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2012年6月 3日 (日)

最初で最後のロクイチ「踊り子」

鉄道撮影に復帰して4年と少々、このところ「何とかならないだろうか?」と思うことがある。
それはイベント列車などが掲げるヘッドマークのデザイン。何となく年少の子どもたちが書いたお絵かきのようなデザインが多く、センスの良さを感じるものが減った。
東海道、山陽本線以外のブルートレインのヘッドマークが消えた時期、EF58の晩年と重なる当時は、ヘッドマークが付く列車というのはひじょうに貴重だった。とにかくマークが付けば多くのファンが集まったもので、、それがどんなつまらないデザインでもありがたがったものだ。やがて国鉄の晩年になってL特急が絵入りのヘッドマークを掲げるようになり、関西~九州のブルトレにもヘッドマークが復活した頃から、イベント列車にも頻繁にマークが付くようになった。まさしくウンザリするくらいで、列車内で結婚式を挙げる記念列車や大学の鉄道研究会が仕立てた列車、それら全てをフォローできるはずもなく、同時にマークのデザインもピンキリという時代を迎える。
そんななか自分にとって決定的にヘッドマークを忌避したくなる列車が出現した。EF58牽引の特急「踊り子」だ。初めてそれが走ったのは1982年の大晦日だったように記憶している。その数日前にロクイチがその任に当たると知った自分は当日、東神奈川の歩道橋で撮影することにした。元々、ロクイチをはじめとするEF58の大窓機にはヘッドマークを付けて欲しくないという思いがあったから、この日もニコンF2に200ズーム一本という軽装備で撮影に臨んだのだが、実際にロクイチが掲げて来たマークを見てげんなり。当時、ロッテが販売していた「小夏ちゃん」だか「小梅ちゃん」というキャンデーのパッケージングデザインそのものではないか。シックなロクイチの魅力を削ぐもので、以来特急色のEF58も含め「踊り子」の撮影に出向くことはなかった。今回アップするのはそのときの最初で最後の1枚だ。

さて話を今に戻すと、4月に走ったED75が牽いた「東北復興号」の「復興」という言葉をもじった「福幸」のヘッドマークなどは、目を覆いたくなるようなデザインで中国人の団体客が乗っているのかと思ったほどだったし、今、釜石線で走っているD51498のマークなどはひょっとしたら撮影に行こうかという意志を完全に消失させた。まるで「アンパンマン」に出てくる「天丼マン」のような絵で愕然となった。磐越西線のC57180のものだって幼稚なもの。まるで遊園地の汽車ぽっぽが付けて走るようなデザインだ。ヘッドマークを掲げて走るのは乗客にとって嬉しいことなのだろうから、それはそれとしても、せめて「ばんえつ物語号」は運転開始直後のようなシンプルなものにして欲しいと願うばかり。

(写真、文 U)

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コメント

U様
ヘッドマークに関してはまさに同意です。この週末のC61の旧型客車も、ヘッドマークが付くと某紙に載っていたので即座に出動を見送りました。上越線ではこのところ試運転にもマークが付くようなので暫くは足が遠のきます。昨今の蒸機や晩年のロクイチは「観光列車」「イベント列車」ですから所詮シンプルな姿を望むのが無理なのかもしれません。
私は飛行機でも変な塗装のものは好みでなく、ごく普通のカラーリングが好きです。空港に行くと派手な色に塗った特別塗装機が来ると「当たり!」とか言って喜んでいる人が多いのですが、私は全くその逆です。
K.M

投稿: K.M | 2012年6月 3日 (日) 22時19分

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