« ハッセルで撮ったロクイチ | トップページ | 失敗作 »

2011年4月10日 (日)

雨ニモマケズ

高知でも約1カ月ぶりにカメラを握った。皆さまのブログを拝見していると、磐越西線のDD51重連の臨貨や各地での桜を入れた作品など、本格的に撮影に復帰されている方々も多く、自分も一応当地でのライフワークとしている「あしずり」の四季の記録は残しておくことにした。土日2日間ともいつもの場所で何とか背景に桜を入れたいと試みたが、岡花の方はエギゾーストの陽炎の中に溶け込んでしまった・・ところで、すっかり震災によってすっ飛んでしまったが、JR四国では312日にダイヤ改正があり、例の下りだけの「L特急あしずり」は1日2往復となり、高知1350発は、「あしずり3号」となった。そういう意味では、「あしずり3号」は今回小生にとっては初撮りであった。高知では、この週末は最高気温23度程度と本格的な春の陽気で、山里では鶯が囀り、田植えの時期の田んぼではいつの間に卵からかえったのかもう蛙がケロケロ鳴き、桜のピンク色や菜の花の黄色の中を気持ちよさそうにモンシロ蝶が舞っている。何と日本の春は美しいことか。この美しい日本の自然を一瞬にして無残にも消し去った憎き津波もまた自然そのものというのも何だか皮肉に思える。残酷なようだが、それが自然の摂理なのであろうか・・しかし、今回の震災といい原発事故といい、大自然(というか地球自体)がちっぽけな我々人間を嘲笑っているように思えてしまう。何とか、日本人の底力とみんなの英知を結集して、この難局を乗り切っていきたいが、苦しんでいる自国民すら救うこともできない無能でリーダーシップの全くないこの国のトップには、本当に何も期待できないという絶望感すら感じる。さて、いつものように愚痴ばかりで恐縮であるが、NHKで宮沢賢治(ちなみに三陸地震津波があった明治29年に生まれ、三陸沖地震のあった昭和8年に没している)の特集をやっており、改めて「雨ニモマケズ」の朗読をじっくりと聞いた。賢治に象徴される東北の方々は、この詩の通り、全く芯が強く、質素で控えめな中にも人間としての尊厳を忘れておられず、改めて心を打たれた。学生時代には、正直全く感動を覚えず軽薄にすら感じた詩だったが、人生経験を積みこの歳になって聞くと、ひとつひとつの言葉にとても人間味と重みを感じた。被災地東北にも名実ともに早く春が来ることを祈りたい。(写真・文:TBlog_20114101

Blog_20114102

|

« ハッセルで撮ったロクイチ | トップページ | 失敗作 »

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1215589/39562201

この記事へのトラックバック一覧です: 雨ニモマケズ:

« ハッセルで撮ったロクイチ | トップページ | 失敗作 »