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2012年5月24日 (木)

C623はどうなるのか?

そう言えば現在のEF5861と比較的似たような境遇の機関車があることを思い出した。
それはJR北海道のC623。国鉄からJRへ移行する際、手宮に保存されてた同機は復元され、函館本線の山線を走るようになった。旧型の客車も用意されたうえ、妙なヘッドマークなども付けず、現役当時を思い出させる姿で復活した姿に多くのファンが渡道した。しかしその後、保存運動を盛り上げた鉄道文化協会なる組織の諸々の問題などや、JR北海道の方針で残念なことに運転は中止され、そのC623は苗穂工場で静態保存、旧型客車は解体されたのか、あるいは売却されたのか、せっかくの理想的な列車は姿を消した。

現在、JR北海道はC11を2両、さまざまな場所で走らせ好評を博していると聞く。特に冬の釧網線での運転に際しては各地から釧路へ向かう飛行機の予約が取れないとも言われるほどで、自分の身の回りでも冬になると毎年、この運転にはせ参じる仲間がいる。
これがJR北海道の収益にどこまで貢献しているのか、具体的な数字は知らないが、この運転がもう何年も行われ、2両のC11は函館本線などほかの路線でも走っていることから想像すると、それなりの集客はできているのではないだろうかと思える。
さて、ではこのことからC623を再び復活させて運転したら良いのではといった意見も出てきそうだが、JR北海道が所有する路線でC62を走らせることができるのは、多分道南の一部路線しかあるまい。ダイヤの密度も考慮に入れるとやはり函館本線・小樽~倶知安や、函館~大沼あたりか。しかしこれに観光地を重ねるとめぼしい観光地のない小樽~倶知安では辛い。大沼公園の方が人は集まる。とにかくC62が走ることのできる運転線区はJR北海道ではかなり限定されてしまう。
小型で方向転換もせずに走ることのできるC11とは違い、C62となるとそれなりの設備も必要で、ターンテーブルや車庫なども整備しなければなるまい。

C11はすでに真岡、大井川などでも走っているし、JR北海道が2両もC11を復元するならせっかくのC62を!という希望を持っているファンも多いだろう。かく言う自分も少なからずそういう思いがあるが冷静に考えれば以上のようなことからそれはなかなか難しいことだと納得する。しかしその一方で自分としては現役時代、このC62はそれほど好きな機関車ではなかったものの、鉄道模型を本格的に始めてみて、そのボリューム感や北海道型特有の耐寒耐雪装備などに惹かれ、せっかく最近まで走っていたのなら、もう一度あらためて実物の動く姿を見たいと思う気持ちも湧いてきている。
先日、自分の関わったある展示会に来てくださったJRの関係者がC6120の復活時、JR北海道にC623の譲渡を打診したという裏話を聞かせてくれた。結果はご存知のようになったが、そんな話があったのならJR北海道はもう少し前向きに検討して欲しかった。
EF5861を所有するJR東日本が、さらにC623を所有し走らせることが実現できたなら…。

鉄道ファンの誠に勝手な妄想を述べさせてもらった。

(写真、文 U)

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