« 車両の汚れ | トップページ | 今日のロクイチ(EF5861) »

2010年8月24日 (火)

長いレンズの効用

長いレンズが好きだ。就職してからニコン、キヤノンなどの超望遠レンズにずいぶん金をかけてきた。300ミリを超望遠の範疇に入れるかどうかは微妙だが、当時学生だった自分にとってはそこそこの望遠効果があって、自分自身は超望遠のカテゴリーに勝手に入れても良いと思ったものだ。思い返せば初めてこの300ミリレンズを手にしたのは高校1年のとき。ペンタックスのESⅡとの組み合わせが初。夏休みの室蘭本線富浦や栗山~栗丘などでD51やC57などを撮ったものだ。ところがSLが全廃となって興味は模型に移り、使用しない300ミリレンズも模型購入の資金のための元手になった。もちろん使いこなすことが難しかったという技術的な問題もあったのだが…。

ロクイチや大窓のEF58の撮影にギリギリ間に合うようにニコンの明るい300ミリレンズを購入したのは、就職が決まった1981年暮れ。卒業旅行と称した3月の広島行きなどに携行し、ずいぶんと使いこなすことが出来たと思っている。以来、まだ子どももいなかったこともあったり、買い替える予定の車をがまんしたりして何本かのレンズにそれなりの金額を費やしてきたが、今ではけっこう多くの方々にも普及してきたように感じる。思い上がった言い方になるが、間違いなくわれわれの影響も多少はあったように思う。

さてそれはともかく、実はこの長いレンズ群、案外便利なのは近郊区間、すなわち複々線区間などでの使用だ。135~200ミリクラスのレンズでは単なる編成写真に見えがちだが、長いレンズを使うとアップダウンやカーブにかかる前、先頭車両が傾斜するところがはっきり分かる。それまで普通だった編成写真にちょっと変化をつけることができる。複々線区間の一番奥を通過する列車などの場合もアップで機関車を撮れるし、編成側面もそこそこ入る。言葉で表現するのは難しいが、そんな効果に魅入られて最近では300ミリ以下のレンズは流し撮りのときぐらいしか出番がない。

今回アップするのは1982年6月に品川~大井町で撮影した8103列車。東京を10時ちょうどに出発する列車で、天気が良いと機関車の頭しか光が当たらない。この日は願っていたような曇天。このポイントでロクイチを撮りたいとずいぶん前から考えていたがようやく実現した。引かれる客車は14系寝台×12両。ロクイチ牽引のブルトレ編成だ。就職後、まだ社員試用だったが運良くこの日は休みに当たったこともラッキーだった。

(写真、文 U)

Ef5861_14a3_2


|

« 車両の汚れ | トップページ | 今日のロクイチ(EF5861) »

カメラ」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1215589/36319564

この記事へのトラックバック一覧です: 長いレンズの効用:

« 車両の汚れ | トップページ | 今日のロクイチ(EF5861) »