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2012年3月 8日 (木)

鉄道雑誌

鉄道関係で毎月購読している雑誌は6誌。「鉄道ファン」「RMマガジン」「とれいん」「RMモデルス」「鉄道模型趣味」「鉄道ダイヤ情報」。これらの本が増え続け自分の部屋だけではストックできなくなってきた。そこで先日、この4年間たまっていた「鉄道ダイヤ情報」を処分した。好みの激しい自分の場合、鉄道車両の構造や鉄道会社の沿革などといった硬い話題はあまり興味がなく、掲載されている写真を中心に眺める。ダイヤ情報の写真が悪いというのではなく、掲載されている読者が撮った写真の撮影地が毎月同じ場所のことが多く、翌月発売される本にもまた同じ場所で撮ったものが続けて出ることが多いため、わざわざ古い号を取っておいても仕方がない。武蔵野線の東浦和などはほぼ毎月といって良いほど掲載されている。
そんなふうに決めたものの、やはり大事な記事がないかと大阪から戻って1カ月半、未練がましく入浴の際に1,2冊ずつ丁寧に読み直して、必要なものは取っておき、そうでないものについては処分を完了した。そこで気づいたのは、この本の写真コンクールのレベル。高いときもあるし、「どうしてこんな写真が選ばれたの?」と首をかしげるものがあること。もちろん写真の良し悪しは好き嫌いと表裏一体だから、一刀両断する気はないが、選者の宮沢孝一氏の評も苦し紛れなのではないかと感じたものも一つや二つではない。宮沢氏の美辞麗句も限界に達するのではないかとすら心配になる。
(失礼を承知で言えば)レベルが低い月があるのは題材にも大いに左右されているようだが、「該当作品なし」という厳しい判定があっても良いのではないかと思う回もあった。
いずれにしても「鉄道ダイヤ情報」誌は臨時列車運転情報を見たくて買っているわけで、その列車の運転が終わってしまえば自分にはそれほどの価値はなくなる。処分を考えるうえで優先順位が上位に来るのは本の性格上仕方のないことで、決して軽視しているわけではないことをお断りしておく。

一番長く購読しているのは「鉄道ファン」。小学校3年生の時から、多少間は抜けても何だかんだと40年以上見ている。自分自身の拙い写真も掲載していただき、少し前に創刊50年を迎えた別冊には、当時の宮田編集長がわざわざ名前を刻んでくださった。光栄きわまりなく、今後も購読を続けることだろう。
そんな愛着ある「鉄道ファン」だが、先日じっくり読んでいたら頭が痛くなる記事があった。昨今の電気機関車の状況をまとめたものだが、この記事、列車番号をはじめとしてやたら数字が多い。機関車運用を記事だけで紹介しようとしている構成に無理があるのは明らかで、数字に弱い自分は記事を読んだだけではまるで咀嚼できない。写真も小さなサイズの羅列で老眼が進んだ私のような年寄りにはハード。好きな機関車の話だけに必死で読むのだが、記事だけではバカな自分の頭にはスッポリと収まらなかった。
作者はこれまで何度もこのような記事を書いている方のようで、電気機関車に知悉しているようだから、せっかくの内容なのにもったいない。編集部も読む人が多いであろうこのような注目度の高い最新情報の記事に、もっと紙面を割いて地図や運用表などを併用しビジュアルに展開してくれなければ不親切のそしりを免れないのではないか。せっかくの労作をさらに分かりやすく見せるよう配慮するのが編集者としての責任でもあるはず。最近、本屋で立ち読みしていて思わず購入してしまったコスミック出版の「ラストラン 日本海」などは読みやすさの点ではこの記事を凌駕している。
「鉄道ファン」誌が好きだからこそ文句を言うなどときれい事を述べるつもりはない。このまま読者を失うのも良いだろう。それも時代の趨勢だ。しかし文庫本サイズじゃないのだから、ゴチャゴチャとした小さな写真をたくさん載せるようなレイアウトではなく、もう少し年取った読者にも優しい編集方針を考えて欲しいと、老眼の自分はそう感じたものだ。

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画像は福岡に赴任していた1994年ごろ、出張で行った際に撮影した「有明」。しばしば出張で訪れる会社がすぐそばにあり、ちょっとした時間つぶしにこの「有明」や8620の「あそボーイ」などを撮った記憶がある。鹿児島線の熊本から豊肥線水前寺までは当時、非電化だったがDE10のエスコートによって乗り入れていた。このDE10の中には国鉄特急色に塗られた1755号機もいたが、晩年は一般色の機関車と共通運用されていたようだ。近いうちに、その1755号機もアップする予定。

(写真、文 U)

De10

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コメント

私も鉄道趣味誌の保管はそろそろ限界の状況です。

高校生の頃から欠かさず購入しているRFはその後古本屋で買い漁り、創刊号から現在までほぼ網羅。
15年前に実家を離れた後もそのままの状態で、その後は現在の住居に分散状態。
RMは創刊から2006年迄、DJは月刊になった頃から欠かさず購入。RJ、RM、TMSまで加えると「鉄道図書館」状態です。

紙質の関係で一冊あたりの重量も外の書籍より重く、実家の家屋は確実に傾いており、地震で押し潰されて老夫婦が圧死・・・といった事態も考えられ深刻です。
今の住居も子供が大きくなるにつれ、いよいよ置き場がなくなってきました。

大事な記事だけパソコンに取り込むつもりでスキャナを購入したものの、作業している時間どころか、頁をめくる時間すらありません。

思い切って古本屋に持っていくしかなさそうです。。。

投稿: MT42F | 2012年3月 9日 (金) 07時16分

「MT42F」さま、こちらのブログにもコメントをいただきありがとうございます。
増え続ける鉄道関係の書籍に部屋が手狭になり、そろそろ本腰を入れて整理しなければならない時期が来たようです。
当方は先日、手始めに「鉄道ダイヤ情報」を片付け、以前乗っていた自動車に関する書籍も相当数処分しましたが、大阪時代に
増えた雑誌はまだ書棚に納まり切れていません。おまけに昨今の鉄道ブームは老舗の鉄道書籍の出版社の感覚とは異なる、
面白い本を輩出し、処分した数を上回る勢いでそれらの本を買ってしまいます。

MT42Fさまのスキャナによるパソコンへの取り込みは、手間がかかりそうですが、なかなか良い方法だと思いますので、
近々試してみようかと思います。

投稿: U | 2012年3月10日 (土) 14時47分

スキャナで残したいのは言うまでもなく、UさまをはじめとしたEF58の画像です。
Uさまや、このブログに登場される皆様の掲載作品に憧れ、真似していました。
学生時代に国鉄~JR化。12系、14系世代のジョイフルトレインを牽引した頃のロクイチ世代です。

歳のせいか、脳に新たな引き出しがなくなったのか、「ロクイチの△△だったらRFの○○号」とすぐに出てくるのに、最近のものは、イイ絵があってもなかなか思い出せず、買いっぱなしになっているのが実情です。

投稿: MT42F | 2012年3月11日 (日) 17時58分

再度のコメント、ありがとうございました。また、私の若い頃の拙い写真を覚えて下さっていて光栄です。

さて、実は私もEF58などの電気機関車を撮るようになった頃は、撮影地ガイドなどを見て先人たちの真似から写真を撮り始めました。現役時代のSLは撮影地にこだわることなく、ほとんど機関区での撮影でしたし、架線のない所ばかりですから、電気機関車を撮るようになってずいぶん戸惑ったものです。交友社の「電気機関車快走」や「特急列車撮影地ガイド」などはありがたい指南書でした。その自分の写真を見て下さっている方が、こうしてコメントを下さるのは感慨深く、大変ありがたく感じております。

投稿: U | 2012年3月17日 (土) 11時12分

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