言えば京塚昌子さんのような印象を抱いていた(誤解されるといけないが、京塚さんのドラマ「肝っ玉母さん」はよく見ていて「ファン」とは言えないものの好感を持っていた)。
ただし模型では別。2号機は天賞堂製と珊瑚のキットを名人に組んでもらった特製品をもっている。好きなC58やD51、C57の横に並べるだけで往時の北海道を思い出せる効果がある。つまり自分にとってC622は実物とは反対に中型機の脇役。したがってこの3号機が復活するというニュースを聞いても全く興味を持つこともなく、わざわざ撮影に行くことなど考えもしなかった。

これを撮ったのは仕事で札幌に行き、1日だけポッカリとスケジュールが空いてしまって、1人でやることがないから時間つぶしのためだった。小樽で止まりを撮影し、目名あたりで上りを撮った後、下りをここ塩谷~蘭島で迎え撃った。さすがにSL現役時代からこの路線の撮影地ガイドや写真はゴロゴロしていたから、どこで撮るのが良いのか判断に迷うことはなかった。A新聞社のTカメラマンとここでパッタリ遭遇したが、彼とはその後も肥薩線の8620、香港の空港(路面電車を撮りに行ったときのこと)、大井町の模型店などでも鉢合わせし、最近も磐越西線や水上で会うから、お互い「相変わらずやってるね~」といったところだ。

いかにC62といどもそこは蒸機。ニコンF3にマニュアルの200~400ミリズームを装着して撮影したが、手ピンでもじゅうぶん合焦でき、36枚撮りを丸々1本使い尽くした。

(写真、文 U)

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