EF5861 水上機関区
バブル真っ只中の1988年、オリエント・エクスプレスが日本全国を走った。様々な機関車が牽引したが、その最後を飾ったのが12月下旬のD51とEF5861だった。
一般的には上野駅からのD51が騒がれたが、我々ロクイチ好きとしてはむしろD51が邪魔(失礼!)の感があった。よってハイライトは下りの大宮ー水上と上りの水上ー上野の列車。12月23日の下りは平日だったので行けず、全てを12月25日の9702列車に賭けることにした。
25日の深夜に水上に着き倉の中を覗くと、すでにパンタグラフを上げて早朝の出区に備えるEF5861の姿があった。
かなりの降雪があったので予定通りオリエント・エクスプレスが運転されるか心配したが、9702列車は無事にEF641000の重連牽引で水上に到着した。吹雪の中機関車交換が行われEF5861が先頭に付けられたのを何枚か写し、走行写真を撮るべく後閑向かった。その後2回目を岡部でも撮ることが出来た。
写真は水上機関区の倉の中で静かに出動の時を待つロクイチの姿である。
(写真・文:K.M)
1988年12月25日 EF5861 水上機関区にて(ペンタ67で撮影)
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