« 遠い存在になったDD51 | トップページ | 最初で最後のロクイチ「踊り子」 »

2012年6月 1日 (金)

笑っちゃうよ!

月が変わって6月。ようやく買いそびれていた鉄道雑誌数冊が手元に届いた。一般の書店では毎月21日の発売だから、すでに10日以上が経過したわけで、店頭にある本はすでに立ち読みされて傷んだり折れ目があったりするだろうから、きれいな状態のものを入手するとしたらアマゾンで発注するのがベスト。ともすると発売日に書店で購入するよりも上等なコンディションで、過去何度も注文したが不満を感じたことは全くない。
そんなわけで本日会社から帰って諸々の月刊誌に目を通した。

驚いたのは「鉄道ファン」の表紙写真。2両のキハ30が並んでいるのに、右側の車両の半分でトリミングされている。元々は横で撮影したものを縦にカットしたものだろうが、見た感じひじょうに中途半端このうえない。写真としては貴重なシーンでピントも露出もしっかりしているのに、撮影者に失礼な使い方でかわいそう。どうしてこういう写真を表紙にしたか理解し難く、表紙だけで10分も眺めてしまった。

さて最近、趣味誌を読んでいて感じるのは投稿者の文章。小中学生が初めて出会った車両に喜び、感激している様がほのぼのして昔の趣味誌にはない暖かさを感じる。初めて遠出をして雑誌で見るだけだった車両を間近にし、その感想を素直に表しているのは本当にほほえましく、この趣味をいつまでも続けて欲しいと願わずにはいられない。昔、自分がガキの頃は変に大人の文章を真似て、背伸びしたものだが、昨今の年少ファンは素直に屈託なく嬉しさを文章に書き示している。われわれのようなとうの立ったオッサンたちにとっては特に珍しい車両でなくとも、あるいは撮影のうえで参考になるレポートとは言えないにしても、こういう素直な感覚は大事にしたいもの。
しかし、失笑したくなるのは社会人とおぼしきイイ大人が、在住している所からそれほど遠くはない「○○線で○○列車を撮るのが夢」だが、生まれたばかりの子どもがいるから、ためらっていただとか、その撮影に行くのにカミさんに思い切って話を持ちかけた―などと書いたあげく、妻に感謝している―などとのろけているのか、ゴマをすっているのか、読んでいる人間に「何?こいつ」と思わせる投稿。そりゃ家庭を持って休みの日に家を空けて自分の趣味を楽しむという「後ろめたさ」というものは自分にだってあるが、そんな話を実名で人に読ませるという図々しさはいったい何なんだろう。そんなレポートを載せるくらいなら、それほどおっかないヨメさんの顔を拝みたくなる。
それに対する編集者の返信がまた秀逸!「ほんとうに男の趣味っていうのは…。すばらしい奥様です」だと。これほど面白い「掛け合い」は昨今なかなかお目にかかれない。「鉄道趣味が男のもの」という感覚のアナクロさも面白い。この本では構内で撮影した写真に「許可を得て撮影」という断り書きを見ることがあるが、そのうち「カミさんの許可を得て撮影」といった断り書きも出てきそうだ。

いや~、今月の某月刊誌には笑わせていただいた。幸せいっぱいの27歳だぜ…。カミさんに感謝したいなら趣味誌で告白せず、夜の(昼でもイイけど)ベッドの中ででも精一杯感謝しろ!

96年、K氏と磐越東線で撮影した写真をアップする。カミさんに許可をもらわずに撮影に行ったときのもの。このころ使っていたキヤノンNewF1に600ミリだったように記憶している。

(写真、文 U)

Photo_2


|

« 遠い存在になったDD51 | トップページ | 最初で最後のロクイチ「踊り子」 »

執筆者U」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1215589/45495386

この記事へのトラックバック一覧です: 笑っちゃうよ!:

« 遠い存在になったDD51 | トップページ | 最初で最後のロクイチ「踊り子」 »