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2010年9月13日 (月)

多度津工場のC58333

しばらくぶりにこちらのブログに書くことになる。自分自身のブログにも記しているように最近、撮影から遠ざかっている。自宅に帰っても「あけぼの」には双頭連結器のEF64が入っておらず写欲が高まらない。それに夏の間に伸びた雑草が北浦和という最もお気に入りのポイントで猛威をふるっているらしく、そんなことも気乗りがしない要因だ。それでもまだ暑い高知で寸暇を惜しむように撮影に出掛けているT氏を見習って再び撮影を再開したいと思う。

さて今回は四国ネタ。と言っても保存SLの話。
SL現役時代、私にとって四国はあこがれの地だった。それは大好きなC58がゴロゴロしていて、しかもそのほとんどが集煙装置付きという、最もお気に入りのスタイルだったからだ。しかしながら四国の電化は早く昭和45年にはほぼSLはなくなり、当時小学生だった自分は祖父母との旅行の際にわずかに撮った(そのほとんどは祖父に撮ってもらったもの)数両だけ。それも小学校低学年だったから当時の記憶はほとんど残っていない。
そこで1978年春の旅行ではそんな思いを晴らすように、四国各地に保存してあるC58を訪ねた。そのなかで最も現役時代の姿をとどめていたのがこの多度津工場保存の333号機。
現役時代、多度津工場最後の修繕SLとして同工場を出場した機関車だ。多度津式と言われる集煙装置もそのままで保存状態も上々(今はどうなっているのだろう?)。なんとか動かないものかと思うほどだった。
鉄道撮影を中断している間、金岡工房というところからこの多度津式集煙装置がロストワックス製で発売され、このようなマイナーなものを製品化したことに驚いたが、さっそく購入して四国タイプのC58を製作依頼したこともある。

その後、この333号機、胴体保存に向けての話も出たようだがそれもいつしか消え、四国でSLが走るのはJR西日本のC56を借りるのが常となった。
JR四国の財政事情と本州からのアクセスを考えると、SLを維持するのはたしかに難しくファンが期待するほど甘くはないだろう。それは承知の上だが風光明媚な四国各線、SLを走らせるダイヤの余裕もあるだろうから、もしこの333号機を復活できたらあと数年、大阪にとどまっても良いと思うのだが…。

(写真、文 U)

C58333

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コメント

結構いい状態で保存されてますねflair さすがに四国で現役蒸機は見たことがなく、多度津式集煙なぞはその昔 雑誌「蒸気機関車」の特集で見たのが初めてかも…shock DF50共々動かしてほしいですよね…


投稿: T.A. | 2010年9月16日 (木) 23時34分

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