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2011年3月 6日 (日)

変わり者の本命の被写体

すっかりご無沙汰してしまった。T氏とK・M氏に任せっきりになってしまったが、おかげで秘蔵の写真がどんどん出てきて新鮮な気持ちで拝見していた。言い訳ではなく仲間内でもプリントを見せ合う機会があまりなかったから、こういう場で「ああ、彼はあのときこんなのを撮っていたんだ」と思いながら見るのは当時を思い出す良ききっかけでもある。
T氏の土電213の写真は先日、高知へ行った際に自分は別の車に乗っていたものだから、後になってTさんが「はりまや橋」でこの電車を見たと説明を受けても、何のことだかピンと来なかったが、なるほどこれはこれでクラシカルなスタイルで写欲をそそる。東京都電の7500型が3月13日をもって引退になるというニュースを聞き本日、〝朝練〟の帰りに撮ろうかとも思ったが、その気にならなかったのに比べ、この213号車は我々の世代的には路面電車らしいスタイルを維持している。都電の7500型は古いネガを探せばきっと撮ってはいるだろうが、そんな作業を行うことすら面倒だ。

さて今日は久しぶりにロクイチでもアップする。回数だけはそこそこ撮影しているが、公衆の面前にさらせる写真があまり多くはない。何でもかんでもアップしても恥ずかしいから少しずつ残りのネガをスキャンしたい。今日は1979年5月25日に東海道本線・鷲津~新所原で撮影した愛知植樹祭時の回9901列車のスジで行われた御料車回送。
偏屈者である自分はお召し列車そのものよりも、日の丸が取り付けられていない回送時の方が本命の被写体だった。大窓が旗で隠れてしまうからで、よく一緒に列車を撮りに行ったK・M氏やH・I氏などにも変わり者扱いされたものだった。お召し列車の撮影に行ったのは、必ず旗の付かない回送列車がほぼ毎回走るからで、当時は旗なしのピカピカのロクイチが撮れる数少ないチャンスだった。
後年、同じ茶色でももっと派手な色に塗り直され、それはそれで美しかったのだろうが、(僭越だが)自分たちでこのブームを(結果的に)仕掛けておきながら、あまりのファンの多さに辟易して線路から遠ざかることが多くなっていった。今、仮にロクイチが復帰したとしたら人があまり行かない場所を選んで自分好みのレンズで撮影することを工夫するだろう。もはやそんな好都合な撮影地を見つけるのは至難だが…。

(写真・文 U)

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