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2012年9月30日 (日)

お召し列車

もう9月もおしまい。夏の暑さにへこたれていたのはついこの間のようだが、気がつくと富士山にも初冠雪があり、もう本格的な秋へ向かってまっしぐらとなっている。鉄道に関して諸々のイベントがある来月が終わってしまえば、街はもうクリスマスや年末へ向けた様相を呈してくる。一年なんか早いものだ。
自分にとっては昨年末、大阪から戻って1年という区切りが近づいて、去年の今ごろは何をしていたかと振り返れば山陰線のお召し列車のための情報収集。列車の走行区間が鳥取~倉吉という短区間とあって撮影地に関しては選択の余地もなかったが、ポイントを確保するためにはどのくらい前から先乗りしなければならないかということが焦点だった。
けっきょくお召し列車の公式試運転が本番のちょうど1週間前、10月24日に行われたから、その日に現地の様子を見ることができて大まかな感触がつかめた。特に地主さんと交渉を進めてくださったMa氏の知己も得て、本番の3日前である28日の深夜に三脚を設置したことで肩の荷が下り、安堵して当日を迎えることができたことは大変ありがたかった。

まあ、かようにお召し列車撮影は早い段階からの場所の確保ということが良い写真を得る要素になるわけだが、以前はそれほどでもなかったような記憶がある。78年の長野国体、79年の愛知県植樹祭、80年の栃木国体などはいずれも撮影地には3時間ほど前に着いてもじゅううぶん場所は確保できたものだ。それが徐々に熾烈なっていったのは自分が覚えている限り、今回アップする97年秋のベルギー国王夫妻を乗せたお召し列車だったのではないだろうか。
それ以前、例えば1983年の群馬国体や昭和天皇ご夫妻のフルムーン東北旅行などは、自分自身、人の多い場所に行くのが面倒になって原宿の宮廷ホームでの撮影で済ませていたから分からないが、そのころ撮影地ではすでに激しい場所取りが展開されていたかもしれない。しかし実際にそれを身をもって感じたのは97年のお召し列車だったのは間違いない。事の真偽は不明だが、本番の3カ月前から(地主の許可を得て)ロープで場所を確保していたなどという話も聞いたが、当時はまだ脚立を使用するファンもあまり多くはなく、けっきょくそれほど早く乗り込まなくても何とかなった。

10月6日に中央線でお召し列車が走る。電車使用で機関車の出番はないから、それほどとは思うが、やはり腐っても(失礼!)お召し列車。撮影する人はそれなりの戦略を練っているのだろう。

(写真、文 U)

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