2017年12月 8日 (金)

「カシオペア」と「リゾートあすなろ」

EH500によるJR30周年記念ツアーの「カシオペア」は事故や大きなトラブルもなく運行され何より。ヘッドマークが付けられないことや撮影には不向きなダイヤだから思っていたよりもファンが集中しなかったのか、とにかくお祭り騒ぎとしては無事終了した。

反面、この手のイベントとしては地味だったとも言えるもので、盛り上がりに欠けた感は否めない。マスコミにもあまり取り上げられず、JRの全ての会社が連携したツアーの初っぱなを飾る列車だったことを思えば、外部から見てパブリッシングとして成功と評価して良いかどうかは微妙だ。そもそも30周年を祝うなら3月か4月に行うべき行事で、師走になってやるようでは時宜を逸したイメージもぬぐえない。わざわざ日の入りが早くなって走行写真が撮れなくなる12月に、最初から照準を合わせていたと勘ぐるのは考え過ぎかもしれないが、JRとしては撮影するファンなど度外視で、ツアーが満員御礼ならそれで良しなのだろう。

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先月4日に撮影した「カシオペア」。つまらない写真だが、最近はあまり撮影にも行っていないからネタが尽き、ついでに撮影したこんなものでもブログに活用するしかない。

11月21日にアップした写真の直後の画像で撮影後、ダイヤを見たらこの先の駅で30分ほど停車する。本来の目的である南部縦貫鉄道の撮影会は午後からの開始で時間が有り余ることもあって、もう一度撮ることにチャレンジしてみた。と言っても天気は悪いし機関車は取り立てて特徴のない98号機、間に合わなければ間に合わないで構わないと、途中でコンビニに寄って飲み物を買うなど、しゃかりきになって車を運転したわけではない。
偶然見つけたこの撮影地には誰もおらず、もう「カシオペア」は通過した後だと勘違いしたくらいだったが、近くの踏切が鳴り出し、遠くに赤い機関車が見えたから急いでカメラを構えた。
それにしてもこのあたりまで来るとファンの姿は少ない。偶然見つけた場所だから区間すら分からず、後で地図で調べたほど。晴れれば機関車の前面には光が当たらない場所と分かったが、曇りさえずれば撮影に向いていそうなポイントは数多ある。ファンの姿が一カ所に集中することが少ないのも納得できる。

下は前夜、たまたま遭遇した「リゾートあすなろ」とかいう列車。この手の列車には関心もないから、最初は第三セクターの車両かと思ったが、調べてみるとJRのものだった。

(写真、文:U)

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2017年12月 5日 (火)

東京駅9番線の61号機

最近、不具合が出始めたリビングのテレビを買い換えた。もともとわが家はニュースなど、報道番組中心でドラマやバラエティなどはほとんど見ないからテレビがついている時間は少ないのだが、それでも8年近くたてば不調も出る。決して見られなくなったわけではないものの、大画面テレビが安くなったこともあって、これまでよりも20インチほど大きいものを導入することにした。

買ったテレビは最近、発売になったもので音に鈍感な自分でも音質が良いのは分かるし各種の新しい機能も満載。デジタル一眼ではないが、使いこなせないようなものも多そうだ。その中でも前のテレビには備わっていなかった無線LAN機能が楽しい。パソコンではほとんど見なかったYouTubeで古いCMなどを探して懐かしんでいる。サントリーやレナウンなど、まだ小中学生だったころヒットしたものを検索して楽しんでいる。

そして昨日は山口線で行われたC571とD51200の重連運転の動画を堪能したが、ホームシアターから聞こえる汽笛や走行音がメチャクチャ素晴らしい。もちろん画像の方も煙がじゅうぶん出ていて画質もシャープなのだが、それ以上に音の良さにつくづく感心した。JR東日本のD51やC57のような、スカスカの汽笛とは違って全身から振り絞られたような、耳を塞ぎたくなるほどの大音響に圧倒されてしまった。中でも山峡に響き渡る長門峡の発車シーンは最高、何度再生したことか。自分自身、山口線ではC57とC56の重連を撮ったことはあるが、D51がC57のパートナーとなって汽笛の魅力が一段と増したのは間違いない。
機会があればムービーカメラを買って駆けつけたい思いに駆られたが、ここは冷静に考えて未知の分野に下手に手を出すよりも、酒を飲みながら上手な人の作品をリビングで楽しむ方がクレバーだろうとの消極的結論に達した。
こんなことならいっそのこと、もっと大きな画面のテレビを奮発すれば良かった。

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さて本日はJR30年記念ツアーの「カシオペア」運転日。昨日、社内の鉄道好きに「どこで撮影するのか?」と質問された。たしかに今日は休みだから彼らは当然、撮影に行くものだと思っていたようだが、ただただこういう列車が運転されたというだけの単なる記録しかできないようなダイヤだからパスすると答えたら意外だという顔をしていた。
その2人は本日、大宮などの駅を下見して早朝から場所取りをして本番に備えるらしく、こちらの場所を確保するから一緒に行かないかと再三のように誘う。光栄なことだが、申し訳なくもお断りさせていただいた。ファンが大勢、血相を変えて蝟集する所に身を置くバイタリティはすでに使い果たしてしまった年齢。今晩、多くのブログにアップされる皆様の写真を拝見させていただきJR30年を静かに祝したいと思う。

機関車は予想通りEH500の30号機が尾久に回送されたようだ。マークもなさそうだが、事故やトラブルがなど起こしたら慶事が台無しになってしまう。皆々様、お気をつけあそばせ!

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若かりし頃に撮った東京駅9番線での写真(再掲)。ここは早い時期に見つけた立ち位置だったが、EF5861がこのホームに入る機会に恵まれず、この時(1982年7月24日)まで写真を撮ることができないでいた。それがようやく「はと」のリバイバル列車で念願が叶えられたわけだ。大勢の撮影者が入ったものの達成感は大きい。ただ、本当はもっと長いレンズで入線から撮りたかったが、その後、チャンスがなかったのは心残り。

自分としてはEF5861を撮影する場合、少し高い位置から長いレンズで引っ張るのが最も好き。藤沢駅小田原寄りの職員通路などが最良のポジションだったが、今となっては立ち入ることすらできなくなってしまったは、ファン同士が掲示板でチクリ合うようになったご時世では致し方なかろう。おおらかだった時代が懐かしい。

(写真、文:U)

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2017年12月 2日 (土)

品川駅ホームのトイレとブルトレ

早くも師走。寒さが厳しさを増してきた。

冷えた朝、車の屋根を覆った霜を見ながら出勤する度、「今なお現役」という言葉が浮かぶ。言わずと知れた某鉄道雑誌の特集記事のタイトルだ。定年も近づいて「廃車」が迫ってきている我が身、まさにそんなフレーズが似合う。昨今の情勢では年金が出るまでもう少し仕事を続けることになりそう。だからそんな境遇を国鉄や大手私鉄から中小私鉄に引き取られた車両とダブらせてしまうし、気にもなってきた。時間をつくって、先日訪れたキハ104を保有した南部縦貫鉄道のような私鉄を訪ね歩いてみようかと考え始めている。

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トラブルが頻発する田園都市線を避け、通勤に京浜東北線を利用する機会が増えた。そのたびに昔、よく撮影に訪れた品川駅を通るが先日、家に戻る途次、トイレに行きたくなって下車した。ホームの先端、横浜寄りにトイレがあることを思い出したからだ。もしかしたらもう撤去されてしまい、「エキナカ」の商店街にあるトイレまで階段をかけ上がらなければならないかと不安もよぎったが、幸い昔の場所に残っていたのはありがたかったし、それ以上に懐かしかった。

なぜかと言えば、そのトイレが写った写真が山ほどあるからだ。今回はその画像。今、まさに商店が並んでいるあたり、当時の団体待合室裏にある階段から撮影したもの。メインターゲットは同じ品川駅の別の場所で狙うEF58の荷物列車や臨時列車だったが、合間に上ってくるブルートレインを押さえるには都合の良いお手軽な場所で、写真の良し悪しを度外視すれば雨もしのげて重宝した。つまり、そこからの写真が多いのは、いかに自分がいい加減な姿勢でブルトレを撮影していたかが分かるという証でもある。生意気にも写真にトイレが入ってしまうことが不満であったくせに、あれから40年と半年、そのトイレにお世話になってしまった。「原点回帰」と言うのは少し違う表現かもしれないが用を足してスッキリした後、ちょっとした因縁を感じたものだ。

(写真、文・U)

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2017年11月28日 (火)

数少ない大宮駅での写真

聞くところによると、JR30周年ツアーで運転される「カシオペア」には機関車に特別なヘッドマークは付かないという見方が強まっているらしい。個人的にはどちらでも良いが、このイベントを「お祭り」と捉えれば寂しい気もしないではない。せめて「カシオペア」のマークだけでも付けられるのではと考えているファンは多いと思うが、今のところそれもないように聞いている。本番に何らかのサプライズを期待しても望み薄な状況らしい。

それが本当ならば22日の試運転と見た目は変わりがないわけで、結果的には良い記録にはなった。あの日の写真は多くのブログやツイッターなどにアップされたからJRとしても自ら金をかけず、ファンを使ったパブリッシングになったというところか。自分もその片棒を担いだことになったわけだ。

本番の牽引機はJR30周年であることからEH500の30号機が充当されるのかもしれない。

で、明日のJR30年記念カシオペアの試運転(上野~東仙台)はEF500の初期型6号機(尾久~上野~尾久はEF81とのプッシュプル)。その後、東仙台から一ノ関がEF8195、帰りの30日、一ノ関~尾久もEF8195号機が充当される。

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EF58については一応、全機撮影したが、大窓機以外は1回しか撮ったことのないものも多い。
この114号機は3回ほど遭遇したが、人様にお見せできるような写真はこれだけ。1977年暮れに大宮駅で撮影したショットだ。

大宮駅での撮影はほとんど経験がない。駅を下りて大宮の機関区で長岡や高崎、新鶴見から来るEF15やEF65を何度か撮りに行ったが、ことホームでの撮影は2回程度ではなかったかと思う。10年のブランク後、「北陸」や「あけぼの」を撮るようになっても1度も大宮に行っていないから、自分の中では数少ない写真だ。どうしてあれほど頻繁に客車列車や貨物列車が行き交う「鉄道の街・大宮」に足を運ばなかったのか不思議でならない。

(写真、文:U)

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2017年11月26日 (日)

南部縦貫鉄道撮影会①

今月4日、2002年に廃止となった南部縦貫鉄道・七戸駅跡地で行われたレールバス撮影会に参加した。2002年の廃止後、愛好会の手によって保存されてきた車両だが、駅構内にある車庫やホームなど、実際に使われていた施設も残されているのだから現役時代そのものの雰囲気が味わえる。当時の運転士さんによる構内走行も行われ紅葉もあり、夜になれば投光器で車両を照らした撮影会となって至れり尽くせり。長年、参加したかった催しだが、なかなかタイミングが合わず、このたび5年越しの望みをやっと叶えてきた。1987年秋に野辺地駅でレールバスのキハ102を少しだけ撮ったが、それから廃止されるまでの15年間、遂に行くこともできず、そんな後悔も今回の撮影会で晴らすことができた。

今年は直前の台風で構内の紅葉した木々の葉の多くは落ちてしまったが、雨が上がった午後は雲間から時折、強い日差しも差し込みスポットライトのような光の中で撮影できたから、夜間撮影会を待たずしてじゅうぶんな成果を上げられたと振り返っている。21日の記事に書いたように超望遠レンズを必要としなかった理由をご理解いただけたと思う。自分の芸域をはみ出したワイド系レンズの写真も数回に分けてアップする。

愛好会の方々、関係者の皆様に感謝するとともに、早くも来年も参加させていただくつもりになっていることを吐露する次第。

(写真、文:U)

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                 タマゴのようなレールバスの車体だが光に浮かぶリベットが、製造された時代を思い起こさせる。 

_dsc40074_4                雲間から差し込んだ光で照らされたキハ102(左)とキハ104。キハ104の複線式スノープローが懐かしい 

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すでに新聞記事などで紹介されているとおり、国賓として来日するルクセンブルクのアンリ大公と王女が天皇、皇后両陛下とともに28日、茨城県土浦市のJAXA(宇宙航空研究開発機構)筑波宇宙センターを訪問する。そのため当日は例の車両を使ったお召し列車が東京~土浦で運転される。東京発は10時26分で土浦着は11時19分。お召しとしては片道だけの運転で尾久への返却は土浦発13時10分、上野着14時14分。同14時22分発で尾久へと戻るようだ。

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2017年11月24日 (金)

サロンEX「そよかぜ」

けっきょく、22日に行われたEH500とE26系「カシオペア」客車の試運転を撮影に行ってきた。正直に言えば、あまり魅力的な被写体ではなかったのだが、行ったら行ったで面白かったというのが感想。往路は何とか影も出るような薄曇りだったから、福島、宮城県境付近まで足を伸ばした甲斐があったというもの。長いレンズを持たずに新幹線とレンタカーを使ったおかげで、19時すぎには帰宅できたから体力を消耗しなかったことも幸いだった。

朝6時20分、東京駅発の「やまびこ」で現地入りしたのが、下り列車がギリギリ順光になる可能性もある場所。その先のカーブは晴れれば確実に機関車の正面にも日が当たるが、客車にはロープがかかってしまうから、編成重視でその手前の、線間にロープのない直線を目指した。いくら前面に日が当たるとは言え関心のない機関車だし、わざわざ遠出してまでそんな写真はご免こうむりたい。一緒に行ったH氏ともすぐに意見が一致したのは、互いの考え方をよく知っている長い付き合いの間柄としては当然だった。

意外だったのは9時前、列車通過の4時間前に到着したのに一番乗りだったこと。注目の高い列車だから前夜から三脚が立てられていて、すでに立ち位置はないかもしれないという危ぐは杞憂だった。もう一つ、恵まれたのは次に来た方々がフレンドリーな人たちで、無線で列車の接近を聞き注意喚起してくれるなど、周囲へも配慮してくれるグループであったことだ。帰り際に簡単にお礼を申し上げたが、このブログを見て下さっているとしたら再度、謝意を伝えたい。

一方、相変わらずだったのが追いかけ組。都内や埼玉県内から何度も列車を追い抜いて通過直前にあたふたとやって来た連中だ。毎度のことだから、どうせ現れるだろうと予想していたが、人の後ろに入って、どんな体勢で撮影するのかなどと聞かれてもまともに答えるのがアホ臭い。ピンポイントでここに来て早くから待っている人間の後方に三脚を立てるなら、前にいる人間がどんな体勢で撮ろうとも自分で勝手にかわせば良い。こちらの知ったことではない。仮に前の人間が座って撮るつもりでいても、状況によっては立ち上がるかもしれないわけで、意地ましく何度も撮ろうという魂胆で追いかけて来るなら、思い通りのフレーミングにならなくとも、あるいは撮れなくても仕方がないとリスクも覚悟しておくべきだ。また、先にスタンバイしていた人に撮るときの体勢をたずねるのなら、それ相応の言葉遣いに気をつけるのがマナーなのに、昨日はそうでない方々も存在した。まあ、社会常識などに関してさまざまなレベルの人間が集まるのが趣味の世界だと割り切れば、無い物をねだっても不毛だが…。
追いかけ撮影そのものを否定するわけではないが、それをやるなら相応のマナーと覚悟をもって臨むべきだ。

ともあれ、機関車と客車の組み合わせを考えれば、何度も走る列車ではないから、満足し得る光線下で撮れたことを素直に喜びたい。なお29日には本番に沿った上野発16時50分、東仙台(信)着2時すぎのスジでもう1度、試運転が行われると聞いた。本番のバルブ撮影の下見には丁度良いだろう。

今回の写真は後日。

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1987年9月にK氏と撮影した「サロンエクスプレス そよかぜ」。もちろんパンタグラフなどを入れたコマもあるが、それを出すとヤバイ場所だから、ピントを追ってフレームアウトした画像を選んだ。この頃はオートフォーカスなどまだまだ発展途上で、マニュアルでピントを追っていた。若い方々は難しそうに感じるだろうが、長いレンズだと列車の動きもゆっくり見えるから意外と簡単だ。もちろん百発百中に近い現在のデジカメのAFと連写性能に太刀打ちできるものではなかったが、それでも手痛い失敗は滅多になかった。

(写真、文:U)Img1221

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2017年11月21日 (火)

交流区間で「カシオペア」撮影

K・Mさんの記事、かつてそんな話があったことを思い出して懐かしい。ホント、EF58やEF15には個体差があって、そういった意味でも何かと好奇心をかき立てられたものだ。今の車両にもそんな規格外の、各現場特有の改造などが施されていれば面白いが、個性が重んじられる時代と言われながらも実際には真逆な没個性の現代において、まずあり得ないことなのだろう。そのときそのときの状況によって上層部の承認や決済を仰がず、現場の判断で手が加えられることを良しとした時代が面白かったと振り返るのは年を重ねた証拠だろうか。

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そう言えば交流区間でEF81の「カシオペア」を撮ったのは初めて。今回はこれがメインではなかったが、ちょうど運転日と重なって撮影するチャンスに恵まれた。ただし天気には恵まれずISO4000で400分の1、F4という苦しさ。おかげでヘッドライトが広く滲んでバックの紅葉と混濁してしまった。朝、目を覚まして低い雲が空を覆っていたから結果は明らかでパスしようかとも考えたが、前日の夕方、下見をして手頃なカーブを見つけたこともあり、せっかく来たのだからと奮起した。

ビックリしたのは先客がいたこと。その後も2、3名いらしたが、ここは案外、知られた場所だったようだ。鉄道ファンの好む場所は同じようなポイントが多いのは当然ながら、牽引機も地味な98号機のうえ、天気も芳しくないとあれば、ちょっとした驚きではあった。

500ミリすら持参しなかった今回の旅、長いレンズがないとこんなに楽なのかと感じたが、後で写真を見ると天気のことを除外しても満足度は30%以下。もちろん超望遠レンズを使っていたらヘッドライトでゴースト、フレアだらけになっただろうが、やはりもっと長いタマで撮りたかったというのが正直な気持ち。持病の「超望遠症候群」とはこれからも末永く付き合うことになりそうだ。

(写真、文:U)

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2017年11月19日 (日)

EF58の形態分類 特殊機EF5824

172両製造されたEF58、EF18も含めると総勢は175両になり様々な形態のバリエーションが発生していた。

誰でも知っている流線型への車体載せ替えや、大窓・小窓、原型窓・Hゴム化、パンタグラフ交換、窓上の庇やヘッドライトのシールドビーム化など枚挙にいとまがないほど。おそらく全く同じ形態のEF58は存在しなかったとは思うが、正直「では160番台の機関車を2両並べたら区別できるか」と問われるとかなりの難問ではある。

相当細かい分類も、まるで学術書のようにまとめられて雑誌などに発表されているが、ここでご紹介の24号機、あまり目立たない原型小窓の機関車で晩年は阪和線・紀勢本線で走っていた。ただ、よく見ると原型小窓といっても左右で微妙に形状が異なっていることがわかる。

向かって右側の窓は丸みを帯びたアールが付いている反面、左側は角にエッジが出ている。車体載せ替え組みなので、その製造過程で何かあったのか、載せ替え後の改造や事故復旧か何かの追加工事で差が出たのか、私にはわからないが、ほかの原型小窓機では見たことのない形態である。

(写真・文:K.M)

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2017年11月18日 (土)

トライXの素晴らしさを再認識

先日来、続けてきた35ミリモノクロフィルムのスキャン作業もほぼ一段落。おおよその画像の取り込みを完了した。ブローニーの取り込みはまだまだ着手する気にはなれないが、取り込んだ画像を見てトライXの優秀性にあらためて舌を巻いている。もちろん昔からそのシャープさと万能性は熟知していたが、後年使用したT―MAXなどよりもメリハリ豊かな再現性に今さらながら驚愕した。

若い頃、細かな粒子の写真に憧れて中判のブロニカやペンタックス6×7を使用したが、毎度同じ画角のレンズによる撮影に飽き飽きして、2、3年ほどでさまざまなレンズが使える35ミリ一辺倒となったが、それもトライXがあってのこと。ネオパンや後に富士フィルムとコダックから発売されたプレストやT―MAXでは超望遠で撮っても軟調で迫力を感じなかった。トライXのコントラスの良さと超望遠レンズの世界がマッチしていたのだろう。

久しぶりにフィルムカメラにトライXを詰めて撮影したくなったが、値段を見たら1本¥1200ほどもする。ステンレスの現像タンクなども値上がりして¥5000近い。こんなことになるなら引き伸ばし機をはじめとする暗室用品を廃棄しなければ良かったと後悔しても後の祭りだ。

今回アップするのは1980年2月に根府川で撮影した荷物32列車のEF5847。買ったばかりのペンタックス6×7で大事な大窓機を撮るのが不安で、サブカメラのオリンパスOM2に85ミリを付けて撮影した。モータードライブもワインダーも付けず1コマ撮り。相模湾からの朝日がほど良く照らし鉄橋や架線柱、枕木を浮かび上がらせたが、これもトライXならではのトーン。カラーで撮るのも良いが、白黒写真の味わいも捨てがたいものだ。

(写真、文:U)

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2017年11月17日 (金)

ちょうど35年前の写真

今月は珍しくすでに2回ほど鉄道撮影をした。おなじみの「カシオペア」も撮ったが、それがメインではなく本命は別のもの。まだRAW現像ができていないので掲載はもう少し先になるが、超望遠レンズも使わない、自分の芸風とは少し異なるもの。年とともに体力が衰え、重い機材もそろそろ億劫に感じるようになってきた証しだろう。
週末にまとめて現像作業にかかろうと思う。

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ニコンの高画素機D850を入手してしばらくたった社内の鉄道好きの友人に、使った感想を聞いた。彼は発売日に購入し、頻繁に使用してきたようだが期待していたほど、それまでのD810より画質が向上したように思えないと語っていた。

いろいろ聞いてみると原因はテレコンバーター。レンズ単体だと問題はないのに、1・7倍のテレコンを装着すると著しく画質が落ちると言う。D810クラスの画素だとテレコンによる画質低下は目立たなかったが、5000万画素に迫らんとするD850の場合、それを明確に感じるようだ。画質が良くなったせいで、返ってアラが目立つことになったのだろう。使っている2代前の大口径超望遠レンズに原因があるのか、散財した挙げ句、それに見合う満足感が得られていないのはもったいない。
購入前、彼にはもう少し使った人の感想などが聞こえてくるまで待った方が良いとアドバイスしたものの、品不足になるとの噂に惑わされて飛びついた。かつての自分もそうだったから気持ちは理解するが、ここまで画素数がアップすると弊害が出るケースも起こり得る。期待ほどではなく、近いうちにレンズも最新の製品に買い換えなくてはがまんならないとボヤいていた。
カメラの画素数だけ上がっても、それに対応してレンズも良いものにしなければ、性能が生かされないことを肝に銘じておかなければ「猫に小判」、宝の持ち腐れだ。

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つまらないセレモニーの写真だが、すでに35年がたつのだと思うと感慨深い。写真の価値の一つである記録性を思えば、たかがテープカットや花束贈呈こそ後年、重要度が高まるということだ。

しかし「とき」の写真を撮ったときのことはあまり覚えてない。この後も上野駅13番線から発車していく特急列車があって、そちらの方が事実上「最後」となったために、本気モードになっていなかったように記憶している。

(写真、文:U)
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